ラッキーガール。 | Mela☆山の中に住む犬。

Mela☆山の中に住む犬。

山の中に住む7匹の野犬家族。その出逢いから始まる保護活動の足跡。

何から書いたらいいのか…

どう伝えたらいいのか…


グレースのこと。

グーには、腫瘍があります。

左肘上、ぽこっとした膨らみ。
我が家に来た初日、トリミング中に気がつきました。

初めは筋肉かな?とも思ったのですが、右腕と比べて、左右非対称。
腕の外側から内側にかけて、骨を挟んでちょうど球体のように直径7~8cm程の膨らみ。

皮膚に浮いているタイプではない固まり。
悪性…かな?

その後、すぐに病院へ。
やはり悪性の可能性が高い…と。

しかし、取るにはやっかいな場所。
肘というよく動かす部分であることや、背中などと違い皮に余裕がないこと。
これだけ大きな腫瘍を取ることができるかどうか…
やってやれないことはないけど、予後がどうなるか…。

グレースは、センター持ち込み時、年齢8~9歳と言って置いていかれたそうです。
もし、それが実年齢ならば、手術自体の危険度も上がります。
若くない分、腫瘍の進行が緩やかなのでは…
手術のリスクを考えたら、このまま見守る…という選択肢を勧められました。

しかし、実際のグレースは、歯も綺麗で、体つきや性格からまだまだ若いような…という意見もあり… 

病院含め、多方面に相談…。
根治を目指すのであれば、取るしかない。
しかし、取ったところで、悪性であれば転移の可能性も高い。
すでに転移していたら、取るのはグーに負担をかけるだけ…。


グーは今日も元気ですあしあと
しっぽフリフリご機嫌でおさんぽ音符

現時点で、グー自身は全く腫瘍を気にしていません。

痛くも痒くもない。
歩く時も気にならない。

今、グーに手術をしたら、グーはどう思うかな…
痛くも痒くもない、不自由のない腕を突然切り刻まれて、痛い想いをして、不自由な生活を強いられる…。
グーは、虐待されたと思うかな…?

私は、普段動物と言葉が通じたら…なんて思わないのですが(言葉以外で意思の疎通は充分なので。)、今回ばかりは言葉が通じたら…と思わずにいられません。

もし、手術をするのなら、なんで手術をしなきゃいけないのか、しっかりグーに伝えられたらいいのに…


控えめなグレース。
まだリビングでの居場所を見つけられず、リビングから続く洗面所にいることが多いです(^_^;)
なかなか越えられないリビングへの境界線笑


グーは、まだまだこれからが幸せの本番クローバー

グーは、実はとってもラッキーなんです乙女のトキメキ

猟犬として、人に尽くし、センターに処分に出され…本来ならもうこの世にはいなかったかもしれない事実。
しかし、センター職員さんの計らいで、出逢い、今我が家にいる。

この腫瘍が、センターにいる間に発見されていたら、処分対象から外されることはなかったかもしれません。

病気だと処分されるの?と思うかもしれませんが、それはセンター側の保護活動者に対する最大の配慮なのです。

どの子もみんな生きてほしい。

その想いは、センター側も保護活動者も変わりません。
しかし、大病のある子を抱えることは、保護活動者の大きな負担になるのが事実です。
精神的にも、金銭的にも…
里親さまを探すのも難しい。
それでも諦めきれない…そんな精神的金銭的負担を背負わなくていいよう、センター側が苦渋の決断を下してくれるのです。

そんな状況をすり抜けるように、運良くセンターを出てきたグレースは、紛れもないラッキーガール乙女のトキメキ

そして、現状なんら不自由なく元気に過ごしているということ爆笑

まさに、セレンディピティ(幸せな偶然)な出来事クローバーキラキラ


我が家の玄関先に生えるクローバークローバー
今年は、通りすがりにも目につく程、四つ葉が多いですキラキラ

保護っこみんなの幸せの予感音符


グレース、来週セカンドオピニオンを受けに行きます。
グーにとって、一番良いカタチを、私なりに模索していきたいと思います。

現状をご理解頂き、グレースを家族に迎えてくださる里親さまを募集中クローバー
お問い合わせは右矢印08045382511☆ちよ迄。