3060.【らんな劇場】慍掟の踉返② 〜キエイク、意識〜 | 魔道士らんなのトーラムまいご日記

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プレイ日記とらんな劇場というお芝居、そしてビモチャン生放送の文字起こしをできるだけわかりやすく書いています。

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おはよん(*゚▽゚*)/なぁー
らんです!




さてさて、今日はらんな劇場
慍掟の踉返第二話をお届けしまーす♬
なんども戦いを挑むらんちを難なく躱すアメリア。そんな彼女の強さに潜むヒミツとは…?



それでは始まりまーす!

ぶーーーー(はじまる音)



サッサッサッタタッ
いつもなら音を立てずに走れるのだが今日は時々音を立ててしまう。脚が言うことを聞いてくれない………

それでも音のしない方へアメリアは走り続けた。自由を求めて…『生』に執着する。

今まで散々『死』を司ってきたアサシンが……『生きるために』必死になる。


(滑稽なものよね……)

アメリアは自問自答しながら地下水路をただただ逃げた。
…しばらく地下水路を走ったアメリアはあたりを見渡し聞き耳を立てる。


ピチャ……ピチャ……
水が滴る音のみが地下水路にちいさく響く。


ピチャ……ピチャ……
……追手は……
もう居ないようだ。

ふと気を抜いた瞬間、
アメリア『痛っ……!』

アドレナリンが切れたのか………身体のあちこちが痛みだし、猛烈な脱力感が襲った。

はぅ……
ぺたん。へたり込むアメリア。


一度解けた緊張はもう戻せない。
アメリアは完全に脱力してしまった。

だめ……もう腕が上がらない。

脚も……だめ……跳べない……っ。
さっきの脚のもつれはコレだったのか……



もし今、
追手が来たら、もぅ…………


とさっ………
張り詰めていた意識を緩めた途端、アメリアはその場に倒れ込んだ。


直後
コツ、コツ、コツ……
編み上げたブーツの音がこだまする。

地下水路の濡れた壁に反響して、遠くからでも聞こえてくる足音は間違いなくコチラに向かってきているのがわかる……


アメリア……!


誰かに呼ばれた気もする……
でも………もう、どうでもいいや……

目覚めかけた意識はまた暗濁に飲み込まれた。




コツ、コツ、コツ………


その足音はアメリアの方に向かっている。
たまたまなのだろうが、それはまっすぐに向かってきていた。



桃髪の娘『ウィル…?最近のミグェルの動きおかしくにゃい?』
ウィルと呼ばれたのはらんにゃの相棒………
正確には情報屋ウィル・オー・ウィスプ。

目つきの悪い青年は、周りを確認し訝しげに声を落とした。
ウィル『……確かにな。

その前に……ケーシー?
その組織の名前は簡単に出すもんじゃない。
それも俺以外に話すんじゃない。さらに言うと本物の俺かどうかを確かめてからだ。』



らんにゃ『わかったにゃ!』
ぴこっ! かわいく敬礼をするらんにゃ。
ケーシーこと、
コードネーム『ケット・シー』
……らんにゃである。

はぁ…
情報屋として動き始めたらんにゃ……
いやケーシーには危機感というものがない。

知識欲が強く、なんにでも首を突っ込むし調べだすと俺より執念深い。
さらに、たちの悪いことに最近はソフィアやエルスカーロを根城にするミグェルに興味を持ってるようで………



放っておくと暴走するこのネコ娘だけは……
手元に置いて監視するに越したことはない…

ウィルは複雑な想いでネコ娘を眺めていた。



まぁ……
ある意味情報屋としては適任なのだが……


それよりもこの娘に何かあったら行方不明のシュンに申し訳が立たん。
 

とさっ!
なにかが地面に倒れ込む音。
らんにゃとウィルは顔を見合わせ…
音のした方に踊りこむと………

血まみれの女性が横たわっていた……


つづく
    

【次回予告】
地下水路で倒れていたアメリアは、【情報屋】のふたりの保護下に入る。
そこでついに暗殺組織【ミグェル】の実態が明らかにっ?!

次回、慍掟の踉返 第3話〜ヒキコム、心理〜
ボロボロになったアメリアを保護したのは若き日のらんにゃたち(と言っても数年前だけど)

見つかったのがこのふたりでよかったねぇ
(*´艸`*)


昨日はアップデートだったんだけど、今朝ちょっと書けなかったので、遊んだ様子は明日に書くね〜。


でわでわ……

今日も元気に
行ってらっしゃーい♬

またねっ♪(゚▽^*)ノ⌒☆


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