ブログの更新が久しぶりになりました。
ミュージカル【Code:Realize~創世の姫君 】全ての公演が無事に終演して、自分なりにまとめてみたいと思います。



アルセーヌ・ルパンのお話を頂いてから、本番まであっという間の時間だった。稽古には、皆より2週間遅れで参加したから。1幕の動き、ダンス振付に芝居もついていた状態。正直焦った(笑)

【Code:Realize~創世の姫君 】は、ゲームから始まりアニメにもなった、とても人気な作品!!その第3弾としてミュージカルとして上演しました。

ミュージカルになって原作を愛して下さっている方を、傷つけたくない。裏切りたくない。いつも原作がある作品に挑む時に、いつも考えて想っています。そして舞台・ミュージカルを愛して下さっている方の、期待も裏切りたくない。だからこそ責任を持って演じ作品を創り上げたい。僕は、主演という立場で依頼された時は、ラストだと毎回思っています。それは、主演というものは、決して甘くない。何度もできる訳じゃないぐらい特別なことだと見てきたし、感じてきたから。

今回【Code:Realize~創世の姫君 】アルセーヌ・ルパンを演じるためにしたこと
それは全てを出し切る。
私事ではありますが、今年で芸能生活20周年になります。
芝居に歌に踊りアクションなど
歩き方や立ち振る舞いも含め細かくルパンとして生きることに集中しました。
東京公演、大阪公演ともに沢山のお客様に観劇して頂けたこと、主演として幸せに思います。

最初の登場では、どうしてもルパンが客席登場にしたかったので演出の吉谷さんに提案しました。それはカルディアを外から、そしてお客様と同じ目線から見たかったからです。そこから物語に入っていき、そこからカルディアを盗み出したかったからです。

そして次にこだわった箇所は、テーマソングを2曲つくること。劇場から出た時に、あの曲良かったよね!あの曲好き!ってなる曲が、人によって違った方が良いと思いました。だからこそ2つのテーマソングには、リプライズで違うアレンジが出てきます。オープニング曲と、後半ルパンが復活してから歌う曲では、ルパンの全力が必要だと考え、ダンスと最後はアクロバットも追加しました。

そしてカルディアとの大切なシーン。
【心】を伝える。大切なナンバー。ピアノバージョンもあるし最後のカルディアとルパンのシーンでは、アカペラで2人で歌うとこも追加して頂きました。最後の最後までピアノバージョンでいくかアカペラでいくかも演出の吉谷さんと何度も話し合い、アカペラにしました。カルディアとルパン2人のシーンは、どの場面も1番稽古しました。とにかくカルディアを綺麗に魅せる。それがルパンの使命だし宿命。僕は、そう思いルパンを創り演じました。きっとルパン自身もそう思うし、そうするはず。

書きたいこと、、まだまだいっぱいあるな〜。。

是非Blu-rayで細かく見て頂けたら嬉しいです。

カーテンコールの挨拶でも言いましたが、日本では沢山の2.5次元ミュージカルが生まれています。
映像や最新技術を含め特殊効果などを使う作品が多い中で、この作品は全てがアナログをテーマにして演出され上演されました。メインキャストがステージの上でその役を集中できたのはアンサンブルやスタッフに支えられたおかげです。

そして、このミュージカル【Code:Realize~創世の姫君 】が上演できたのもゲーム、アニメを大切に愛しているファンの皆様がいるからです。

この作品そしてアルセーヌ・ルパンに出会えたことにも感謝しています。ありがとうございます。

カーテンコールの、カルディア役 長谷川愛ちゃんの涙にも感動しました。誰よりもルパンとして近くで見ていたから。気づいた時には、いつも傍にいたし全部支えようと思ってた。沢山の愛を、ありがとう。


またこの作品でアルセーヌ・ルパンとして皆様に会えますように…


会いたいって思う??…




必ずやその願い叶えてみせましょう。

皆様に心から感謝を込めて。
アルセーヌ・ルパン&良知真次