316. 【らんな劇場】異形の仇敵⑥ 〜完結編(後編)〜 | 魔道士らんなのトーラムまいご日記

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おはよん(*゚▽゚*)/なぁー
らんです!








さて、ヴェルヌの過去シリーズの
完結編(後編)です。



ヴェルヌの所属部隊であった
第36特殊部隊。
隊は隊長の裏切りにより壊滅する。


その隊長は、なんと魔族のチカラを
得るために裏切った、ジンバ隊長
であった。

ジンバは、
アルティメットローガとなり
ヴェルヌたちの前に立ちはだかる。


千載一遇のチャンスに、
勝利を確信したガルド。

しかし、渾身の攻撃は、
無残にも弾かれてしまった……。






それでは。
後編、スタートです!


ぶーーー(始まる音)
:*:・♪・:*:・・:*:♪:*:・・:*:・♪・:*:





ガルド「なん…だと…………」


 
らんち「おっさんっ!

なにしてるんだ!逃げ……」



ジンバは、首をかしげながら言う…。


ジンバ「よぅぇ…………」



弱いんだよぉっ!


間髪入れず繰り出される
ボスローガ・ジンバの
突進攻撃をまともに食らい
壊れた人形のように
ふっとばされるガルドとサヤカ!




ヴェルヌ「サヤカっ!」

らんち「おっさんっ!」


ふたりはしばらく動けそうにない……





残されたヴェルヌは振り返り、

怒りの眼差しを向け………






ヴェルヌ「貴様………っ!!

たしの……っ!

わたしの…………っ!

ダイジナヒトばっかりっ!





うわぁぁぁあっっ!!!」


剣を構え直し、突進するヴェルヌ!


ガキッッッ!


うぐぅぅっっ!

しかし、その斬りかかった剣ごと
薙ぎ払われ、後方に吹っ飛ばされる!




ジンバ「…………

…………ヴェルヌ……

貴様は何を言ってるんだ?


この俺に勝てるとでも思っているのか?


貴様はそこに寝ているガルドよりも
弱いんだぞ?……

ふんっ!たかだかニンゲンの分際で…」





ヴェルヌ「くっ……」







らんち「はん!さっきから……

だまってきいてりゃー!」

らんち「しのごの、めんどくさいっ

ボクがおマエを倒せばいいんだろっ?

勝つまでやればいいだけだ!



ぜったいに………倒してやるっ!



らんちは高いHPとサンクチュアリを

駆使して殴りかかるっ!


ガンガン……ガン、ガン………


鈍く重い音…が、ジンバを
的確に捉える。





しかし、何度目かの攻撃で
ノックバックを受ける。



ジンバ「何をやってるんだ…?」

らんち「くっ………!まだまだっ!」



ガンガン……ガン!
ガンガンガンガンガンガン!


ジンバ「はぁ…またかっ!

同じような攻撃ばかり………

そんなものは効かねーんだっ!



タドミールメイスを振り下ろされ

またも、やられるらんち………

ざざざざっ!




ふっとばされたそばには、
息を整えているヴェルヌが……。



ありありとダメージを受けている
らんちだが、

……まだ目は死んでいないっ!



らんち「ヴェルヌ…あと何回殴れる?」

ヴェルヌ「そうだな……

あと1コンボくらいはっ……」




親指を立て、ぐっ(๑•̀ㅂ•́)و✧と
ポーズをとるらんち

らんち「じゅうぶんっ!

 …チカラ……溜めといて……っ!」


そういうとらんちはジンバに
向かってまた…駆け出す。

何度目の突進だろうか。




ガン……ガンガン!

ガン、ガンガンガン!



効いているかどうかわからない
攻撃を繰り返す………。




なんども、、なんどもっ!!




ジンバ「それでは俺は倒せん………

ふははははっ。弱すぎるわっ!


ぴしっ

だが…もう飽きてきたな。
  
そろそろ終わりにしてやろう



いうとボスローガ・ジンバ渾身の

メイスの振りが、、、

…らんちを!

ついに捉えるっ!!



ざざざざっ!

らんち「くっ…」

致命的なダメージを受け、
崩れ落ちるらんち……




ぴしっ
しかし、らんちは片膝をつきながら
なぜか……笑い出す。


らんち「……へへっニヤリ



ジンバ「何がおかしい?

気でも狂ったか…?

もう、貴様の負けだ。」





らんち「…どうかな…っ。

人間を捨てたお前には…

自分のカラダの変化がわからない
んだろうなっ。
 

ボクが今までやってきた攻撃を……
思い返してみろっ!


……まだ気づかないのか?


通常攻撃を、お前の身体の
おんなじ場所に、67発も
当ててるんだ!
ぴしっ



大きな打撃を…
そこに当てれば………へへっ
いくらオマエでも、、、、

……耐えられるかな…!?」
ぴしっ




ジンバ「!!!!」
 

らんち「ヴェルヌっ!」




ゆらり、

立ち上がったヴェルヌには
もう迷いなど微塵も感じられなかった。


憐れみにも似た、眼差しをジンバに
向け…

剣を構える……!


ザッ!!

瞬時に間合いを詰め、
溜めていた1回きりの
コンボで勝負をかける!





ヴェルヌ「コレは………サヤカの分!
ハードヒット!
びしっ!


ぐっ!!

攻撃があたった場所から鈍い音がする。

さっきより明らかに効いている…っ
手応えが剣を通してつたわってくるっ!




これは……ガルド教官の分
アステュートっ!
みししっ…びしびしっ!


な、なんだ!?

身体の装甲に視認できるほどの
亀裂が走るっ!

うろたえるボスローガ・ジンバ。


なんだ?!カラダが……っ

ぴしぴしぴしっ
みしみしっ……!





これは……らんちの分っ!
トリガースラッシュ!!

ガキッガシャーーン!!
パラパラパラパラ…………

アルティメットローガの
硬い装甲が、甲高い音をたてて
砕け散った!



ジンバ「そ、そんな
バカなっ……!」








ヴェルヌ「最後に……

わたしの大切なヒトっ!



イヴァン副隊長をっ!

あんな目にぃ……っ!



ぜったいに………


……許さないっ!




ジンバ「ひぃ……っ」




地獄で詫びろ…っ


ランページぃぃっっっ!!



ジンバ「ぐわぁぁぁぁっ!」




:*:・♪・:*:・・:*:♪:*:・・:*:・♪・:*:





ガルド
「ははっ派手にやられたなサヤカ




サヤカ「教官も、人のこと言えませんよ」





ガルド「ふっ、違いねぇ」





サヤカ「いててて。

まだあちこち痛いですね。




それにしても…らんちさん。

もうトレーニングだって、
走りに行きましたね(・.・;)




ガルド「なんて身体してんだよ…

うちにスカウトしたいぜ」





サヤカ「…………」




サヤカは、ふとヴェルヌを見る。






ヴェルヌは壁にもたれかかり
考え事をしているようだ。


しかし今までのような、
刺々しい感じは微塵もなく、


静かに…

静かに外を眺めていた。






サヤカは明るく呼びかける。


サヤカ「ヴェールヌっ♪

戦略企画室に………

イヴァンさんとこに!

いってみよっかー♡」


サヤカがそう言うと…









ヴェルヌ「うんっ!」

まぶしいくらいの、
とびっきりの笑顔で

ヴェルヌは嬉しそうに笑ってみせた。








らんな劇場
『ヴェルヌの過去編』
異形の仇敵
       おしまい。


登場人物←リンク



:*:・♪・:*:・・:*:♪:*:・・:*:・♪・:*:




いかがでしたでしょうか。


昨日のみなさんのコメントでも
あったように、アルティメット
ローガをイメージして書いて
みました。


突然変異の強化個体。

アルティメットローガは
実はこういった背景が
あるのかもしれませんね(o^-')b

:*:・♪・:*:・・:*:♪:*:・・:*:・♪・:*:


本編では
自分の過去と向き合うヴェルヌさん。


最後は自分の手で決着をつけることが
できました。

みなさんに、
もし辛い過去があったとしても、
どんなに困難なことにでも、

なんとか乗り越えて強くなって
頂きたいと思います。



でわでわ………

らんな劇場
【ヴェルヌの過去編】完結です。


最後まで見ていただいて、
本当にありがとうございました!


またねっ♪(゚▽^*)ノ⌒☆

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