■J1■2018シーズンスローガン紹介「あれ~!?このスローガンを求めてる俺がいる~!?」
今年も来たぞ!去年のJ1編はこちら!J2編part1はこちらでpart2はこちら!!
Jリーグが始まるまで暇だろうから、これで楽しんでください!
■札幌
「北海道とともに、世界へ」
このスローガンは、選手、スタッフはもちろん、クラブに関わる全ての人が“北海道”を背負って、クラブとしてはJ1定着、さらにはACL、選手たちも日本代表、海外クラブへのステップアップなどを目標に、全員が成長しながら世界を目指していく心意気で日々の練習や業務に邁進する覚悟を表しています。
もちろん、「世界」を語るには時期尚早かもしれませんが、このスローガンは1年限りのものではありません。着実にステップアップして世界を意識できるよう、クラブは前進を続けます。
・特にコメントはございません点 6.0点
去年からの継続!特に何もいうことはないのですがそろそろ飽きてきた!なので、「北海道とともに、世界へ サッポロビールも一緒に」「北海道とともに、世界へ 六花亭マルセイバターサンド超うまい」「北海道とともに、世界へ 東京の寿司は寿司じゃない」「北海道とともに、世界へ あんな小さなホッケは偽物だ、明日また来てください本物のホッケを(以下美食倶楽部)」など地元の名産をサブスローガンとして採用してはどうだろうか。あとは「北海道とともに、世界へ 札幌市立中央中学校昭和52年度卒業生同窓会のお知らせ」など積極的に地元の集まりの広報に使っていただきたい。
■仙台
「Be STRONG 2018 興せ、「シン」の力を」
『昨シーズンからの継承。頂点をつかむために、さらにSTRONGなチームにならなければならない。どんなことにも揺るがない「芯」の強さ。いかなる困難にも突き「進」む力。その先にある「真」の強さを追求して戦う。タイトル獲得、復興という未来を「信」じ、地域とともに「心」を1つに歩んでいく。』
・いまさら在来線爆弾点 6.5点
去年が「Be STRONG 興せ、未来を」だったので、微妙に変更してきました。デザインも去年と同じ感じの白黒で、予算が足りなかったんだろうか。「興」の漢字は3年連続採用で、今年も!興します!仙台!!なぜ仙台が「興す」ことにこだわっているのかはよくわからないのだが、ともかく興したい、興って興って激興プンプン丸になりたいという強い思いだけは伝わってくる。そして、今年はそこに「シン」である。いまさらか!去年やれ!「シン・ゴジラ」は一昨年上映だぞ!対戦相手に仙山線爆弾でも全車ぶっ込むつもりだろうか。本数少なそうだけど。「芯」「進」「真」「信」「心」の5つの意味を「シン」に込めるという「意味ミルフィーユ」の5層構造なのだが、もうそんなに意味を背負わせたら「シン」が折れてしまうじゃないか、「シン」の気持ちも考えてあげたのか、でもあの子はできる子だから、できるとやりたいは違うんだよ、じゃあ「シン」に直接聞いてみたらいいじゃない、俺たちが聞いたってあの子はやりたいって言うに決まってるじゃない、なんか俺たち・・・喧嘩してばっかりだね・・・シンプルなデザインはかっこいいと思います。
■鹿島
「Football Dream こえる」
2018年シーズンは、クラブのカラーと伝統を守りつつも、これまでの自分たちを「こえる」という強い思いを胸に戦う。メインスローガンである「Football Dream」は、クラブ創設25周年を迎えた2016年に恒久的なクラブスローガンとして据えたものであり、一貫した哲学のもとでクラブの長期経営を実現していく姿勢が反映されている。全冠制覇という大きな目標に向けて、いかなる困難が立ちはだかろうともすべてを乗り越えていく。勝利を積み重ねた先にある、まだ見ぬ景色を目指して、クラブとサポーターが一つとなる。
・城痩せろ点 6.5点
いつの間にか鹿島の合言葉的な立場になっている「Football Dream」はこれでよいとして、去年は「つなぐ」だったサブスローガンを「こえる」に変えてきた。磐田とかぶったのがよっぽど嫌だったのだろうか。「鹿島さんも繋ぐTシャツ一緒に作りましょうよ!」と呼びかけられたという噂もある(未確認)ので、やむを得ないかもしれない。ともかく今年は「こえる」である。ただ、仙台みたいに意味ミルフィーユを重ねるわけでもなく「越える」という意味だけっぽいのに平仮名にしているのは宗主国ブラジルからの使者も読みやすいようにという配慮なのだろうか。平仮名にしていることで勝手に読むほうが意味を追加してしまっていて、「肥える」という漢字が勝手に浮かんできて、大宮FW大前元紀の仕上がったわがままボディやテレビに出てくるたびに「#城痩せろ」のハッシュタグで罵倒される元日本代表城彰二の恵体が思い浮かんで来るのはわたしだけでしょうか #Metoo 。デザインはなんか鹿島っぽくないけどポップでとてもかわいいのでよいかと思います。
■浦和
なし
今年も浦和さんはないので、勝手に考えます!
「マルティノスは超かわいい」
でいきましょう!
■柏
「柏から世界へ」
画像なし
・特に何も申し上げることはございません点 6.5点
改めての発表がないのだが、新体制発表会によるとどうもこのままらしい。3年連続同スローガンです。元々のスローガンの完成度が高いので、特に申し添えることはございません。ACL出場権もとったので、非常に時宜にかなっているのではないでしょうか。ただし、ずっと変わらないと飽きてしまうので、サブスローガンで「C大阪天皇杯で勝ってくれてありがとう」や「メンデスやっぱりむかつく」、「なんでちばぎんカップやるのか俺らもわからない」などのパンチラインもほしいところである。同県の野球チームのスローガンが非常に意味不明かつ無理矢理感をキャッチーな画像にまとめているので、こういったところも見習ってほしいところ。「「レ」を折れ線グラフに見立てて」って見立てちゃうの?????
「捲る(意味:一気に追い抜く)」プラス「~まくる。勝ちまくる、打ちまくる…etc」の2つの意味。
アクセントになっている「レ」を折れ線グラフに見立て、「2016年3位、2017年6位、2018年1位(上昇↑↑)」を示す
■FC東京
「強く、愛されるチームを目指して」
創設20周年を迎え、これからのチームの成長、そして新たな挑戦を始めるにあたり、もう一度原点に立ち返るという想いを込めています。
・今年の春の愛されコーデ点 5.5点
投げやり感がすごい!これからちゃんとしたロゴを作るのかもしれないけど、画像もワードそのままスクショした感じのものだし、説明もほとんど関連性がなくて唐突に「愛されたい」。恋愛体質か。しかし、昨年はイマイチ成績がぱっとせず、空中分解しかけたチームが愛されたいと思うのは当然のことかもしれない。とにかく愛されたい、その強い情念だけが伝わってくるスローガンである。幼いころに継母からないがしろにされたりしたんだろうか。しかし、「愛されたい」と言うだけで愛されるほどJリーグは甘くはない。世の女子たちも愛されるために「もこもこかわいい“シャギーニット”の愛されコーデ」や「定番ケーブルニットを使用した愛されコーデ」などの努力を惜しんでいないのが実情である。FC東京としても「愛され梶山1トップ」や「室屋と太田を縦に並べて愛されラテラル」「大熊監督再臨」などのチャレンジをしていただき、「愛されるよりも愛したい」のKinKi Kids精神で頑張っていただきたいものである。ちなみに同じ東京の野球球団のスローガンはよく何を言ってるのかわからないが勢いだけはすごくてなんかいいです。「我が巨人軍が光り輝く栄光」て。帝国陸軍かよ。
気持ちを奮い立たせ、勇気を持って戦い抜いた先に、我が巨人軍が光り輝く栄光が待っています。6年ぶりの日本一奪回に向け、チームが一丸となって奮起します
■川崎
「GO Sensational !」
川崎フロンターレの2018年クラブキャッチフレーズは、「GO Sensational !」と決定しましたので、お知らせいたします。
2018シーズン、川崎フロンターレは星の付いた青黒ユニフォームで戦い始めます。目指すのは、想像を超えた驚きを!歓びを!ときめきを!いままで積み重ねてきたものは、一切変えることはありません。ただそれらを一段と高めていくシーズンとなります。
そこで「GO Sensational !」には、チーム、ファン・サポーター、スポンサー、そして地域。そのすべてが共鳴し合い、一体となって、日本中で、アジア、そして世界で、センセーション(衝撃)を起こしていきましょう!という気持ちを込めました。
力強く創造性あふれるプレースタイル。サプライズと笑顔あふれるプロモーション。フロンターレが発信するパワーは、チカラとチカラの掛け合わせから生まれます。毎日様々な場面で「GO Sensational !」の思いを実現させていきます。2018シーズン、チャンピオンチームとしての誇りを胸に、チャレンジャーとしてのスピリットを忘れずに戦ってまいります。いままでにもまして、熱い声援をお願いいたします。
・扇情的な戦場点 7.5点
水色と黒で相変わらずデザインがかっちょええ。昨年は優勝したこともあって勢いのあるキャッチフレーズとなった。しかし、説明文の「目指すのは、想像を超えた驚きを!歓びを!ときめきを!」という部分はなんか盛り上がり過ぎて何言ってるのかわからなくなってる感じなのはご愛嬌というところだろうか。もう優勝したんだからいくらでもときめていて欲しい。ただ、有言実行がクラブカラーの川崎であることも確かである。開幕前に「隣のクラブから0円で生え抜き10番を移籍させる」というセンセーショナルなことをしてしまったので、スローガンの実践に余念がないことを証明しているのは心強い。このままでは「10番の代わりに戻ってきた大久保嘉人を隣のクラブに送り込む」「夏の移籍でカイケを獲得」などの強烈センセーショナルなことで火に油をがんがん注いでもらい、Jリーグを盛り上げて欲しいものである。大熊監督を呼ぶ、でもいい。
■横浜FM
「Brave and Challenging ~勇猛果敢~」
画像なし?
・Brave都市横浜点 6.0点
J2編のところでもやるのだが、今回は横浜FCが「BE BRAVE 勇敢たれ」のスローガンを出してきたので、おそらく史上初となる同じ都市でのスローガンかぶりという事態が起こってしまった。なんてことなんだ。近くなんだから調整しろ。しかし、同じ場所にあるチームが「Brave」という単語を選んだということは偶然ではなく、むしろ必然なのではないだろうか。横浜という都市が腰が引けている、もっと勇気を持って戦わなければいけない、早く勇気を持って横浜駅の工事を終わらせろ、という潜在意識がこの言葉を選ばせたに違いない。横浜FMとしてましては、「勇気を持ってカイケを復帰させる」「勇気を持って隣のクラブの10番を強奪する」「勇気を持って比嘉祐介を復帰させる」などの勇猛果敢な方針でがんばっていただきたい。ただ、よく英語+日本語のスローガンであるのだが、英語部分と日本語部分の意味が若干違ってるんじゃないかと思うのは気になるところ。勇猛果敢だとBraveだけでよくないか。
■湘南
「ALIVE」
我々は勝利を究極に追求し、
見ている人と感動を分かち合えるフットボールを目指します。
それこそが湘南スタイルの真髄です。
・話は聞かせてもらった人類は滅亡する点 7.5点
勢いでごまかされそうになったけど、説明とスローガンが全然合ってない!!「見ている人と感動を分かち合えるフットボールを目指す」のに、なぜスローガンが「ALIVE」なのか。「えー今からきみたちに殺し合いをしていただきます」って言われたのにバナナとマシュマロを渡されたような気分になってしまった。チャック・ノリスなら殺せるかもしれんが、我々には無理である。それに、チャック・ノリスなら殺すのにバナナとマシュマロさえ必要ない。ただ、昇格と降格を繰り返している湘南の状況的にはJ1でALIVE=生き残るぜ!っていうスローガンは妥当だし、その意気込みもよくわかるのだが、あまりにも説明に引っかかりがなさすぎて困惑する。暗号の可能性を考慮して「しょ」「う」「な」「ん」の四文字を抜いて説明文を読んだり、平仮名だけを抜き出してみたり、ライターで画面を5分炙ってみたりしたのだが、何も解き明かすことはできなかった。おそらくはマヤ文字が関連しているし、間違いなくフリーメーソンの関与もあるだろう、東北に繋がっているという湘南の洞穴に秘密が隠されている可能性も高い。そして我々はこの謎を解くためにアマゾンの奥地を訪れたのである。
■磐田
「繋ぐ 2018 Challenge For Next」
2018年シーズン、ジュビロ磐田は『繋ぐ 2018 Challenge For Next』をクラブスローガンとして掲げます。
「繋ぐ」それは人と人、地域とクラブ、サッカーを通じジュビロ磐田に関わる全てを「繋ぐ」事です。
そして勝利の為に、選手たちの考えを繋ぎ、パスを繋ぎ、心と心を繋ぐ。
繋がることはすなわちチーム一丸になることに他なりません。
クラブ理念である「夢と感動を!」を皆様と分かち合う為に、2018年シーズン更なる高みを目指し、<次なるステージ>に挑戦してまいります。
・またお前らか点 7.0点
また繋いでしまった。3年連続で繋いでしまっているので、もうさすがに繋ぎすぎで、しがらみとか出来始めてめんどくさくなってきてないだろうか。惰性の飲み会とかめっちゃ多くなってそうだし、結婚式で祝儀払う回数がめっちゃ増えてそうである。それでも磐田は今年も繋ぐのである。もはや「繋ぐ」のほかはどうでもよくなってきていて「Challenge For Next」の部分は変えずに「2018」を追加したというやっつけ仕事になっている。あなたと繋がりたい、あなたと一緒になりたい、あなたと同化したい、あなたはわたしでわたしはあなた、1つは2つ、2つは1つとちょっとしたSFホラー的強い意思が伝わってくる名スローガンになりつつある。去年は鹿島が繋いできたが、その思想に共鳴したのか今年は盛岡が繋いできた。磐田と盛岡だと縁もゆかりもなさそうで何が繋がるのかはよくわからない。だが、盛岡としては出番がない選手のレンタルよろしくということかもしれないし、磐田としては若手でいいのいたら安く売ってねということだろうか。古き良き日本のコネ社会、それが繋ぐである。まあともかく頑張って繋ぎ倒して欲しいものである。
■清水
「BACK TO THE BASIC 徹底」
・答えはいつも君のここにあるのさ点 7.5点
ジャパニーズラップ調の一行ごとにぐんぐんアガってくる感じの清水の説明文を毎年楽しみにしていたのだが、今年は打って変わって説明文一切なし。去年までのデザインの意図までべらべら喋ってた饒舌さとは打って変わって、なんという硬派路線への急激転換。英語部分を日本語に直訳すれば「基本に戻る 徹底」なので、後の意味は自分らで考えろという投げっぱなし日本指導者感があってとてもよいです。基本に戻る?基本って何だっけ?徹底ってのが基本ってこと?基本が徹底だとしたら何を徹底すんの?富士山?それとも、基本に戻ることを徹底するってこと?じゃ、基本って何?富士山?という具合に頭が混乱するかもしれないが、そもそも基本とはなんなのか、徹底とはなんなのかを探すところから清水サッカー道は始まっているのです。答えはどこにある!?それはきみの心の中にあるのだ!!フォースとともにあらんことを!!
■名古屋
「攻める Go into Action」
「前へ」というチームのスタイルを、2017シーズンを通して確立。
1年でのJ1復帰を達成して、新たなスタートラインに立つことができた。
2018シーズン、そのスタイルをベースに、一人ひとりが自ら行動を起こしてアクションを仕掛ける。
そして自信を持って攻めることを続けていく。
J1で名古屋の"風"を起こすために、攻めていこう!
・彼は特殊な訓練をしていて痛みを感じないんだ点 7.5点
とにかく攻め倒すんだという力強い思いが伝わってくる名スローガン。風間大僧正の指導の下、殴る、倒れるまで殴る、こっちが三か所くらい骨折してても殴る、殴ってダメならダイナマイト抱いて特攻という攻めの姿勢がギンギンに伝わってくる。こんなに攻めてるのは全盛期のモンゴル軍くらいだろう。ただ、風間大僧正が監督である限り攻め倒すという選択肢しか残っていないわけでわざわざスローガンで強調しなくても「いや、知ってるし」ってなるので、もはやこれは蛇足スローガンなのではないだろうか。いっそのこと「今年は守るよ!」とか「5バック至上主義」、「中盤に本職CBを置く物語」とかの真逆のスローガンを掲げて、相手を翻弄していったらどうだろうか。ただ、それをしたところで1節でバレるのであんまり意味がないということに気付いたので、やっぱり今年も攻めまくろう名古屋!!100点取って100点取られよう!!隣の野球チームも組長がスローガン掲げてるから負けてられないぞ!!
■G大阪
「奪還」
スローガンを「勝」とし、タイトル獲得を目標として戦った2017シーズンは、AFCチャンピオンズリーグでは予選突破できず、国内でもJ1は10位に沈み、天皇杯・JリーグYBCルヴァンカップ共にタイトルを獲ることは出来ませんでした。
シーズンのスタートこそ順調だったものの、中盤からガンバ大阪らしい攻撃サッカー、勝負強さを発揮できず、応援を頂いている多くの皆様の期待を裏切る不本意なシーズンとなり、大変申し訳ありませんでした。
昨シーズンの戦績を振り返るにつれ、ガンバ大阪は常にタイトルを争い、獲得しなければならないクラブであることを痛切に感じております。この悔しさを石に刻み、2018シーズン戦わなくてはならないと感じます。
そこで、2018シーズン、ガンバ大阪のスローガンは
奪還
に致します。
ボールを保持しながら試合の主導権を握り、アグレッシブにゴールを奪う魅力的なサッカーを復活・再構築し、2年間失っているタイトルを奪い返す。
それこそが、スタジアムに来ていただいているファン・サポーターの方はもちろん、ガンバ大阪を日頃から支えていただいているパートナーやホームタウンの皆様の熱い想いだと考えております。
2018シーズン、ガンバ大阪は名将・レヴィー クルピを指揮官に迎えます。そして、スタジアム名称も『Panasonic Stadium Suita』として愛されるスタジアムを目指して新たにスタートをします。
FIFAワールドカップ・ロシア大会が行われるサッカーの年、2018年ガンバ大阪はクラブが一丸となり、輝かしい歴史を作って参ります。
熱い応援を何卒宜しくお願い申し上げます。
・愛を取り戻せ点 6.5点
相変わらずのクソ長い説明文ご苦労様です。「この悔しさを石に刻み」と突然石に文字を刻み始めたりとちょいちょい怪しいところはあるのだが、そこに辿りつくころには生徒の大半が意識を頭の中のハンドスピナーに飛ばしているほどの長さである。去年は「勝」というスローガンを掲げたが勝てなかったので、今年は「奪還」だそうである。G大阪らしい攻撃サッカーを取り戻すそうだ。正直言えば長谷川監督の下でタイトルを取ってた頃はそんなに攻撃サッカーでもなかった気がするのだが、人生に勘違いはつきものである。アメリカ大陸をインドだと思ったコロンブスにあやかって、壮大な航路ミスを起こしてほしい。ただ、「奪還」についてですが、2012年にジェフ千葉が「DAKKAN 奪還×脱甘」という凄まじい完成度のスローガンを発表したことは記憶に新しい。「J1になぜ昇格できなかったのか、そしてJ1に昇格できないことで私たちが失ったものは何か、という問いの答えです。」という説明から始まるこの切ないスローガンを掲げた結果、我々千葉は結局何も奪還できず、甘えも脱することができなかったという事実だけはお知らせしておかなければならないだろう。6年ぶりにJリーグにスローガン「奪還」が戻ってきた!!自分を取り戻すんだ!!
【ロゴ説明】
ロゴは、書藝アーティストの田中葉奈先生に書いていただきました。田中先生は、昨年当クラブの「ユナパ祭り2011」にて書道パフォーマンスを依頼し、「全力UNITED」のロゴを書いていただきました。今回のスローガンが決定した時、田中先生の力強い「書」で、私たちクラブの思いを表現したいと考え、またお願いいたしました。
DAKKANは右にいくにつれて大きくなっています。右肩上がりを意味し、またシーズンを通してどんどん調子を上げて勝ち星を積み上げられるようにとの願いが込められています。
「奪」の最後から2画目の斜めの切り込みは、ジェフを愛する全ての方からの信用と信頼を取り戻し、そしてJ1を奪い取るという意味です。「還」のしんにょうは、ジェフの20年間、良かった時も悪かった時もあった波。最後は、大躍進し、今までよりも最高の状態を迎えられるように、その波をイメージしています。「脱」の最後から2画目を、甘さやいかなる障害からも脱せられるように、月に引っかけ、通り越しています。そして「甘」の縦2画を、クラブ全体が甘さから抜け出し、今までの甘さを引き裂くように、力いっぱい切りこんでいます。
改めて見ると、なんでこんな長々とロゴについて説明してるの!!?
■C大阪
「SAKURA SPECTACLE 閃け。輝け。咲き誇れ。」
我々は、闘う。我々は、走る。我々は、魅せる。我々は、驚かせる。我々は、信じる。我々は、立ち上がる。我々は、夢を咲かす。
我々は、今この瞬間もサポーターとともにある。我々は、セレッソ大阪。
・我々は人類を征服しに来た点 6.5点
どうもスローガンは更新せずひたすらこれを押していくという方針らしい。「史上最攻」という伝説のスローガンを再度登場させなくて我々は一安心である。前は「「桜の挑戦 セレッソ大阪2016」とかもあったのだけれど、いつの間にかひっこめられてる。これ以外にも育成スローガン「SAKURA DNA」なんかもあったりしてにぎやかな印象。改めて見てみると「SAKURA SPECTACLE 閃け。輝け。咲き誇れ。」の漫画「ROOKIES」感は色あせないなと感心した。そして、J1では絶滅寸前のジャパニーズラップ調の説明文もぐんぐん俺たちを上げてきて、そのうちには「1,2,3,4 ガンガン ズンズン グイグイ 上昇 5,6,7,8 毎回 ビッグ キック Check yeah」とメロラップを合わせてしまいそうになってくる。しかし、どちらかと言えばセレッソは選手のキャラ的にはラップというよりもK-POPアイドル感があるのはなぜだろうか。来年は「我々は、東の方で戦う」「我々は、神っぽく走る」「我々は、起きて魅せる」と微妙に東方神起感を匂わせてみるのもよいかもしれない。そして、杉本健勇は歌いながら海外移籍してもらいたい。
■神戸
「一致団結 To become the No.1 Club in Asia」
ヴィッセル神戸では、2006シーズンより継承してきた「トモニイコウ。」のクラブ理念を礎に、クラブ20周年を迎えた2015シーズンよりクラブの団結力をより高めて更にまい進していきたいという思いを込めて掲げています「一致団結」に、2018シーズンよりアジアNo.1クラブを目指す熱い思い「To become the No.1 Club in Asia」を加えたクラブスローガンを掲げてまいります。
なお、この「一致団結」は弊社取締役であった故三木谷良一氏がクラブの根幹を成すコンセプトとして、強い思いをもってクラブに贈った言葉で、ヴィッセル神戸に関わるすべての人が1つの家族「ヴィッセルファミリー」となって強い絆で結ばれ、これからも同じ夢を目指して神戸の街と共に歩んでまいります。
・もはや言うことがほとんどございませんパート3くらい点 6.0点
4年連続で「一致団結」なのでもはや言うことがほとんどない。「To become the No.1 Club in Asia」については、えっ、いきなり日本を飛び越えてアジアNo.1・・・?という静かな驚きはあったが、金持ってるミッキーマウスこと三木谷さんならそれくらい言いそうなのでスルー。どうせならアジア1位とかいう中途半端な目的を掲げるのではなく「To become the No.1 Club in the World」とか「To become the No.1 Basketball Club in Asia」、「Welcome to the Undergroundo」とかの大風呂敷を広げて欲しいものである。ミッキーならできるよ!!
■広島
「WE FIGHT TOGETHER 2018 ICHIGAN」
チーム、フロントはもちろん、サポーターの皆さま、株主・スポンサーの皆さま、
サンフレッチェ広島に関わるすべての方と“一枚岩”すなわち“一丸”となり、
勝利という共通の目標“一つの願い”を達成するために戦う、その強い想いを
「WE FIGHT TOGETHER 2018 ICHIGAN」と表現しました。
一岩、一丸、一願、それぞれの言葉を、アルファベットの“ICHIGAN”に込めています。
・あれ・・・これは一度見たような・・・くっ、頭が・・・点 7.5点
「WE FIGHT TOGETHER」はそのままにまさかの2013年以来の「一丸」復活である。確かに今年はアルファベットで違いはあるのだが、それはシャア・アズナブルがサングラスかけてクワトロ・バジーナって名乗ってるようなもので敵味方全員にバレバレであり、黙ってても専用機が赤く染まって支給される。広島の日本語二文字ストックがなくなったのだろうか。そうなると、来年は「ISSHIN」か「ZENRYOKU」だと思う。思い返せば2013年は広島が優勝した年なので、散々だった去年の成績から思いっきり目をムービングさせたということかもしれない。いっそのこと監督が城福さんなので、「WE FIGHT TOGETHER ムービングフットボールで最&Co.」とかで煽ってもよかったのではないか。しかし、広島は今回もふざけ切れてなくてファンの眼を去年の成績からムービングさせ切れてない。これではいけません。毎年言うのですが、隣の野球チームのスローガンをごらんなさい。何回説明を読んでも一つも意味がわからないという異常な言語空間がそこにあるのです!!
セ・リーグ連覇を果たすことができた2017年シーズンは大きな喜びに包まれた一方で、CSファイナルステージ敗退を受け、33年ぶりの日本一を逃した悔しいシーズンにもなりました。
2年連続のリーグ優勝に満足することなく、「球団初のリーグ三連覇」そして悲願である「34年ぶりの日本一」を目指し、チーム一丸となり2018年シーズンを熱く駆け抜けていく。そして、ファン・地域を熱く盛り上げていく。そのような決意を「℃」を3つ並べた「℃℃℃(ドドドォー!!!)」という新キャッチフレーズに込めました。
監督・コーチ・選手・スタッフが昨年以上に熱く一丸となり、来シーズンも熱い戦いを約束いたします。
■チームキャッチフレーズ「℃℃℃(ドドドォー!!!)」について
チームに引き継がれる「努力」「泥臭さ」。シーズンを駆け抜ける「怒涛」の勢い。ひとり一人に必要な「度胸」。ファン・地域との一体感を表す「同心」「同郷」。来年も実現してみせる「胴上げ」。
これらの言葉が有する「ど」を、「熱さ(温度)」と「カープらしさ(C)」を感じる「℃」で表現。
「℃」を3回続けることで、「チームに勢い」をもたらすと共に「リーグ三連覇へ駆け抜ける」決意も込めたキャッチフレーズです。
■ロゴデザインについて
三連覇へ向けて駆け抜ける「3つの℃」は、「色・フォルム」と「大きさ」をあえて変えることで、様々な個性が一丸となり、シーズンが進むにつれて「大きなうねり」を生み出していく姿を表現しています。
■長崎
「約束の未来へ 約束未来 #Promised Future」
「スポーツで豊かな長崎を創る」という理念の下、V・ファーレン長崎は2005年に長崎県内初のプロスポーツクラブとして誕生し、2015年にクラブ創立10周年という節目の年を迎えました。 「約束の未来へ」は、クラブが新たな10年へ踏み出すにあたり、クラブが描く中期的ビジョンの指針として策定したものです。トップチームの活動のみならず、クラブとしてのさまざまな事業・活動において、活用して参ります。
V・ファーレン長崎のクラブ名の由来となっている、ポルトガル語で勝利を意味する「VITORIA (ヴィトーリア)」、多様性を表す「VARIEDADE(ヴァリアダーデ)」。そして、オランダ語で平和を意味する「VREDE(ブレーダ)」、航海を意味する「VAREN(ファーレン)」の4つの言葉は、クラブスローガンの下に実施される、各クラブ事業での「活動哲学」です。 クラブのファン・サポーターの皆さま、長崎県民の皆さまと、クラブが描き実現を約束する“約束の未来”を共有し、共に歩んでいく所存です。
・守旧派を吊るせ点 5.5点
昨年からの継続である。旧体制から新体制への狭間で作られたスローガンのため、ポルトガル語とオランダ語をやたらと混ぜてしまったり、「勝利」「多様性」「平和」「航海」と4つのそれぞれ方向性の違う単語をぐちゃぐちゃに混ぜて魔改造Vを作り出してしまった挙句に急に「約束の未来」にともに歩んでいくので不安感がいっぱいである。初期のFFとかで唐突に「きみたちは光の戦士だ!魔王を倒してくれ!」と言われるくらい不安である。あと、なぜかタグになってる「#PromisedFuture」だが、これでツイッターを検索してみるとあまり使ってる人はおらず、普及してるとは言い難い状況。というか、なんとなく前体制の遺物を残しておくのはスローガン的にもよろしくないし、よくよく見てみたらやっぱり「約束未来」のフォントがすごいのでなんでもいいから変えよう。高田社長の手腕によって昇格したので「チケット発券手数料はジャパネット負担」とか「新外国人獲得費用はジャパネット負担」とかもっとジャパネット感を出してもよいのではないだろうか。または続々と国見出身者が帰還を果たしているので「クニミキトクスグカエレ」「小嶺監督が呼んでる」でもいいと思う。ともかくチェンジ!
■鳥栖
「ITADAKI(頂)」
勝利を“頂戴”し
ファン・サポーター皆様の熱い声援とご支持を「ITADAKI」
スポンサー様のますますのご支援を「ITADAKI」
サガン鳥栖ファミリーが一岩となり
「頂」に向かって進んでいきたい
2018シーズン、筋書のないドラマを
サガン鳥栖と共に!
ロゴデザイン
勝利を掴む、頂上を掴む手
朝日山をモチーフにした山、頂上 一つ一つの小さな砂が集まり大きな岩となる“砂岩”にも似せている
・お前がナンバーワンだ点 9.0点
最初に言っておこう。鳥栖よ、スローガンは君たちのためにある。西の雄が今年もやってくれた。いきなりの「ITADAKI」。「頂」と「〇〇いただく」という何の必然性もない二つの意味を強引に重ねてマリアージュ。生ハムメロンかよ。デザインもすさまじく説明では「一岩となり」とあるのだが、拳がおもいっきり一岩を突き破っている。えっ、大丈夫か!と思ったが、その後の「ロゴデザイン」のところで元々岩は割れてることが判明し、一安心・・・してはいけない、元々一枚岩じゃねーじゃねーか!!拳で亀裂を隠して誤魔化してるって鉄拳制裁でチーム内融和を図る古き良き部活メソッドかよ!!そして、さらに鳥栖は畳み掛けてくる。
カラーバリエーションである。もう一度言うが、まさかのカラーバリエーション6色を用意してきた。これだけスローガンを見続けている俺が一度たりとも考えたことのない「ロゴのカラーバリエーション欲しいな」という願望を叶えてくれるナイスアイデアである。しかも6色用意してるのに、肝心のチームカラーピンクがないという凡ミス。なぜだ。黒とグレーという似たような色は用意したのになんでピンクは用意できなかったんや。え?なに?ピンクはお前らの心のなかにあるだろ?ってやかましいわ!!そして、ここでとどめがくる。
動画である。スローガン史上初と思われる動画である。めっちゃかっこいい感じでスローガンが出てくるだけの動画である。新体制発表の一部とかではない。なんか鳥がかっこいい感じで飛んできて、選手とか一切出てこない。スローガンに動画が必要かどうかと言われると、「考えたことが一度もないのでわからないです」と答えるしかない。ただ、もう作ってしまった。作ってしまったなら見るしかない。内容については、各人がそれぞれの鳥栖に対する思いを抱えて確認して欲しい。わたしの感想としては「この予告編の映画、興行収入振るわなそう」である。もはや敵がいない。スローガン界のバロンドールとして、今後もJリーグを引っ張っていって欲しい。今年も鳥栖賞確定で優勝です!
J2編はそのうちやります!