2991.【らんな劇場】晦世の惨冥② 〜ゴイライ〜 | 魔道士らんなのトーラムまいご日記

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Twitter垢 @Ran_Toram

おはよん(*゚▽゚*)/なぁー
らんです!



今日は【らんな劇場】
晦世の惨冥かいせいのさんめい

第二話をお届けしまーす *。٩(ˊᗜˋ*)و*





【あらすじ】
組織のアサシンとして暗躍する、昏冥のマリーこと、マリー。
その暗殺術は巧みで数々の『お客様』を葬ってきた……。

そんなマリーに新たなお客様が…?


ということで……アメリア過去編
第二話スタートなのです〜 *。٩(ˊᗜˋ*)و*



ぶーーーー(はじまる音)






夜の港はとても静かだ。

メインストリートから少し外れたこの港には、夜には女性一人どころか…男性でも一人では入るなとも言われている。

警備の衛兵もココだけは見回らない。
その点ではありとあらゆる犯罪の温床になりそうなこの港。

しかし……この場所での犯罪件数はそれほど多くはなく、ソフィア市街地と比べると実は圧倒的に犯罪率は少ない。


実はとても平和な場所なのか……それとも
大きな闇の組織が牛耳っているのか……




コツ…コツ…コツ

そんな港にヒールの音がこだまする。
女の目は虚ろで焦点が定まっていないように見える。

深めにかぶった大きめのフードが、それを隠してはいたが……。



向かう先は夜の港に佇む男。

男は背を向けたまま、歩いてきた女を視認もせずに声をかける。


男『次のシゴトだ。マリー。
獲物はエルスカーロT地区に住む……ヴェル……。
今回はタイミングが重要だ。
屋敷に潜入し……合図とともに遂行しろ。

それまでは………平穏を装え』

マリーと呼ばれた女はターゲットの写真をチラッと確認し写真を男にピッと投げ渡す。
まだまだ幼さも見えるその眼差しで
大きめの『まばたき』で返事をし……
踵を返す。

男は………それを確認すると定位置に戻った。







ご主人様…?ご主人様?

屋敷の中で呼ぶ声がする。

それを無視するかのように自室で寛ぐ青年……
昨日からなんだか慌ただしい。

と……何があったんだっけ……?


そうだ昨日、年長のメイドがひとり倒れたんだっけ。少し口うるさい母親みたいなメイド…

極度の疲労と診断をされていたが……




いや………、まてよ?
そもそも3日前まで休暇を与えてたし、なんなら倒れるまでは元気にしてたんだがな………



コンコンコン……

カチャ……
メイド『あっ……、
も、申し訳ありませんっ!お返事がなかったもので失礼しましたっ!』

慌てふためいている、代わりにきたメイドはかなり若かった。
ほとんど少女と言っても良いが……大丈夫だろうか?




ヴェル『いや、すまない。考え事をしていた
キミが新しいメイドさんかい?よろしく』



マリー『マリー……と申します。
よろしくお願いいたします、ご主人様。』
挨拶のあとニッコリと届けてくれた屈託のない笑みは天使のようだ。


ヴェル『よろしく、マリーさん、

……と、なんて名前なのかな?』


世間一般ではメイドの名前など家主が覚えなくてもいいように、メアリーやジェーンなどある程度は決まった呼び名がある。


ここはそういう貴族的な家柄ではないのね…

ヴェルの問にマリーは笑顔を崩さぬまま答えた。
マリー『グレイス…………マリーです。』

マリーは祖母の名を騙った。

当時の裏の世界に精通するものなら戦慄が走るほどのその大きな名前(ビッグネーム)……。
大海賊グレイス・マリー…。

まぁ……
一般人だとほとんどお伽噺だろうケドね。

この名を聞き眉一つ動かさないヴェルは、ただの一般人なのであろう。

まぁ……どちらでもいいけど………
こちらが今回の『お客様』ですのね……

彼女の瞳の奥が………妖しく光った



まだ……機は来ていない………
その時までじっと『機』を待つ。

つづく
おたのしみにね(o^-')b♬



さてさて、第二話をお届けしました〜。

このヴェルさんがティリトさんのパラさんなんですよね〜。
一応……ティリトさんには
『どのように料理しても構わない』と許可を頂いております。

知らないよ〜(*´艸`*)?

次回もお楽しみにね(o^-')b♬



でわでわ……

今日も元気に
行ってらっしゃーい♬

またねっ♪(゚▽^*)ノ⌒☆