北海道旅行の続きです。
今回も蘭さんの出番はありませんので、興味ない方はスルーしてくださいね
9月6日(地震後の朝)
朝起きると、電気はまだ来てなくて、水も使えない状態。スマホのネットニュースで停電が道内全域に渡っていることを知りました。
なのに1人でトイレに入って流して出てきたパパ
寝起きですっかり忘れたてたとか。
このあとトイレの水はもう流れませんでした
依然ホテル側からはなんのアナウンスも無く、内線でフロントに電話してみると、停電していて水も使えませんとのこと。
『じゃあ朝食も無いですよね?』と聞くと、『はい、今日はご用意できないので、お一人様1000円の返金で対応させていただきます』との返答。
すぐにパパにコンビニに行ってもらいました。
コンビニのパパから電話があり『おにぎりやパンは売り切れていて、水も麦茶もない』とのこと。レジは非常用電源で動いてるけど、冷蔵庫は使えないから冷蔵品は残ってるけど、昨日の夜から常温のものだそう。
とりあえず以下のものを買ってきてもらいました。
○ノンカフェインのお茶
○お菓子(ビスケットやクッキーと言ったのに、ポテチやひねり揚げなどスナックをたくさん買ってきたパパ)
○飴玉
○体拭きシート
○ウェットティッシュ(アルコール除菌のものとノンアルコールのもの)
○洗口液
食事系が全く入手できなかったのは痛かったですが、1歳の娘に関しては離乳食のベビーフードやオムツは大量に準備していたので、これに関する心配はほとんどせずに済みました。
これだけで気持ちはだいぶ楽でした。
お腹空いたというチビにはとりあえずお菓子を食べさせました。朝からお菓子を食べられるなんて、とチビはちょっと嬉しそうでした
次に心配したのはガソリン。東日本大震災の経験から、ガソリンが品薄になったり行列するのは容易に想像できました。
まだ大丈夫だよね~と昨日給油しておかなかったことを後悔。後悔。後悔
この日はニセコに宿泊予定だったので、とりあえずニセコにはたどり着ける量はあるだろうけど、その先が分からない…
高速道路も通行止めの情報もあるし、そもそもニセコのホテルは泊めてくれるだろうか?
ホテルに電話してみたものの、『この地域は繋がりにくくなってるか機械の故障の可能性~』のようなアナウンスで繋がりませんでした。
ただ今のホテルはもうチェックアウトしなければならないので、とりあえずニセコへ向かうことに。
ホテルのエレベーターは当然使えなかったので、非常階段でロビーに降りました。
真っ暗な階段を懐中電灯が頼りだったのですが……
各階の踊場に掃除用具や荷物が置かれていて通りづらい。
メーちゃんを抱っこしながらカニ歩きしないと通れないところもありました。
ロビーにはご自由にお飲みくださいと飲用水が用意されていました。
チェックアウト後の待機場所として大広間を使っていいという案内もありました。
朝食の代わりにと一人1000円の返金もありました。
スタッフの方もとても大変だったと思います。
でもやっぱり地震直後に何の案内も安否確認もなかったこと、非常階段が通りづらかったことは私の中ではどうしても解せなくて。
パパに話すと、『館内放送も停電で使えなかったんじゃない?』と。そうだったとしても、これだけの大地震なんだから、真夜中だろうと例えば拡声器で各階回るなり、個別に安否確認なりするべきなんじゃないかと思う私は大袈裟なのでしょうか
ホテルを出るとすぐに営業しているガソリンスタンドを見つけました。
ここは4リットル限定で給油できるとのこと。
4リットルでも50キロくらいは走行距離確保できるかな?とても有り難かったです。
街中の信号はほとんど消えていました。
所々警察官が誘導している場所もありましたが、停電中の道を走るのは初めてだったのでヒヤヒヤでした。(運転はパパだけど)
空いているコンビニを見つけては入ってみましたが、当然おにぎりやパンは売り切れ。
とりあえずビスケットや動物カステラ、カップ麺などを買いました。
スーパーは開店前でしたが、どこも大行列でした。
スマホで高速道路の情報を確認すると、とりあえずニセコまでは行けそうだったので、高速で向かうことに。
途中のPAやSAは停電のため休業でしたが、どこもトイレは使うことができました。
ニセコに近いインターを下り、少し走るとガソリンスタンドの行列を見つけました。が、今日の分はもう終わりです、と
さらに先で個人経営(っぽい)スタンドもありましたが、やってないよ~と手でで合図されました。
今日はもう無理だろう、明日に懸けようと、そのままホテルに向かうことに。
この日の宿泊先はニセコノーザンリゾートアンヌプリ。
チェックインの際に、お湯がでないのでお風呂には入れないこと、照明は非常灯のみ、夕食は提供できない(もともと夕食はつかないプランでしたが)、明日の朝食は簡単なワンプレートのみになってしまう、と説明を受けました。
非常灯と言われていたので小さな小さな灯りを想像していましたが、実際はドア開けてすぐの玄関灯が使えたため、意外と明るくて安心しました。
お水も出るのでトイレや手洗いも普通にすることができました。
スマホの電波もちゃんと入り、家族や会社に安否の連絡をすることも出できました。
長くなりますが、もうちょっと続きます。