久しぶりに
雪がベランダに
薄っすらと積もった
僕らのご主人は
外の世界が冷たく
寒いという事を知ってるから
扉を開けるのは
ほんの一瞬だけ・・・
でも、今日は違うんだ
遠くの世界をただ
窓の内側から見てる僕らは
見逃さなかった
ご主人が窓を開けた瞬間
ピタッ・・・!!!
真っ白な地面に足を乗せたんだ
冷たい・・・のと同時に
足の裏が・・・濡れる
「あぁ、、、!!!」
気を取られてる間に
もう片方もピタッ・・・
僕らが寒く冷たい世界を知った証
僕らの通行手形
じゃなく
僕らの通行足形
いつまでも残ってるといいな