RapMusical(ラップミュージカル)のブログ

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公開はしても後悔はせず航海をしていきます。
どうだい!!

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ラップミュージカルのブログをご覧のみなさま、こんばんは!

ご無沙汰しております、Junです。

忘れてないよねJunだーよ音譜
どうだったかなバルーンアート音譜

必死で考えた韻です。

ミュージカルが終わって、
メンバーそれぞれが、新たな航海に出て、もう1年になります。

そろそろ、あの人は今のオファーが来る頃かなーと思ったので、
今日は、お勉強ラップチームのNEWブログを紹介しに来ました!

『お勉強ラップ活動報告』
http://obenkyo-rap.doorblog.jp/

主にCo.慶応とJunでイベントに出ています。
47都道府県行くつもりですので、ぜひチェックしてくださいね!!
※話の内容が分からない方は第一回からご覧ください!

 「うわっ!」
タンクは数秒止まった後、驚いて立ち上がる。
 「な、な、何でテメェがここにいんだ!遂にオレのタマ狙いにきやがったのか!」
タンクはデカイ声で叫ぶ。
 「別にあんたに会いに来たわけじゃないわよ!大体昼の何時だと思ってんのよ!バカみたいに寝てんじゃないわよ!!」
ギンザ女も焦った表情で耳を真っ赤にさせながら負けじと叫ぶ。その声でペン
タゴン面々は全員目を覚ます。その状況を見つめながらグラサンは微笑を浮か
べている。
 「あぁ、あたしが声かけたのよ。やっぱり来た。ホント女って単純。」
フィービーが吐き捨てる。
 「きちゃった!」
その声にギンザ女も不意に彼氏の家にきちゃったみたいな感じで可愛く言う。
 「フィービー、どういうつもりだよ!こんなやつこの神聖なペンタゴンに呼ぶんじゃねーよ!」
タンクは強がり気味で言う。
 「そうですかぁー、タンクさんこの前火事の火よりも熱く燃え上がってたじゃないですかぁ。」
ブーヤンが目ヤニいっぱいの顔を厭らしくしながら言う。
 「別にいいじゃねーかよ、ペンタゴンに入る資格は熱意だけだしな。」
グラサンがソファにふんぞり返りつつ言う。
 「よろしくお願いします!」
キャバクラのご挨拶のようにギンザ女は言う。
 「まあ、仲良くしようやギンザちゃん。一つ屋根の下で。」
フィービーがそう呟く。
 「一つ屋根の下か……。」
90年代ドラマの匂いに反応したサムが徐に呟く。そう言わずもがな、サムは90
年代フリークなのだ。
 「ちっ、しゃーねーな。」
タンクは嫌そうな顔をしながらもそう言うとソファに座る。だが口だけは笑っ
ている。と、その時、
 「ドンドンドン。」
また何者かがペンタゴンのドアをノックする。
 「誰だ?お前二人いたのか?」
グラサンがアホなことを言う。
 「ドンドンドン。」
再びドアがノックされる。
 「さっきの録音したからきっとそれね!」
フィービーが無邪気な笑顔で言う。もちろん録音はしていない。
 「ドンドンドンドンドンドンドン。」
と三回目がノックされたその時、
 「三三七拍子鳴らしてんじゃねーぞ、クソがぁ!」
グラサンが再び怒鳴りドアの方へと向かう。そしてグラサンがおもクソドアを
開く。
 「ターバンを出せ、早くしねーと殺るぞ……。」
そこには中肉中背中国系酎ハイ大好きな感じの男が、刃渡り60㎝はあるかと
思われるナイフを両手で握り締め立っている。
※話の内容が分からない方は第一回からご覧ください!

十一章  あきない
ギンザ女騒動から数日後のペンタゴン。
「ウチくる?いくいく!」
中山秀行とクボジュンが薄暗いペンタゴンで明るくしゃべっている。もちろんテレビの中だ。だがペンタゴンの誰一人にもその声は届いていない。静まり返るペンタゴン。ソファーで脚を絡ませあって眠るタンクとブーヤン。テーブルに座ったまま突っ伏しているフィービー。サングラスの上からアイマスクをかけ床で豪快に眠るグラサン。裸の上半身の調度両胸の上にチャゲアスのCDを乗せて横たわるサム。どっちがチャゲでどっちが飛鳥なのだろう。立ち位置からすると左がチャゲだろうか?そんな日曜日のペンタゴンの光景である。
 「ドンドンドン。」
ドアを誰かがノックする音がペンタゴンに響き渡る。
 「グァー……。」
ペンタゴン面々は眠りこけていて気付かない。
 「ドンドンドン。」
またドアがノックされる。
 「グァー……。」
それでもペンタゴン面々は眠りこけている。
 「ドンドンドンドンドンドンドン。」
と三回目がノックされたその時、
 「三三七拍子鳴らしてんじゃねーぞ、クソがぁ!」
突然怒鳴り声と共にグラサンが起き上がる。
 「ドンドンドン。」
再びドアがノックされる。
 「マグでボコにしてやっから焦んなコラっ!」
怒れた形相でグラサンがドアを思いっきり開く。
 「あ……あの……。」
そこには例のギンザ女がちょこんと立っている。
 「……。」
グラサンはそれまでの勢いを全て失い呆然としている。楕円形のサングラスを丸くして。
 「……はぁ?」
しばらくしてグラサンが漏らす。
 「あ、あの……。」
ギンザ女はモジモジ君になっている。
 「入れや。」
グラサンは小さな声でそう呟くと、ドアをあけたままソファへと座る。
 「失礼しまーす。」
小声でそう呟くとギンザ女は中にそーっと入ってくる。そしてソファのあたりにきた時、ギンザ女のカバンが何かにぶつかる。
 「あっ。」
ギンザ女は訝しげにカバンのぶつかったものの方を見る。そうタンクの脚である。
 「……ん?何だ。」
眠気眼のタンクがソファから顔を上げる。そしてギンザ女と目が合う。