外は台風…。
のわりには、参加率高かったです。
当然閉めきってます。
なので、汗だく。
稽古が終わって、ある子が駆け寄ってきて
『先生!あのドア開けてもいいですか?』
(もしやあの音が気になるな?)
と思いながらも、あえて聞いてみた。
「何で?」
『さっきからあそこで犬が
キャンキャン鳴いてます』
(そう聞こえたか!?)
「大丈夫だよぉ」
『……。』
「仔犬の鳴き声で、実は熊みたいな犬だったらどうすんだぁ?」
『……。』
「開けて、ホントに犬がいたら
お前が連れて帰れよ~。」
『はい、連れて帰ります』
「わかったよ」
ガラガラ~。と、あけたら…
ザーザー、ビュービュー
当然です。台風ですから…。
犬はいないことを確認して、
ドアを閉める。
「お前の気になる音はこの音か?」
とドアをゆする。
『あっ!』
と同時にほっとした顔に。
そんな優しいこころの持ち主は
曲がったモヒカン君。
モヒカンは曲がってても
心はまっすぐ育っているようです。