(前回までのあらすじ)
会社組織に適合できず、うつ状態に陥ったマコツ青年。あれやこれやのご縁で楽読と出会い、右脳と左脳のバランスがとれたことでうつ状態から脱することに成功。
「楽読に関わる時間を増やしたい」と思っていたところ、それまでの仕事を続けられなくなり、カンペキな流れで楽読インストラクターとして活動を開始することになり・・・。
さて、楽読のインストラクターになって、改めて「どういう世界に生きたいか?」もっと言っちゃうと「どういう世界を自分の子どもや子孫に残したいか?」と考えるようになりました。
で、その答えはめっちゃシンプル。「何かに追われない生き方」(笑)。
簡単過ぎ(笑)。でも、ちょっと身の回りを見てみてください。何かに追われて生きてる大人、多くないですか? 仕事に追われ、時間に追われ、何かっちゅーとイライラ、セカセカしている大人。
いや、良いんです。「私は時間に追われて生きていきたいんです!」という方は、それで良いと思うし、会社でバリバリ仕事をして、ドンドン出世していくのが僕の楽しみなんです!という人は、もう、全然そうしてください、という感じ。ただ、僕には合わなかったってこと。
そんな中、僕は友人から高坂勝さんを紹介されるんですね。
高坂さんというのは、池袋でオーガニックバー「たまにはTSUKIでも眺めましょ」(←店名です!)を営む傍ら、千葉県の匝瑳市に田んぼを作って、都会に住む人々に貸し出したり、アースバックハウスという、土のうで作る家を建てたりしている方です。
元々市川の農家の子どもだった僕は、「農」というキーワードにピンときて、匝瑳市に田んぼを借りることにしたのです。だいたい月に1~2回、楽読の生徒さんを巻き込んで(笑)、匝瑳に行っては農作業をする訳です。これがとても楽しくて。
こういう経験を続ける中で、「自分でもこういう場所を作りたい!」という想いと、「移住して、半分農家、半分楽読の生活をしたい!」と思うようになったんです。
んで、早速匝瑳市で家探しをしたんですけども、いまいちピンとこず。神奈川の大磯でも探してみたんですが、どーも「うーん?」という感じで、違うなーと。
ただ、ミーティングの時なんかはずーっと「田んぼ」、「移住」、「農」の話をしてたんです。ええ、楽読インストラクターのミーティングで(笑)。他のインストラクターにとっては、楽読と農なんて一個も関係ないわけです。
ところが。これがつながっちゃうんです。
僕がずーっとそんな話をしていたのを、厚木スクールのオーナー・インストラクターの小川さんが覚えていて、ある日、僕にこう言ったんです「場所、見つかったよ!」と。
えーーー?マジで?何それ?と。
実はこれが、「ハコネエコビレッジ」につながっていく訳なんですが・・・。この続きはまた。