2671.【らんな劇場】優芍の幼駿 Epilogue 〜かれえ〜 | 魔道士らんなのトーラムまいご日記

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プレイ日記とらんな劇場というお芝居、そしてビモチャン生放送の文字起こしをできるだけわかりやすく書いています。

2015年7月から連続更新中っ


Twitter垢 @Ran_Toram

おはよん(*゚▽゚*)/なぁー
らんです!





さて今日は【らんな劇場】
優芍の幼駿最終回をおとどけしまーす
『カレーの具材を買ってきて!』
『わかった、か(狩)ってくるね!』
壮大な勘違いから生まれた真夏の大冒険!

それでは!
エピローグ、お楽しみくださいませ。

ぶーーーー(はじまる音)




白い羽根がぴこぴこ動いている。 

うらんが嬉しいときや、楽しんでるときに、
意思に反しぴこぴこ動く、その白い羽根。

その『ぴこぴこ』が最高潮に達する…!



うらん『いっただきまぁす!』
大好きなカレーを小さな口に思いっきり頬張り(๑´ㅂ`๑)ŧ‹"ŧ‹"ŧ‹"
おもわず笑顔になるそのお味は絶品っ!
うらん『おいし〜〜ぃ(*´艸`*)』




メイビスは魔族にしては珍しく、合成獣の研究対象として素材収集をすることが多い。

その時のクセが出ていたのか、なくしたと思っていたじゃがいもと玉ねぎは、近くの箱の中に荷物とともに保管されていた。

うらん『めっけ!』
『はいこれ。まま!
うらんがちゃんと、か(狩)ってきたんだよ。
かれーたべて、げんきになってね!



がばっ!
ゆうらんは治りたてのその両手で、ぎゅううううううううっとうらんを抱きしめた。
うらんの小さな頭を優しく優しく撫でながら……
ゆうらん『うらん、ありがとうね。
でも、こんど狩りに行くときはママも一緒にいくからね。』
うらん『うんっ!』






かちゃかちゃ……
カレーを美味しそうに食べるうらんを、目を細めて愛でるゆうらん。

ゆうらん『そういえば……クルン、よく無事だったよね。一時はどうなることかと思ったわ』

クルン『ふん、死ぬかと思ったんだから!
感謝しなさいよねっ!

あのとき………』 




天 界

天界では明らかにゼーレが苛立っていた。

ふと目を離したスキにいなくなったと思ったらこれだ。

ゼーレ『おっそいわね……

中級天使への昇格の儀式はもう始まってるのに……っ!

ほんとにもう!

あの子だけは………あれほど言ったのに!』


司会『ウィンクルン・エルア!

ウィンクルン・エルアは居ないかっ?!』 


ゼーレ『ったく………』





サハム地下


クルン(そうだっ!支援魔法を転用したから罰せられたんたけど……
攻撃魔法を許して貰えれば!)
クルン『ゆうらんさん…耐えててっ!』
クルンは洞窟の出口に急いだ!

しゅーっ!空気を切り裂く音がする…!

クルン『えっ?!追撃?!』
後ろからは魔族の闇属性ジャベリンの雨が迫ってくる………

これはまずいっ!!!



1本目は………躱した!
2本目は地面に突き刺さり…!



3本目は脇腹に……っ!
クルン『あぐっ……!』

痛みで動きが鈍くなったところに来た
4本目は…
頭に………?!  


 クルン『!!』
クルンが覚悟を決めたその時っ!




ぐいっっ!!!!!
突然襟元を猫のようにグイッとつまみ上げられ……そのままクルンの身体は虚空に消え去って行った。

クルン『にゃぁ……』

そして……何もない洞窟の壁に向かって、アローが次々と突き刺さり誘爆していった。


ゼーレ『あれほど言ったよね!
式典までおとなしくしてることって!
こんなにケガまでして、なにがあったのよ!!』

ゼーレがクルンを怒鳴る。
治癒魔法をかけつつ、怯えた顔つきのクルン。


ゼーレは『ふぅ』と1つ小さなため息をつき優しく問いかけた。
ゼーレ『……言ってみなさい?』


クルンはその言葉に、目に大粒の涙を浮かべて想いを吐き出した。

今までの経緯、
下界人が危ないことを手早く話し………!
クルン『お願いします! 
わたしなんて…わたしなんて……っ!
……下級天使のままで良いです!
……偉くなれなくても良いです!
…ですからっ!
…お願いですから…っ!
ゆうらんさんに【聖なるチカラ】をお授けくださいっ!』 


しかし…ゼーレの答えは厳しかった。
ゼーレ『………ゆうらんは禁忌を侵した者。
そう簡単に赦すわけにはいきません。』  


クルン『こんなに頼んでもですか?
ゆうらんさんは毎日毎日欠かさずお祈りを捧げています、なんのご加護もなくても…です。

それに、今ゆうらんさんが戦ってるのは、我々が倒すべき魔族メイビスですよ!』

ゼーレ『・・・。』

クルン『お願いします!』
クルンはややもすると睨むように…真剣にゼーレにお願いしている。
時間が………時間が………ないっ!


長い時間が流れた。
いや、もしかするとそんなに経って無いかもしれない。この時間はとても長く見える。


そして……
ゆっくりとゼーレが口を開く。
ゼーレ『………わかったわ。

条件付きで聖なるチカラを授けましょう。
ただし、癒やしのチカラはダメです。 

魔を討つ光柱……ネメシスを開放しましょう…』


クルン『ありがとうございます!』
ぱあぁぁっとクルンの顔が輝いた。

それは……
紛れもなく中級天使の神々しい笑顔。

………クルンはソレをなげうってまで……
『心底助けたい対象ができた』のか……。
ゼーレはクルンの成長をひしひしと感じていた。

クルン『それでは………行ってきます!』

バタバタと慌てて神殿を出ていくクルンには、もう迷いは微塵もなかった。

ゼーレ『仕方ないけど……
中級天使の式は来年しかないのよね……
来年は……逃さないわよ……?』

ゼーレのつぶやきはクルンには残念ながら聞こえていなかった。



もぐもぐ美味しく食べるのに合わせ、ピコピコとうらんの羽根が動いている。
……特にそうなのよね、この子(*´艸`*)
姉三人はとくにそうでもなかったんだけど。

とても美味しいものを食べたときや、とても嬉しいときにピコピコピコピコ!
嬉しさがすぐに羽根に出るんだから…♡



それにしても……
うらんが嬉しいと……私も嬉しいな。



そういえば…
ゆうらんのボロボロになった羽根。
サハムの一件以来……
チカラを入れても、全く動かなかった羽根……。



もう私の羽根は…動かないだろうなぁ………
 


うらん『んあ?』
ふと、
(๑´ㅂ`๑)ŧ‹"ŧ‹"ŧ‹"とカレーをほお張っていたうらんがこちらに気づき、目を輝かせてこちらに駆け寄ってきた。



うらん『まま……!うれしいの?
ままの、はねがぴこぴこ、
……うごいてるよ!!』

ゆうらん『……!!』



─どんなに絶望したって必ず道がある。

   時が来れば、必ず奇跡は起きる─


おしまい



↓エンディングロール





編集後記

はい!
優芍の幼駿いかがでしたでしょうか。
今回の四字熟語は
有脚陽春ゆうきゃくようしゅん
行く先々で仁徳を施す人のこと。
から、漢字を当てつつ作ってみました。

今回の劇場はお正月の劇場選抜総選挙で優勝したうらん回ということで書き始めました。

今回は他にもテーマがあってチーカを出せてなかった事と、聖魔法が使えないはずのゆうらんがネメシス魔になった経緯も入れないといけない、さらに最終ボスをどうするか……

で、少し行き詰まってたところにLeginaさんがお声がけくださりメイビスさんを提供してくださいました!

いやぁ、ほんとに渡りに船。
そこからトントン拍子にお話が進んでいき最終話にまで到達することができました!
(ㅅ´ ˘ `)♡ありがとでしたー♬


さて、次回の劇場はもう書き上がっているので近々公開できそうかな〜(*´艸`*)

それでは次回作もまた見てくださいね(o^-')b



でわでわ……

今日も元気に
行ってらっしゃい♬

またねっ♪(゚▽^*)ノ⌒☆


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