H31 予算特別委員会① 行財政改革における財政効果額 | 杉並区議会議員 小林ゆみブログ

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最年少の杉並区議会議員、小林ゆみのブログです。
元信託銀行総合職行員、元予備校講師という経済・教育分野における経験と知識を区政に活かし、杉並区をもっと住みよい街にすべく、日々奮闘中!

皆様、こんにちは!
杉並区議会議員の小林ゆみです。

もうすぐ、杉並区議会議員選挙。
杉並区の未来を決める、四年に一度の大事な選挙です。
杉並区の皆様、期日前投票もできますので、是非投票に行き、自らの意見を区政に反映させましょう!

小林ゆみの選挙広報の画像を載せます。


…ちょっと攻め過ぎたかな!?
字は下手ですが、鳥は可愛く描けました。

内容について、ノイジーマイノリティーを見捨てるというわけではありません。
「声の大きさ」によって政治を動かしてはいけない、というメッセージです。
声にならない声を区議会に届けることも、区議会議員の仕事だと考えております。

これだけでは政策がわかりづらいので、選挙ドットコムのリンクも載せます。


ただ、選挙ドットコムに書ききれないくらい、政策や過去の質問内容などがございますので、この記事では先日の予算特別委員会での質疑についてご紹介いたします。


予算特別委員会では、杉並区の来年度予算案に対し、杉並区議会議員全員が委員となって質疑を行います。

小林ゆみの予算特別委員会での質問の1日目である3月5日は、歳入(区の収入)などについて問う日でした。
小林ゆみは、行財政改革における財政効果額
(行財政改革によっていくら収入が増えたり、お金が浮いたりしたのか)
について質問しました。


私は、杉並区が行財政改革の取り組みを自ら客観的に評価し、その結果を分析し、更に努力すべき取り組みは今まで以上に力を入れていくことで、杉並区の財政は健全化していくと考えます。

当たり前のことなのですけれどね。

しかしながら、杉並区は
「ふるさと納税制度の財政効果額、約1,300万円」
杉並区に対する寄付額は4,000万円を見込み、そこから経費分を差し引いた額
としており…

「あれっ。杉並区は、ふるさと納税制度によって20億円以上が流出しているはず。
どうしてプラス1,300万円が財政効果額なんだろう。」
と疑問に思いました。

それについて質問したところ、杉並区は、

「この行財政改革の趣旨は『寄付文化の醸成』であり、この趣旨に則り寄付で得られた収入ということで、約1,300万円を財政効果額とした。」

と答えました。

どうして、ふるさと納税については収入だけの記載なのでしょうか。
他の財政効果額はマイナスになっているものもあることを考えると、ふるさと納税に関しては恣意的な基準や計算方法を用い、区にとって都合の良いように見せてしまっています。

他の項目についても、過大または過少に見せることができてしまう現状なので、本気で行財政改革に取り組むためには、杉並区は客観的で統一的な基準を設けるべきです。

行財政改革の具体的な取り組みとして、例えば神奈川県川崎市や相模原市などでは歩道橋のネーミングライツ契約を実施し、市の自主財源を得ることに成功しています。

杉並区も、区が現在検討・実施中以外の新しい施設や場所にネーミングライツ契約をし、少しでも収入を増やすべきです。

区の収入を区民税にのみ頼りきっていては、景気動向などに区政運営が左右されてしまいます。

行財政改革の取り組みを更に前に進めていき、健全な財政基盤を将来世代に残したいですね。

引き続き、元銀行の目線で、杉並区の行財政改革の行方を追っていきます。


杉並区議会議員 小林ゆみ