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ジェフユナイテッド千葉2017シーズン選手別中間報告「ハイライン被害者の会」後編MF&FW

MF&FW編だよ!

いろいろあったけど私は元気です!

 

■MF
・佐藤勇人

思ったよりも出場が多かった最古参。適任がいないためアンカーをやっている。佐藤勇人も向いてない気もするが、ベテランなので大過なく務めている。ハードな守備とシンプルな繋ぎを基本としているが、それでも時折若き日を思い出してPA内に飛び込んでくこともあり、その時は中盤がスッカスカになってひゃーってなる。アンカーがPA内に侵入して落としたパスを右SBがクロスを上げて左SB乾がヘッドで強襲というプレーはダイナミックだが、「今、後ろどうなってるの?」って考えるとすっごい背筋が寒くなるから夏の怪談としておすすめです。後半戦もプレーだけでなく、ぶつぶつ文句言う奴を犬吠埼に吊るしたりしてチーム内の引き締めを継続していただきたい。

・熊谷アンドリュー
なんやかんやありながらアンカーの定位置をゲットしたテクニシャン。シーズン当初はインサイドハーフをやらされていたが、運動量絶対主義の位置において貫禄のジョギングをかますなど適任とは言い難く、アンカーに回された。そのサイドへの振り分けとテクニックでビルドアップをスムーズにしているのだが、守備は苦手なのは当たり前。当初はめっちゃ不安定だったが、それでもだんだん意識が変わってきたのか、最近ではボールホルダーに強烈なタックルをねじ込むこともしばしば。「あーやばいやばいやばいやばいとりあえず滑っとこう後は知らねえ!」っていう感じのスリリングな長距離スライディングを仕掛けてすっこーんと抜かれることもまだけっこうあるが、ファウルでもいいから潰すという意識が芽生えてきて最近は頼もしい。このまま大器が成長してくれれば嬉しい限りである。ちなみに彼の正確無比なサイドチェンジの軌道はJ2屈指の美しさである。

・町田也真人
昨年キャリアハイの得点を上げた10番は今年はリンクマンとして機能。ビルドアップ、前プレ、裏抜け、ポストの落としを受ける、サイドのサポートなど労働基準法違反な重労働を課せられているインサイドハーフにおいて最も信頼できる選手である。実際、町田がいるといないとではチームの機能性が明確に落ちるので、もう本当に中心選手になってきたのだな、と感慨深い。実際、今年J1に上がれなかったらどこかから引きがあってもしょうがない。見た目は中学1年生みたいな感じだが、年齢的にもそろそろ上を目指すには限界になってきてるしね。後半戦は怪我がないようにしていただきたい。

・高橋壱晟
青森山田の10番は高卒新人なのにMFとしては最多出場時間を記録。少年兵が中心になれるエスナイデル千葉で有力高卒新人は夢を叶えないか。タスク過多・運動量過多のインサイドハーフだが、高卒新人とは思えない完成度とインテリジェンスで難なくこなしている。ちょっと攻撃のバリエーションがなくて最近は得点がご無沙汰で、そこはまあ課題であるが、高卒新人に多くを求めすぎな気もする。なんか別に出来が悪くないのに「とりあえず高卒を怒鳴っとけ」というエスナイデル部活メソッドによりしょっちゅう説教受けてるのを目にする。真面目に聞いてるかどうかは知らんが。あと、体格がそこそこあるのがやっぱりいいですな。サイズは正義である。このまま順調に育っていって欲しい。

・アランダ
今年は不動のレギュラーとして活躍するかと思われたが、戦術に合わないのか監督と揉めたのかがっつり序盤は干されてた。試合に出れないとSNSでポエムパラグアイおじさんと化してしまうという意外と繊細な面も披露。元々動き回ってなんぼのためアンカーとしてはそれほど適正がないのだが、インサイドハーフとして定着してからは守備時の刈り取りをした後に、PA内に喜び勇んで突っ込んでいってる。守備の人かと思っていたが、けっこう侵入の仕方がうまいので、そこらへんはさすがだな、と。ただ、死ぬほどシュートが下手なので、今のところ得点は1点のみです。後半戦もパラグアイ流無形柔術で次々とボールを刈り取ってもらいたいものである。

・ホルヘ・サリーナス
左WBとして当初は出場したが、BOMBヨンの獲得、乾の台頭とともに主にFW、インサイドハーフでのジョーカーとして起用されている。ドリブルで運べる貴重な存在なのだが、元々サイドの選手なのもあって、とにかくボールを引き出す動きがあまりよくない。わざわざ足元で受けて苦労してドリブルで運ぶよりも裏取ってくれよと思うのだが、できないんですよー、それー、ごめんなさーい。単騎での局面打開は優れているので、ビハインドのときのテコ入れとして後述する為田と競う感じだろうか。

・羽生直剛
帰ってきたメスト・エジル顔。ベテランになってさすがに運動量は衰えたが、相変わらずの知性を感じるポジショニングと、馬鹿なところで馬鹿なことをやらないという適切なプレー選択が光る。先発だとさすがに90分はきついが、それでも試合を落ち着かせたい時には貴重なカード。また、後半戦も佐藤勇人とともに、文句言う奴がいたら葛西臨海公園水族館のマグロ水槽に沈めるなどのチーム引き締めもがんばっていただきたい。

・矢田旭
なんか名古屋のイケメンが来てしまった。昨年、カオティックな小倉グランパスで孤軍奮闘していたのが印象的だったのだが、今年はまさかの出場時間ゼロ。風間大僧正と徹底的にスタイルが合わなかったのか?とも思ったが、テクニックはあるし何が悪かったのかよくわからない。CDを借りパクでもしたんだろうか。運動量豊富で守備も出来て動き回ってチャンスを作れるタイプなので、インサイドハーフが適任だろう。ぜひぜひがんばっていただきたい。それととんでもないイケメンなので、女子の方々は期待していただきたい。


■FW
・ラリベイ

来日当初は重さが否めなかったが、ここ数試合で固め取りをかまして、いよいよ本領発揮というところか。クロスへのヘッドの入り方がめっちゃうまく、とにかくよくわからないけど先に頭に当ててしまうという駆け引き上手である。また、ポストプレーも堅実で上手。以前は呼吸が合わずにフリックががんがん相手ボールになっていたが、最近では奪われる方が稀の成功率の高さであり、周りが信頼してスペースに飛び込めるようになった。あとはヘッドだけじゃなくてシュートパターンも多くて、でかくて割と無理が利くのは貴重である。欲しいクロスの種類を清武、船山が理解してきたので、後半戦もがんがん点を取りそう。ただ、指宿とのツートップだけはやめてくれ。

・指宿洋史
大巨人2号。スローに見えるが、ストライドが長いので意外と早い。あくまで、意外と、ではあるが。ポストプレーの落とし、PA内での引きずりながらの振り向きシュートなどはわかっていても止められない。欲を言えばもうちょいシュート精度がほしいが、そんなものがあったらこの選手はジェフなんぞには来ていないのである。とりあえずアバウトなボールを預けてもスクランブルは起こせるので、やはり無理の利く巨体というのは貴重である2号。髪型が長髪オールバックで日に日に進撃の巨人感が増しているが、もはやファッションについて触れている余裕は我々にはないのである。ただ、ラリベイとのツートップだけは二度としないで欲しい。

・清武功暉
移籍初年度にも関わらず、千葉の大エースとして君臨するアタッカー。サイドに張ったところから中へ侵入してチャンスメイク、無回転ミドル、逆サイドからのクロスへの飛び込み、そして必殺のセットプレー、ロングスローととにかくフィニッシュへ絡むことが大好きなフィニッシュジャンキーである。ドリブラーかと思っていたのだが意外とドリブル成功率は低く、けっこう止められてるのだけれど、それを含めても10ゴールは完全なプラス収支である。クロスへの入り方がうまいので、ヘッドでも合わせられている。ありがとう、熊本。カウンターでの仕事の遂行率が高いため、ラインを下げることも多くなった最近では、余計にその重要度が増してきている。守備もちゃんとやるし、町田、近藤とともにいなくなったら非常に困る選手。為田が来たけれども、基本的にレギュラーは彼だろう。どうせなら兄貴も連れてきて、千葉で夢を叶えて欲しい。ついでに監督の尹晶煥も呼んできて欲しい。

・船山貴之
俺たちの船山は今年も順調にシュートが入らない。ドリブルからのミドル、クロスからのボレー、無人のゴールに押し込むだけ、飛び込んでのヘッドなどありとあらゆるシュートパターンを全部外している。さすがの貫禄である。しかし、簡単にボールを失わないキープ、サイドからのチャンスメイク、豊富な運動量による守備、裏抜けして相手を引っ張れるなど戦術的に重要な選手なので外せない。そもそも船山にシュート精度があったらJ2なんぞにはいないはずだ。これに限らず我々は求め過ぎなのである。場末のスナックに深田恭子がいるはずもなく、せいぜい自称深田恭子似の某炎上議員がいるのが関の山である。現在のポジションをじっくりと考えて、船山のシュート精度を愛するということが我々にできる一番幸福な選択なのである。

ただ、押し込むだけのシュートは決めてくれよNA!

 

・菅嶋弘希
出場機会が限られていてもったいない。しかし、適切なポジショニングと穴を見つけて入れる勤勉で頭のいい選手という特徴なので、ジョーカーとして出てきてもそれほど怖さがないので、仕方がないか。先発でも見てみたい選手。インサイドハーフもなんなくできるんではないか。ていうか、ロティーナサッカーに合いそうなんで、なんか申し訳ない。

・古川大悟
現役高校生だが、けっこうベンチ入りし始めてきた。現時点では、途中出場しても爆竹投げつけられたニワトリのようにバタバタし続けて試合が終わるという状態のため、特徴はよくわからない。がんばれ。

・為田大貴
福岡からレンタルで移籍してきたアタッカー。緩急のあるドリブル、ラストパスなどアタッキング能力は高いのだが、とにかく守備ができない。先日は移籍後初の出場をしたが、途中出場のくせに前残りでロクに守備をしないという貫禄のプレーを披露。中々先発では使いづらいのだが、なりふり構わず点を取りたい時には打開力に優れた彼が貴重なカードになるだろう。ヨシモト芸人顔。


■監督
・フアン・エスナイデル

J2を巨大な核実験場に変えてしまったマッドサイエンティスト。まさか生きてるうちにクライフバルサよりも高いディフェンスラインを見ることができるとは思わなかった。最初に試合を見たときの「え?何が起こってるの?何がしたいの?ルール変わった?」という衝撃は得難い経験だった。ハイラインの利点としては、全く他とやり方が違うチームとやるので対戦相手がひたすら困惑するという点であるのだが、たぶんやってる選手と見てる俺たちのほうが困惑している。基本的にハイライン以外の戦術に関しては「ばーんとやってこい」というアバウトなもののため、尻拭いは近藤と佐藤優也任せである。また、ハイライン敷いてるんだから攻撃的かと思いきや、攻撃のパターンを作ることができないといううっかり仕様。ジェットコースターのような非常にスリリングなチームの構築に成功した。高橋GMがちゃんと調べてこの監督を選んだのか、それとも知らなかったのかはよくわからないが、できればサッカーのスタイルを知ってて選んだのではないと信じたい。徳島のリカルド・ロドリゲス監督や東京Vのロティーナ監督のように欧州の基本メソッドを注入してくれるものと期待していたのに、引いてきたのがクレイジーなロマンチストだというところが、さすがの引きの強さ。普通の定食屋に入ったのにメニューがうなぎのゼリー寄せしかなかった気分である。勘弁して欲しい。また、視点を変えてみるととにかく点だけは取ったり取られたりするのでエンタメ度がめっちゃ高いというメリットもある。勝ち負けだけではないフットボールは楽しむものだという原点を我々に教えてくれているのだが、そんな知見よりも勝点の方が欲しかったのが正直な気持ちである。ただ、もう引き返せるポイントは過ぎてしまったので、このまま走り続けるしかない。最近では「時間帯によってはラインを下げる」というS級難度の戦術も使うようになってきたので、期待できないこともないことはないはずである。後半戦も恐怖の戦術で主にファンをショック死寸前に追い込もう!

3000年後に千葉遺跡で見つかった壁画

ジェフユナイテッド千葉2017シーズン選手別中間報告「ハイライン被害者の会」前編GK&DF

さあ!地獄のJ2もだいたい半分が過ぎたよ!
だからジェフユナイテッド千葉の中間報告だよ!
報告するに値しないとかは言わないでよ!選手ごとだよ!まずはGK&DF編だよ!


■GK
・佐藤優也
千葉のゴールに君臨する守護ゴリラ。前半戦のいい意味でも悪い意味でもハイライトだったのではないか。ハイラインの広大な裏スペースに飛び出して我々にエンターテイメントとは何かということを教えてくれた。時にはダイビングヘッドでクリアし、時には味方とぶつかって無人のゴールに流し込まれ、時には超ロングシュートで頭を越され、時にはハーフラインまでドリブルで上がってスルーパスを出した。何を言ってるかよくわからないと思うが、彼の職業はGKだ。序盤のような「飛び出さなきゃ飛び出さなきゃ飛び出さなきゃ逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ」という脅迫観念がなくなってきたので徐々に頻度は減っているが、それでも1試合に3回はミサイルのように吹っ飛んできてボールをクリアする。後半戦の目標はリベロとしての出場だと思われる。

・山本海人
元代表GKも特殊戦術には四苦八苦しているようで定位置確保には至らず。ただし、佐藤優也が岡野と交錯して点を献上した後の試合で出場し、さすがのゴールセービングを披露した。あと、おそるおそるPA外まで出てボールを処理する姿は率直に言って興奮する。普通のチームだったら正GKなのでとてもかわいそう。というか、このレベルの選手をJ2の第2GKで養う意味があんまりよくわからない。

・岡本昌弘
リーグ戦出場なし。っつーか、出場なし。ハイラインで広大なエリアをカバーしなくてはいけない戦術において、クラシカルなGKである岡本姉さんに仕事はない。主にハイラインで傷ついた佐藤優也の心のケアが仕事か。

・大野哲煥
見てない。がんばれ。


■DF
・近藤直也

とんちきハイラインをなんとか成立させるために日々苦労しているDFリーダー。とにかく上げる、ラインを上げるという鉄の指示の下、その裏をとられた場合には光の速さで戻ってカバーリングをするというタスクを課されている。けっこうな確率で間に合わないのは近藤が遅いわけではなく、物理的に無理だからです。足元がイマイチ、ポカをするなどあるが、さすがにDF陣の中では抜けた存在であり、ころころ変わるメンバーの中でも不動。後半戦も苦労すると思うが、分厚い胸板でなんとか乗り切ってほしい。というか、いなくなったら死ぬ。

・岡野洵
昨シーズン活躍したのになぜか最初はベンチ入りもできなかったが、なぜかレギュラーだった若狭がミスを連発していたので抜擢し、レギュラーに定着…したのだが、ここ最近はベンチで燻っている。スピードがあって足元も上手、ハイライン圧殺戦術に最適な逸材なのだが、いかんせんまだまだミスが多く、キーパーとぶつかったり簡単にボールを落とされて失点に繋がったりしてたので、そこらへんがエスナイデル監督の気に食わなかったのだろうか。攻め込まれてる時は基本的に追走か圧倒的不利という状況のため、彼自身のせいだけにはできないが、それでもミスが多いのはいただけない。近藤と並ぶとよくわかるのだが、まだまだ体の線が細く、ポジション取りで後手に回っている。やはりCBは胸板だと思うので、レスター所属のモーガン大佐あるいはBリーグナンバーワン胸板の栃木ブレックス所属ジェフ・ギブス選手に弟子入りしたほうがいいのではないだろうか。

・キム・ボムヨン
俺たちのミスター運動量BOMBヨンをCBで使うのがエスナイデル流である。「あれ?もしかしてCBの仕事よくわかってない?」と思われる謎の動きをするのだが、それを運動量とスピードでカバーするという、オフェンスリバウンドをとってシュートを外してまたオフェンスリバウンドをとるという往年のデニス・ロッドマンを思い出させるパフォーマンスだった。率直に言って向いてないが、裏に突っ走ることが多い千葉のCBとしてはぎりぎりありなのだろうか。ただ、運動量が多くて時折とんでもないミドルを叩き込むこともあるので、やっぱりサイドバックかウイングバック向きなのではないかと思う。結構危なっかしいパス回しも平気でやるのでどきどきする。

・若狭大志
序盤はレギュラーを獲得したが、光の速さでポジションを失い、ベンチ外となってしまった。去年の総評でも書いたが、バックアッパーなら頼りになるのだが、レギュラーとなると基本的な対人能力が弱いのでけっこうきついことになる。髪型は木更津ヤンキー感が出ててとてもいい。

・大久保裕樹
ベンチにいるとなんとなく安心する大久保裕樹はバックアッパーとして貴重な働きを見せた。たまに先発もしたが、そこでは魂のリスタート妨害でレッドカードをもらうなどのエンターテイナーぶりを発揮。セットプレーで割とシュートをすることが多いが、決まった試しがないのはご愛嬌である。後半戦もスクランブル時の活躍を期待したい。

・多々良敦斗
序盤になぜか3バックハイラインの中央でレギュラーをとっていたが、3バックから4バックへの切り替えるタイミングの前にレギュラー落ちをしてベンチ外である。他よりはスピードがあったからやってたのだろうか、よくわからない。4バックで右サイドバックの控えなのかと思うが、山本真希が定着してしまったため、存在を確認することが難しくなってきた。夏にどこかから声がかかるかもしれない。

・西野貴治
G大阪から獲得し、序盤は3バックのレギュラーとなったが、チームがハイラインで混乱しているうちにいくつか致命的なミスをして干され、そのままG大阪にレンタルバックとなった。異端戦術に合わせようと必死になってくれたのだが、スピードがそれほどあるわけでもないので、アジャストできなかった。率直に言って申し訳なさしかない。G大阪で幸せになって欲しい。

・イ・ジュヨン
序盤に対空兵器としてちょっとだけ試されたが、武器はヘッド、足元は蹴っ飛ばすだけというハイラインとの相性最悪の選手。早々に見切られ、ボムヨンをアジア枠で獲得すると、主な活躍の場は練習場となった。今後も出られる可能性はほとんどないので、どこかに移ったほうがいいかもしれない。

・北爪健吾
疾風の北爪として大外枠を担当した千葉スタイルヤンキー。なんだその暴走族風の髪型は。序盤はサイドチェンジからの単騎特攻でクロスを上げまくっていた。クロスの精度は去年よりも改善したが、中での動きが全く整理されていないので実を結ぶことはほとんどない。守備はスピードを生かして戻れるのでハイライン向きではある。途中から突然山本真希にレギュラーを奪われたが、最近は復権気味。北爪に限らないが、何が悪くてベンチ外になったのかよくわからんことが多々あるチームなので、そこらへんは困惑してる感じがする。

・山本真希
今年はほぼ右サイドバックとしての出場の便利屋。落ち着いたボール回しと機を見た攻撃参加、それと無謀ではない守備でチームに一定の安定をもたらしてくれている。クロスもグッド。攻撃重視のときの北爪と使いわける感じなのかもしれないが、北爪が攻撃時の見た目よりもインパクトを残せてるわけではないので、基本は山本真希でいいのかもしれない。緊急時にはMFもこなせるので、後半戦も重宝されることだろう。相変わらず眉毛がすっごいし、胸毛もすごそう。

・乾貴哉
序盤はすっかり無視されていたが、ホルヘ・サリーナスも比嘉さんもDFとしてやばいということがわかると、左サイドバックのレギュラーに君臨。187cmの長身、左利きサイドバック、ストライドの大きなドリブルというロマンしか感じない性能。クロスの精度もけっこうよく、CKキッカーも任されることがある。右ウイングバック山本真希のクロスに突っ込んでヘッドを決めたときには一瞬だけ興奮したが、いったいこれはなんのサッカーだときょとんとした。前節でGKに戻すボールをかっさらわれて決勝点をとられるなどミスも多いし、守備面では課題ばかりではあるが、このまま順調に育っていって欲しい。ただ、なんで乾を育てているのに、高校No.1左サイドバック杉山弾斗を獲ってきたのかはよくわからない。おまけにレンタル中の浦田も左サイドバックであり、同じポジションのサイドバックを複数集める往年のトッテナム感がある。

・比嘉祐介
俺たちの比嘉さん左サイドでの何度かの先発でその派手な髪型と運動量、さらにはとんでもない数のボールロストを披露してくれた。基本的に足元がやばめなので、いいタイミングで上がってもトラップで手間取ってるうちにクロスを上げるタイミングを逃すというちょっときつい仕様。比嘉さんがたくさん出るようだとピンチ。ただDAZNハーフタイムでのトークはさすがの面白さだった。

・溝渕雄志
天皇杯で出たらしい。見てない。がんばれ。

 

■感想■ロシアW杯アジア最終予選■ イラクVS日本「灼熱地獄の白昼夢」

うおーーー!公式戦じゃー!

■感想

■イラク1-1日本

・ここは負けると地獄の最終2戦になってしまうので、ぜひ勝っていきたいところ。
・日本は4-3-3。GKが川島、DFが右からマルセイユ酒井、吉田、昌子、長友。アンカーがたぶん井手口。遠藤と本田がその前か?その場合はFWは右から久保、大迫、原口。ただし、原口インサイドハーフの本田が右FWの可能性もあるか。
・NHKBSは早野解説員。炸裂する中東ダジャレ。5番のヌーリが怪しい。
・いろいろな都合によってクソ暑い37℃の昼間のゲームになります!けっして日本のゴールデンタイムに合わせてるわけではございません!(本当にどういう理由か知らん)
・劇的でイラクの国歌はかっこいい。
・イラクは4-2-3-1か。
・「37.4℃ってサッカーやる環境じゃないよな、会社も休む」って呟いたら「その程度の熱で会社を休むなんて甘えですね。私は39℃でも会社に行きました」ってリプがつけられるまでがTwitter。

・前半開始。
・左に久保、右に本田で原口がインサイドハーフというかトップ下(守備時には2トップ気味)の模様。
・2分、井手口のスルーパスから久保がクロスも大迫と本田の上空を越えていく。
・イラクも日本も含めて全員だるそう。
・4分、本田のスルーパスから内側をオーバーラップして抜けたマルセイユがクロスを上げて大迫がニアで合わせるも枠外。
・6分、ボールを奪った遠藤が突進して本田とワンツーで抜け出そうとしたところを倒されて、相手にイエロー。
・7分、大迫驚異の粘りからPA内でこぼれたボールを原口がシュート。CKを取り、本田のCKからの巻いたボールにシンプルにニアで合わせた大迫のバックヘッドが吸い込まれて先制!いいぞ!
・11分、遠藤からの浮き球スルーパスも長友はオフサイド。
・井手口落ち着いてるなあ。山口蛍よりは井手口は回せるな。
・13分、井手口が右サイドに開いた原口とワンツーからクロスを上げるも火星経由外銀河行き。
・「シリア戦は外に張ってろと言われた、あ、失礼、中に入ってろと言われた」と根本から間違えてしまったNHK松野アナが萌え実況ポイント5をゲット。
・17分、左サイドからのクロスをイラク10番が長友に競り勝って落とし、最後はシルターがヘッドも枠外。大外クロスがきたときの長友の高さ問題はレベルが上がれば上がるほど問題になってきそう。
・19分、9番カッラールがPA角からショートクロスをゲニーがヘッドも枠外。
・イラクの19番シルターは床屋でなんて注文してるの?BOOWYの氷室?
・26分、ロングボールに体の強さを生かして完全に裏抜けした大迫がPA内でおもいっきり掴まれて倒されるも、PKはなしの判定。
・28分、イラク9番カッラールがPA内で不穏なドリブルをするもなんとか止める。
・29分、PA内に侵入するもシュートまではいけず。
・31分、給水タイム。ここでピコ太郎のショーがあったりしないの?
・34分、アバウトなロングボールにカッラールがごりごりいくもメス川島がメス飛び出しでメスキャッチ。
・35分、大迫が引いたスペースに久保が突っ込むもマルセイユのマルセイユは惜しくも合わず。
・37分、本田からのスペースに出したキラーパスに「マジかよぉぉぉぉ!!」って顔で仕方なく走り始めるマルセイユ酒井。なんとか追いつくもクロスはディフレクトで走り損。
・井手口が超落ち着いてる。これは山口蛍うかうかしてられない。
・44分、左サイドから切れ込んだゲニーがPA外からシュートも力なく川島の胸へ。
・審判の温情によりほとんどロスタイムなく前半終了。
・日本はほぼプラン通りか。原口で相手ボランチを押さえ込み、中盤で刈り取って攻撃は手数をかけずに省エネ。守備で危ない場面も一度くらいで、劣悪な環境を考えれば上々ではないか。
・サイドバックもほとんど上がらないし、まあこの環境では仕方ない。そんななかマルセイユ酒井に鬼パスを出した本田さんはマジでマジ。若き日の中田英寿と名良橋を思い出させるが、取れるボールを出す分だけ本田のほうが余計にひどいかもしれない。笑
・後半は疲れてきたイラクからもう1点とってさっさと試合を殺したい。
・イラクで怖いのはカッラール。プチ・イブラヒモビッチのような選手で、テクニックがあって体もでかい。


・後半開始。
・47分、井手口が大迫とのワンツーで炎のオーバーラップを見せるが潰される。
・50分、本田の鬼スペースパスをマルセイユ酒井早々に諦める。
・50分、久保がスルーパスを受けるも何もできず。コンディション悪そう。
・52分、大迫からのスルーパスを受けた原口が犬のように走るが、ファウル気味に潰されてチャンスにならず。この暑さでも狂ったように原口が走り回ってるんだけど、エンジンが太陽光発電だったりするの?
・54分、原口炎のドリブルからサイドに開いた大迫にパスを出すも、タッチが乱れてシュートまでいけず。
・56分、大迫が相手と絡んで倒れてるあいだに長友が独走してクロスを上げるも、フリーの原口がうまく処理できず、シュートまでいけず。
・57分、井手口が頭をうって倒れる。リプレイ映像を見ると完全に自爆。
・57分、イラク、9番ゲニーがアウトで11番ファラジがイン。
・59分、昌子がナイスディフェンス。さすが近鉄顔。
・61分、アドナンがクロスを上げるも川島がスタンディングキャッチ。
・61分、井手口アウトで今野がイン。
・62分、大迫が根性で繋いだボールを本田がキープ上がってきた味方に当てて再び本田がもらってパスを出すも原口が無反応。なんでや、お前さっきまで走り回ってたやんけ。
・65分、原口のスルーパスを受けた酒井マルセイユがマルセイユクロスを上げて最後は大迫が押し込もうとするもポスト。CKから最後は原口がやけっぱちミドルも当然枠外。
・67分、本田がPA外から切り込んでシュートを撃つもディフレクト。
・68分、右サイドを崩されてマイナスクロスを上げられるもなんとかシュートまではいかせず。
・69分、原口アウト、倉田イン。
・70分、倉田のスルーパスから最終兵器今野が抜け出すもシュートまではいけず。
・72分、ゴール前の混戦からこぼれてきたボールを吉田と川島が交錯。こぼれたボールを叩き込まれて日本は同点に追いつかれる!ファウルを取らない審判なので簡単にクリアでもよかった。吉田の判断ミスだが、ちょっとかわいそうでもある。
・75分、19番シルターがアウトで13番ボンヤーンがイン。
・76分、酒井から酒井に交代。酒井は怪我。
・82分、今野が完全にファウルでボールを奪うも笛は鳴らず、大迫がカウンターで攻め上がるも、判断に迷ってボールロスト。
・83分、倉田がうまいターンでファウルをもらい、そのFKを本田が蹴るも普通に弾き返される。
・88分、バックパスをクリアした川島にファラジが的確なノールック足裏アタック。
・90分、中を抜けた倉田のこぼれ球から最後は本田がシュートを撃つも腰が回り切らず。さすがに疲れている。
・93分、FKから吉田が折り返し、本田が折り返すもだめ。
・94分、ロングスローから吉田の落としを本田がシュートもキーパー正面。
・試合終了。

・日本はノルマ達成ならず。引き分けは最低限の結果。内容は乏しかったが、このコンディションでまともなサッカーをやれと言われても無理。
・中盤に怪我人が続出する中、遠藤と井手口がしっかりやれたのは収穫。特に井手口はボール回しでは落ち着いてタッチを見せ、刈りどころでは狂犬のように噛み付いていたので、これは山口蛍とのレギュラー争いに名乗りを上げたのではないだろうか。オーストラリア戦でスタメンでも何も驚かない。ただ、狂犬タイプなのでポジション空け気味なのは結構怖い。遠藤はバランス取りに腐心していたが、タフなところを見せた。
・こういう風に怪我人が続出するとなかなかベンチワークも難しい。
・とにかくもうオーストラリアに勝つしかない。
・うわあああああ、ヒリヒリしてきたーーー!!!

■感想■国際練習試合 日本VSシリア「ドリブラーにシュートはいらぬ」

■日本1-1シリア

■感想
・国際練習試合!
・日本のスタメンはGKはレギュラーを獲得してメスの顔になった川島、DFが右から右ゴリラ、吉田、昌子、左ゴリラ。中盤底に山口蛍とアンリミテッド今野、そしてトップ下に香川。FWが右から俺たちの三白眼久保、大迫、ヤンキー原口。これがイラク戦もファーストセットでしょうな。加藤恒平くんは当然ながらベンチ。
・都並解説員、北澤解説員、城解説員という毒にも薬にもならないジェットストリームアタック。
・シリアは最終予選で苦戦中。「シリアのイブラヒモビッチ」ことアルスーマは不在。代表拒否してたけど出るって話はなんだったんだろ。ていうか、シリアはサッカーやってる場合なのか。

・前半開始。
・2分、大迫のポストプレーからFKゲット。特に放り込まずに普通に始める。
・3分、PA横角近くでファウルをしてしまい、シリアのFK。トリックプレーからミドルシュートを山口がディフレクトしてCK。CKは普通に上空を通過。
・6分、香川のミスで失ったボールをシリア10番アルマワスがドリブルで持ち込むも、アルマワスのファウル。そこに絡んだ香川が怪我。香川はピッチの外に。右サイドのアルマワスはドリブルがうまい。
・8分、大迫のポストプレーから胸での落としをヤンキーが持ち込んでシュートも力なく正面。
・9分、香川がアウトで倉田がイン。好調だったのに本当についてない香川。
・11分、珍しく山口蛍が出したロングボールを大迫がDF裏で受けるもシュートにいけず。
・12分、昌子の目測誤りから持ち込まれ、ボールが行ったり来たりした挙句、最後はミドルシュートもメス川島の正面。
・17分、倉田のスルーパスから大迫が裏抜けしてシュートも角度がなくキーパー正面。
・17分、再三フリーになる山口蛍から受けた縦パスを原口がヒールでフリック、その縦パスを受けた左ゴリラが中に切り込んでシュートなんだかクロスなんだかよくわかんないことをする。幸せ太り。その後色々あって原口がなんかシュートするも枠外。
・20分、吉田の縦パスを受けた大迫がフリック、追い越していったエネルギッシュ今野がフリーで抜け出すもキーパーにボールが届いてしまう。
・21分、山口蛍が中盤で食いついてかわされてしまったところを昌子が無難に止める。最後は原口がヤンキージャンプでファウルをもらう。
・25分、右ゴリラがシリア選手とぶつかってのたうち回るもさすがゴリラなので丈夫でした。
・26分、昌子がクリアしたクロスのこぼれ球が9番アルマワスの正面に行き、強いシュートを撃たれるも再度ネット。
・30分、縦パスを再び受けた大迫の落としから右ゴリラがクロス。上空を通過したボールが左ゴリラに行ってゴリラクロスを上げるも、わちゃわちゃっとしてシュートまで行けず。ゴリラ。
・ハリルホジッチの田舎の中学の美術教師感は異常。
・35分、フリーの山口蛍から右ゴリラにロングパス、そのゴリラクロスにヤンキーが飛び込んでシュートもDFがディフレクト。
・38分、無双を続ける大迫のポストプレーから左ゴリラが疾走するもいまいち体のキレがなく普通にカット。
・39分、左ゴリラがあげたクロスのこぼれ球を原口が叩くも惜しくも枠外。
・46分、原口、今野とつないだボールを久保が最後エリア外から左足を振り抜くも枠外。
・前半終了。
・日本は中盤がうまくいってない。山口、今野、倉田であんまりボールが運べない。シリアのプレスが早く、体が強い。ロングボールでチャンスを作るが、大迫はコンディション抜群で無双をしているが、久保も原口も調子あんまりよくなさそうなので、なかなか難しい。長友はゴリラ。
・まああくまで調整試合なんだが、それでも低調。後半にはプレスが弱くなって

・後半開始
・久保がアウト、本田がイン。
・本田と原口が並んだときのパイセンとパシリ感は異常。
・46分、アルマワスがワンツーで切り込んできて勢い良くシュート。アルマワスの思い切りのよさはすごい。
・47分、左サイドに開いていたマルドキアンが中に切り込んでシュート。川島が横っとびで弾いてCK。そのCKからショートコーナーであげたクロスをマルドキアンがヘッドで叩き込んでシリア先制。昌子がかぶったか、酒井がマークを外したか。
・52分、シリアがてきとーなミドルシュート。
・52分、山口蛍に代えて井手口。少し痛んだか。井手口は代表初キャップ。中盤はガンバジェットストリームアタックに。
・57分、原口、大迫とのトライアングルから抜け出した左ゴリラが冷静にゴール前にクロス、そして突っ込ませたら日本一の今野が綺麗に合わせて同点!
・ストライカー今野。
・59分、原口アウトで乾イン。
・62分、エースストライカー今野に代えて浅野。本田がインサイドハーフ、浅野が右サイドに。
・63分、乾からのスルーパスに左ゴリラがPA内でシュートを撃つもディフレクト。
・65分、CKの流れから右ゴリラがボレーーーーーーーーーーーーーーー!!!も枠外。
・68分、本田のスルーパス→右ゴリラのクロス、浅野のヒール、倉田が惜しくもシュートに行けず。
・70分、右サイドからゴリゴリきたシリアのヒゲがなんか無理やりシュートした。
・解説席が「本田いいねー」「井手口いいねー」「乾いいねー」「おわっはっは、すっげ」とヌード撮ってるカメラマン状態になってきてる。
・73分、無双大迫からスルーパスを受けた本田がフリーで右足を振り抜くもキーパー正面。
・76分、本田のサイドチェンジをフェザータッチでピタッと止めた乾がドリブルでなんなく相手をかわすも乾らしくシュートは正面。「かわすまでは最高」という正しいドリブラーの系譜であることを証明する乾のシュートセンス。
・81分、足先で簡単に相手をかわすもシュートを大迫にぶち当てる乾。「かわすまでは最高」という正しいドリブラーの系譜であることを証明する乾のシュートセンス season2。
・82分、左ゴリラのクロスに浅野がヘッドで飛び込むも惜しくもクリア。CKから吉田が飛び込んだこぼれ球を大迫がボレーで叩くもディフレクト。
・83分、CKから爆撃機吉田がヘッドを放つも枠外。
・84分、大迫アウトで岡崎イン。今日の大迫は無敵だった。
・86分、もはや何をしても対面を抜ける乾がドリブルから岡崎に出すもトラップミス。それをつないだ浅野が本田に出すも右足のシュートは大きく枠外。
・94分、クリアミスが相手のFWにつながりシュートもメスの顔した川島の正面。
・試合終了。

・引き分け。
・シリアのプレスに苦しんだ前半だったが、まあこんなものではないだろうか。本番は13日のイラク戦。出場可能性のある選手はほとんどが出たし、調整としてはよかった。ただ、香川の怪我は誤算だった。
・レギュラーの中でも大迫は別格だった。コンディションが良いのだろう。おそらくイラク戦も彼が軸。
・守備は一抹の不安。右ゴリラと吉田の右サイドはいつもどおりだったが、昌子は若干安定感を書き、左ゴリラは試合感に欠けている。イラク戦では左を酒井高徳にするのも一つの手だろうか。
・倉田はきちんと仕事ができることを証明したし、井手口はベテランのようにしっかりと中盤を締めることができた。おそらく今後中心になっていく井手口がここで代表キャップを刻めたことの意味は小さくない。
・また、乾はこのレベルならば無敵のドリブラーになれることを証明。ウイングの得点から守備までの重労働を考えると先発は現実的ではないが、ジョーカー枠を齋藤学あたりと争えそう。
・また、インサイドハーフに入った本田もよかったのではないか。ボールが落ち着くので、特にワーワーボランチのときだといいかもしれない。そして、右ウイングよりもたぶん適している。
・とにかく強く思ったのは、今野と山口蛍だと全然中盤安定しないので長谷部キャプテンはさっさと公務災害の負傷から復活して欲しいということ。

・あとゴリラは2頭まで!

■ロシアW杯アジア最終予選■日本VSタイ「物理で殴れる日本代表」

さあ、代表予選!グンナルソン!

 

■日本4-0
■感想

・日本は大迫、高萩、今野が怪我したので、小林、遠藤を追加招集。別にハリルホジッチのせいではない。
・日本のスタメンはGK川島(メス)、DFが右から酒井の方のゴリラ、吉田、森重、長友の方のゴリラ。中盤センターに山口蛍、ゴリラじゃない方の酒井でダブルボランチ。香川のトップ下か。3トップが右から俺たちの三白眼久保、中央に岡崎、左にヤンキー。
・しかしまあ長谷部も含めて4人主力が怪我して出て来るのがHSVのキャプテンとレスターのレギュラーで、ミランの10番はまだベンチとか相手からしたらくらくらするな。
・タイのスタメンは知らん。4-5-1か。タイのメッシと呼ばれる18番チャナティップがトップ下である。
・「今日は勝った上で大量得点が必須」の「メダルは確定、大事なのは色だ」感は異常。
・誰だよ「勝点ゲッツ」っていうダンディ坂野のゲーフラ出してる奴w
・解説は最近サワヤカさしかない福西解説員。

・前半開始。
・0分、タイのスルーパスを吉田が貫禄のカット。日本史上屈指のCBになりつつある。
・酒井高徳が特にボランチらしく組み立てに関与するかというと、そういうわけではない。山口も関与しないので、吉田と森重が蹴っ飛ばすしかない。
・5分、初めて酒井高徳が右SBの位置まで降りてくるがボールは入らず。
・5分、左サイドの崩しのこぼれ球から鯛飯がミドルシュートもディフレクト。
・7分、森重がロングフィードで久保が抜け出してグラウンダーのクロス。岡崎が潰れてファーの香川が落ち着いて切り替えして先制点!
・香川調子よさそうだね。
・11分、右から切り込んで打った久保のシュートのこぼれ球をヤンキー原口がシュートするもオフサイド。
・「変に繋いで取られるならとにかく遠くに蹴ったほうがいい」という鉄則に常に従う俺たちの川島(メス)。
・15分、ヤンキー原田が抜け出しかけるもカットされる。
・タイの5番のエグザイル感は異常。
・16分、パスミスからカウンターを食らうも、鯛飯が鬼のようにこねくり回したので、事なきを得る。
・18分、右サイドにきていたヤンキーがPA内の香川に縦パス、ヒールでオシャレに落としたところを山口蛍がシュートもキーパーナイスセーブ。
・19分、右サイドからの久保のクロスを岡崎がニアで合わせて追加点!和製ベッカム久保!
・タイのメッシこと鯛飯くんはとにかく相手の逆を取り続けてチャンスを潰してる感があるので、どちらかと言えばタイのデニウソンだと思う。最終的にはコーナーフラッグにいそう。
・24分、とにかく縦を切ってくるのでクロス上げ放題の久保が鋭いクロスを上げるも、惜しくも合わず。
・酒井高徳のボランチは初めて見たのだが、ボランチというよりは中央で酒井高徳をやってる感じがある。ああ、あれだ、中西永輔がボランチやってるときの感じだ。
・27分、もはやハメゲーとなっている久保へのロングボールからダイレクトで中央の原口に落とし、そこからのマイナスのクロスも香川が3ランホームラン。
・31分、右からのタイのクロスも中央のFWは頭に触れただけ。
・33分、完全に香川が裏からどついてFK。その流れからタイの10番が振り向きざまにシュートも川島(メス)の正面。
・地味にミスを連発する長友じゃない方のゴリラ。
・36分、外で張ってた久保のインナーを上がったゴリラが鋭いクロスを送るも惜しくもクリアされる。
・PA外のそんな危険でもないボールにタイのGKが飛び出てきてエグザイルごとなぎ倒しながらヘディングする意味とは思うのだけれど、千葉の試合見てたら何も言えなくなりますよね。
・山本人間力解説員とは別の意味でまったく頭に入ってこない福西解説員の言葉。
・44分、ミスが続いて左右に振られ、最後は右サイドからのクロスを森重が頭でなんとか弾き返す。そのCKからシュートを撃たれるも川島(メス)が足でなんとかセーブし、その後のシュートも酒井宏樹がなんとか2回ディフレクト。
・前半終了。川島(メス)が日本を救った。
・2点とったものの流れはよくない。ボランチがボールを受けれない、さばけないので攻撃はロングボール主体。それでも得点は取れたのだけれど、その後に対策をとられるとパスコースがなくミスを連発。最後には決定的ピンチまで招いてしまった。このままだと後半もヒヤヒヤものだろう。
・なんか最後の酒井宏樹の2連発シュートブロック、スローで見たら止めてるというよりは倒れたところに2発ぶつけられたという感じだったw


・後半開始。メンバーチェンジはなし。
・46分、左サイドから切り込んだタイの選手を倒してFK。10番ティーラシンのキックは枠外。
・49分、タイが右から仕掛けてCK。ショートコーナーからのクロスはブロック。
・50分、PA内に侵入してきた鯛飯がCKゲット。トラップをしてシュートを撃たれ、こぼれ球を叩いた鯛飯のシュートを川島がナイスセーブ。もう一本のCKも折り返しもシュートを撃たれる。
・なんで平均身長低いタイにCKでシュートまで持ってかれてるの?ジャンプシューズでも履いてるの?
・55分、吉田のクソクリアから酒井ゴリラが右サイドでちぎられかけるもなんとか事なきを得る。
・56分、スローインからのボールを久保がなんなく収め、そのままなぜかフリーパスだったのでシュートを撃ったら入った。
・【探しています】岡崎慎司選手が行方不明です【人懐っこい犬です】
・65分、ヤンキー原口に代わってちょいちょい口出してくるうっとうしい暴走族OB本田。そのまま左に本田が入る。
・68分、香川の縦パスを受けた本田が岡崎にスルーパスというザックジャパントライアングル。
・69分、左サイドで受けた本田がそのままシュートでGK弾く、久保が詰めるもクリアされる。
・69分、左サイドからタイがシュートも川島(メス)の正面。
・72分、左サイドをえぐられクロスも長友が弾き返す。
・73分、香川に代わって清武がイン。
・77分、バイタルで振り向かれてスルーパス、9番がシュートも川島(メス)の正面。
・79分、本田が左サイドで粘って上げたクロスがDFにクリアされこぼれ球を三白眼がダイレクトボレーで叩くもキーパーがナイス反応で弾く。
・80分、タイは左サイドからのクロスに子供みたいなのが合わせるも、ぎりぎり合わず。
・82分、右サイドから和製ベッカム久保が挙げたクロスを本田がヘッドで折り返すもDFがディフレクト。CKから清武のキックに吉田がドンピシャで合わせてヘッド。4点目。
・84分、久保に代わって宇佐美イン。その後になんかごちゃごちゃしたところを長友がスリップし、アメフトならナイスブロックで相手を倒してしまいPK献上。しかし、それを川島(メス)が完璧に止める!すごいぞ川島(メス)!すごいぞ、メス!
・なんか後は適当にシュート撃ちまくって試合終了。勝ち!

 

・日本は得点的には快勝だったが、内容的には寂しい限りだった。本職でない酒井高徳をボランチに使ったこともあるが、試合がうまく作れず。ボールを受けるのが得意でない山口と酒井高徳がゲームを作れず、前線との繋ぎがうまくいかず。しばしばカウンターを食らった。ただし、アジアでは日本では物理で殴れるのである。久保という鈍器で殴り続けて、最後は吉田とかいう爆撃機でタイは失神KO。サッカーとは不公平なスポーツである。
・とにかく最終予選なので勝ち点を普通に取れたとことはよかった。まあこれをオーストラリアとかサウジにやると殺されるので、これは勘弁してほしところ。ただ、今野が得点を取ったものの長谷部の代役とは言い難く、間に合わない場合には人選がかなり難しくなってくることを証明してしまった。誰かおらんのか。
・気になったのは久保。所属のゲントもしっちゃかめっちゃかなチームらしいが点はとっているので、この三白眼の男は劣勢になっても点に絡める才能があるのだろう。とにかく暗殺者顔である。

・タイはがんばっていた。日本をずいぶん脅かしたし、タイのメッシもけっこういい選手だった。後は前線にパワーがもうちょいあればなあ。

■J2■2017シーズンスローガン紹介 「プレミアムスローガンフライデー」part2

part1から続くよ!

画像が多すぎて容量をオーバーしてるよ!

 

 

■名古屋
 

「前へ Go Forward」

 

新しいグランパスの始まりとして、
今こそクラブ一丸となり、J1昇格へ向けて『前へ』進まなければならない。

「ボールを大事にし、ゴールを奪いに行く」、常に『前へ、前へ』。

新たに歩み始めたチーム、選手とともに、ファン、サポーター、パートナー、フロント、ホームタウン、
クラブに関わる全ての方と共にグランパスの未来へ向かって、「前へ」進もう。

 

 

・明大ラグビー部点 7.0点

 

昨年は「信頼」というスローガンを掲げたが、春過ぎには信頼もなくなり疑心暗鬼となってしまい、J2降格という大爆死を遂げてしまった名古屋である。去年も切実な願いが込められていたが、今年も「前へ」という待ったなしのスローガンを掲げてきた。とにかく俺たちは前に進むんだ、後ろを振り返るとほんとに胃が痛くなるから、いや、マジで思い出させるのやめて5バックで前プレとか思い出すのきついからという強い思いが感じられる。デザインも強烈である。血塗られた赤と白のデザインは革命の遂行のためには犠牲者も厭わないという強い決意の表れと推測する。新監督の風間大僧正による粛清のシーズンの始まりである。ただ、そもそも「前へ」は有名な明治大学ラグビー部の名監督北島忠治さんのスローガンであり、これだけ有名な言葉をパ・・・オマージュしてしまうのは前の印象に引きずられてしまうので、あんまりよくないのかなあと思った。どうせ有名な言葉をパ・・・インスパイアするならプロイセン帝国宰相ビスマルクの「鉄と血」だとトヨタ自動車的にもなんかよい感じなのではないか。

 


■京都
 

「上昇-常勝 JOSHO魂 サンガノタメニ WE ARE KYOTO」

 

“サンガ”ってなんだ。
それは、フィールドで戦う11人だけを指す言葉じゃない。

選手たちを最前線で指揮する者。
出場のチャンスを待ち、日々己を鍛え続ける者。
選手たちがより強く輝けるように、チームを裏から支える者。
そして、チームに声援を送り、期待のまなざしで見つめる者。
勝利に喜び、敗北に怒り、
感情をともにするすべての人々が“サンガ”の一部だ。

俺たちサンガが同じ思いで「勝ちたい」と願えば、勝てない相手はいない。
汗をかき、声を出し合うことで、誰だってチームを勝利へ導ける。

ともに勝とう。勝ち続けよう。
そうして手にした常勝の先に、J1への上昇が待っている。

 

 

・オラワクワクしてきたぞ点 8.0点


スローガンを数多く見てくると、飽きる。だが、時折「すごい奴と同じ時代に生まれちまった・・・」というとんでもないものが出てくるので、この作業をやめられないのである。今年に限って言えば、京都がそれである。一目見た瞬間から全身の毛がざわざわと逆立つ、やばい、こいつは間違いなく戦闘民族だと俺のDNAが語りかけてくる・・・!感想を聞かれても「すごく強い」としか言えない。まずデザインがすごい。「上昇-常勝 JOSHO魂」「サンガノタメニ」「WE ARE KYOTO」というメッセージ性の多さ。しかもフォントがそれぞれバラバラなのは多民族都市京都を表現してるのだ、そうに違いない。そして、マスコットの鳥だけなんか急にかっこいい。「WE ARE KYOTO」とかファミコン時代の8bitっぽいポップな字体なのに、鳥だけ唐突にスタイリッシュで面くらう。そして説明もJ-POP路線でぐんぐん俺たちを煽ってくるのであり、「すべての人々が“サンガ”の一部だ。」という部分の後には、長めのギターソロが入ります(1分25秒)。善も悪もなくなにもかもが曖昧な時代、君への愛だって信じられない時代、その時代にサンガが明確な答えを出した新アルバムはタワレコ先行発売で2/26に now on sale!


■岡山


今年もスローガンはありませんので、恒例の冬合宿の模様をお楽しみください。

 


■山口
 

「志 心ひとつに」

 

クラブスローガンに込めた想い

昨シーズンから引き続き、古くから携わっていただいた方々、今、応援いただいている方々の想いをしっかり胸に抱き、強い志を持って戦っていきます。

さらに今シーズンは、志を持って最後まで皆様と一緒に戦いたいという想いを込めて、「志 心ひとつに」というスローガンにいたしました。

 

 

・習字はだいたいOBの偉い人が書いてる点 6.0点

 

なんと去年の「志」を継続してきた山口。相変わらず、一部上場企業の社長室の額に飾ってありそうである。一部上場とありますが、全部上場はいつでしょうか?もうここまできたら志フェイズから逃れることはできないので、もう押し切るしかないのである。「心ひとつに」という割とベタな感じで、こちらも別個に専務の部屋の額に飾ってありそう。どうせなら「質素堅実」という男子校の校長の部屋にありそうなのとか、「遠山葛西遠山ときどき弓長」という元阪神タイガースの野村監督の部屋に飾ってありそうなのとか、「豊洲の地下」と小池都知事の部屋に飾ってありそうなのとかを集めて、えらい人の「額」シリーズでスローガンを来年も継続していただきたいものである。あと、これは80%くらいの確率だと思うんだけれど「トレンディ」っていう額がたぶん石田純一の部屋には飾ってあります。

 


■讃岐


「飛翔」

 

 「飛翔(ひしょう)」

選手1人1人が攻守ともに連動し、勝利に向かって全力でピッチを駆け巡る姿を表現しました。

チーム力、クラブ力を更なるレベルへと昇華させ、讃岐に関わる全ての皆さまにより強くなったチームをお見せできるように戦い続けます。

 

 

・とにかく勢いだ点 6.5点

 

毎年のようにとんでもない勢いの筆跡を披露してくれる讃岐だが、今年もとても力強い。そして毎年のように「選手1人1人が攻守ともに連動し、勝利に向かって全力でピッチを駆け巡」=「飛翔」なのかどうかさっぱりわからないが、まあともかく勢いでこんなもん押し切ってしまうのがよいのである。1つ不満点があるとすれば、チーム名がカマタマーレなのにスローガンでは頑なにうどん感を出してこないこと。もしかして広報担当者はそば派なのだろうか。香川県でそば派であることがばれると「全身の毛という毛を剃られて巨大な釜でうどんと一緒に茹でられる」「ドレッドヘアーの代わりにうどんを頭にインプラントされる」「苗字をうどんにされる」という隠れキリシタン並の迫害を受けることは有名であるので、広報担当者は「踏みそば」を積極的に行ってうどん派に転んで行って欲しいものである。

 

 

■徳島
 

「意気衝天」

 

【クラブスローガン解説】

『意気衝天(いきしょうてん)』を2017シーズンのスローガンに決定しました。
意気衝天とは、“このうえない積極的な意気込み”“元気な気持ちで、天を突くほど盛んな勢い”という意味の言葉です。
今シーズンは6位以内を目標とし、6位以内を確実に目指しながらもJ1昇格を狙うために、そして一つでも上の順位を“突く”ために、勢いを持って進んで行くという思いを込めて、この『意気衝天』をスローガンとしました。
デザインに込めた思いとして、躍動感のある筆文字で力強さを表現したことと、渦潮の「渦」の中から勢いを持った強い力が天を突くように巻き上がっていく様子をイメージしています。
『意気衝天』のスローガンのもと、リカルド ロドリゲス監督率いるチームが一体となり、そしてクラブを熱く応援してくださっているみなさまとも一体となって戦い、最後に喜びを分かち合うことが出来るようなシーズンにしたいと思います。J1昇格を目標に1年間戦いますので、温かいご支援、ご声援のほどよろしくお願いいたします。』

 

 

・おれぁ突くことしかわからないからよぉ点 6.5点

 

ついに「Keep Going Forward」を放棄した徳島である。しかし四文字独自熟語路線をひた走っていることは変わらず。今年は「意気衝天」という造語。「この上ない積極的な意気込み」「元気な気持ちで」と気持ち最優先メソッドである。もうとにかく突くしかないんだよ!という切実な気持ちが伝わってくる。今年からスペイン人監督になったが、安易なスペイン語路線に走らなかったことは評価できる。ちなみにこのスローガンをスペイン人に説明することを考えると、頭が痛くなってくることは内緒である。デザイン的には渦潮継続で地元密着はとてもよいことである。とにかく讃岐を突く、愛媛を突く、そしてJチームないけど高知もついでに突くし、将来的に目の上のたんこぶになりそうな今治も突きまくる。ついでに関係ないけど名古屋も突いてやる!そんな意気込みで今年もがんばって突きまくって欲しいものである。

 


■愛媛
 

「速戦力」

 

【コンセプト】
2017シーズンの愛媛FCのチームスローガンは、「速戦力」です。

ピッチ内では攻撃におけるゴールに向かう速度、守備における速い切換やプレス。
ピッチ外では戦術理解、チーム内でのコミュニケーション、ひとりひとりの成長。
2017シーズンは、あらゆる面で『スピード感』をもって戦うという意味を込めました。

 

 

・すっごいパソコン早くなりそう点 7.5点

 

なんかこのソフトを入れたらものすごくPCの動きがよくなりそうである。「速戦力のおかげでネットショッピングも楽々!」「速戦力を入れたからオンラインゲームもスイスイ!」「速戦力をインストールしたら彼女もインストールできました!」「速戦力のおかげで切れ痔が治った!」という声(あくまで個人の感想です)が聞こえてきそうである。とにかく速く何かをしたい、速く強くなりたい、速く粉飾決算のことは忘れて欲しい、そんな思いが詰まっていることだろう。だが、もうここまできたら「ガンガンガン速」でよかったのではないだろうか。無料チーム診断はガンガンガン速!!ガンガンガン速はJ2チームの救世主!!ガンガンガン速をぶつけて徳島をつぶそう!!

 


■福岡
 

「子どもたちに夢と感動を!」

 

 

・弱パンチ連打点 5.5点

 

去年からのユネスコスローガン継続である。前々年まではけっこうクールなデザインでよかったのだが、昇格即降格とめまぐるしい2年間を送ったので、スローガンまで手が回らなかったのだろう。去年と同様、やはりパンチの弱さは否めない。やはりスローガンというものは意味よりもパンチ力が重要であり、「脳に明太子でも詰まってるんじゃないの?」という疑問が湧いてくるようなスローガンが必要なのである。具体的に言えば、同じ都市のもう1つのプロクラブの説明を読んでも何一つわからないという稀有なスローガンである。「ワンダフル・ホークス」の意味も込めているんですとか言われても、「はいはい、明太子ですね」としか答えようがない。しかし、どちらが印象に残るかと言われたらやはりワンダホーのほうが覚える。来年こそはマイク・タイソンもびっくりの強パンチスローガンを繰り出してほしいものである。意味とか、いいからさ。

 


■長崎
 

「約束の未来へ 約束未来 #Promised Future」

 

 「スポーツで豊かな長崎を創る」という理念の下、V・ファーレン長崎は2005年に長崎県内初のプロスポーツクラブとして誕生し、2015年にクラブ創立10周年という節目の年を迎えました。 「約束の未来へ」は、クラブが新たな10年へ踏み出すにあたり、クラブが描く中期的ビジョンの指針として策定したものです。トップチームの活動のみならず、クラブとしてのさまざまな事業・活動において、活用して参ります。
 V・ファーレン長崎のクラブ名の由来となっている、ポルトガル語で勝利を意味する「VITORIA (ヴィトーリア)」、多様性を表す「VARIEDADE(ヴァリアダーデ)」。そして、オランダ語で平和を意味する「VREDE(ブレーダ)」、航海を意味する「VAREN(ファーレン)」の4つの言葉は、クラブスローガンの下に実施される、各クラブ事業での「活動哲学」です。 クラブのファン・サポーターの皆さま、長崎県民の皆さまと、クラブが描き実現を約束する“約束の未来”を共有し、共に歩んでいく所存です。

 

 

・それどころじゃない点 7.5点


今年だけでないのでスローガンじゃないかもしれないけど、クラブコンセプトにチェキするぜ!ただ、年が明けたから赤字の発表と役員の不祥事が明るみに出て、もうスローガンどころじゃなくなってしまった長崎である。「約束の未来へ」とあるが、いったいどこに連れてかれてしまうのか、前歯が2本ないポン引きについていってしまった時と同じドキドキを味わっている長崎ファンの皆さまの心中やいかに。まあそれはおいといて、とにかくスローガンを見てみると、「約束未来」のフォントがすごぉい。「約束の未来へ」を略しているのだろうが、「の」と「へ」しか略されておらず、そもそも略す必要があるのかどうか、役員が計上した経費はどこに消えたのか、という思いで胸が熱くなる。その下にある「#Promised Future」もなぜかハッシュタグになっており、Twitterを調べてみたらけっこう長崎ファンの間では使われていた。Twitterは広いし、役員が財政に開けた穴も広いのである。もうここまできたらとにかく相手を殴るしかない!「お前らに俺の気持ちがわかるか」というスローガンを差し上げますので、毎節必殺の気持ちでばんばんハウステンボスでぶん殴っていこう!

 


■大分
 

「初志貫徹 Just for Victory」

 

再びJ2の舞台で闘う2017年シーズンも「原点回帰」の心を忘れず、志を高く持ち続け突き進む。

着実に行動を積み重ねていくことで結果を出し、更なる進化を目指す。

 

 

・初志ってなに点 6.5点


おなじみの黄色と青のデザインで、J2に戻ってきました大分くんです。今年は「初志貫徹」というスローガンを掲げてまいりました。さぁーって、大分の初志って何かなー、と思って説明を読むも「原点回帰の心を忘れず」と書いてあるだけで、そもそも何を心に秘めていたのかがわからない。愛なの?J2への愛なの?口に出したら魔法が解けてJ3に戻されてしまう呪いにかかってるの?「わたし・・・あなたのこと・・・」(トクン)「ずっとまえから・・・」(トクン)「食べたいと思ってたの!!」(キャーーーー!!)というホラー漫画展開もあり得るので、口に出すことがすべていいことではない。ただ、このままだと貫徹すべき初志がわからず、「俺たちは溝畑さんについてくぞー!!」と間違った初志を信じてしまうことにもなりかねないので、早急に初志を見つけてビラとか配っていこう!

 


■熊本
 

「光となれ 絆180万馬力」

 

2017年は、全国の皆様への感謝と熊本復興への願いを込め、クラブ・チームが“光”となり、明るい未来へ向かってチャレンジしようという決意を込めています。
ロアッソ熊本は、サポーター、180万県民、ロアッソ熊本に関わる全ての皆様と絆を結び、クラブ理念「県民に元気を」「子ども達に夢を」「熊本に活力を」の更なる追求を目指します。

 

 

・とにかくがんばれ応援するぞ点 7.5点

 

去年はとんでもない地震に巻き込まれてしまった熊本さん。スローガンどころではないのだが、これは非常に県民の希望になるスローガンでよいのではないだろうか。後光が差しているデザインが若干仏教感があるが、こういう状況ではむしろありがたくてとてもよいのである。震災という悲劇が起こったのは大変に痛ましいことではあるが、逆境だと自然と目的を表す言葉が共通していて、スローガンも筋が通ったものになりやすい。絆180万馬力も相変わらずよく意味はわからんがすごく勢いはあるので、がんばろう熊本!

 

 

■優秀スローガン賞 熊本 「光となれ 絆180万馬力」

■ガンガンガンガンガンガン速賞 愛媛 「速戦力」

■京都賞 京都 「上昇-常勝 JOSHO魂 サンガノタメニ WE ARE KYOTO」

 

 

それじゃ、今年もJリーグを楽しもうね!

 

■J2■2017シーズンスローガン紹介 「プレミアムスローガンフライデー」 part1

J2だよ!間に合う必要ないけど開幕に間に合った!

間に合ったけど容量多すぎて分割だよ!

 

■山形
 

「絆」

 

スローガンロゴについて

モンテディオ山形に関わる全ての人が、拳を胸に当て、『絆』を確かめる瞬間をイメージしています。

スローガン決定に至る我々の想い

2016シーズン最終戦後の場内一周で、松岡亮輔選手がサポーターの皆様に伝えた言葉があります
「サポーターの方と、選手、クラブスタッフが愛し合わなければ、チームは強く、『絆』は深まっていかない。」

一人の力だけでチームは強くなりません
モンテディオ山形に関わる全ての人が繋がらなくては、J1昇格という目標を成し遂げることは出来ません
モンテディオ山形を愛する全ての人が共に『絆』を深め、成長していくことで、モンテディオ山形、そして山形という地域の新たな未来を切り拓くことができると我々は信じています

 

 

・愛、それは甘い暴力点 5.5点


一昨年にJ1から降格した際に、乏しい戦力と資金ながらもがんばっていた高橋社長を見せしめにクビにしたことで、相当な不信感を持たれたフロント陣。昨年は「一新同体」というスローガンを掲げたものの一新も同体にもなれなかった模様。「サポーターの方と、選手、クラブスタッフが愛し合わなければ、チームは強く、『絆』は深まっていかない。」と愛まで掲げていて、強い気持ちを感じる。ただ、ロゴデザインを見るとどう考えても拳であり、「愛が通じないなら暴力だ」「鉄の絆は力で繋ぐ」「DVは愛の1つの形」という決意を感じる。なんだか幻冬舎アウトロー文庫のような感じになってきた。故団鬼六先生も激賞である。「愛は暴力の一形態」とハンナ・アーレントは一度も書いてないが、今年はサポーターを鉄拳で言うことを利かせてJ2を乗り切ろう!

 

 

■金沢
 

「ONE ACTION つかみたい明日のために、ひとつになれ。」

 

【スローガンに込めた思い】

1.チームが一つとなり、柳下監督の目指すアクションサッカーを実現していく。

2.J1昇格という夢の実現のため、中長期視点で地域・ファン・サポーターと心を一つに動いていく。

3.飛躍のための+1のアクションを常に考えて行動していく

 

 

・わたしたちは個別の1人にして1つの集合体点 6.5点


すごい躍動感である。ちなみに「ONE」と「ACTION」はJスローガン頻出用語であり、「ONE ACTION」もいつかどこかのチームが言っていたかもしれない。日本語に訳すと「一つの活動」と急に共産党感が増してくるが気にしないことにする。去年は「勇轟」という意味多重債務できたのだが、今年も意味を3つも重ねてきている。そんなに思いを寄せなくてもいいんじゃないか、親の過度な期待は子どもにとって重荷になる、父さん俺はほんとはサッカーじゃなくてスポーツチャンバラがやりたかったんだ、と夜中に目を覚ますと成長した息子が金属バットを持って立っているホラーである。ただ、ヤンツー新体制ということで、ヤンツーはプランに合わない選手はばんばん粛清していくタイプなので、1つになるにはちょうどいいのではないだろうか。ちなみに「1つになろうよ」と女の子に言うと通報案件なので要注意である。

 

 

■群馬
 

「前に向かって全力」

 

【意味】
前に向かって、チーム・フロント・ザスパクサツ群馬に関わる全ての人が一致団結して、全力で進んでいこうという意味を込めてつけました。

 

 

・前を向くしかない点 7.0点


毎年破壊的な威力のスローガンを出す群馬であるが、今年は切迫感がすごい。一応意味の説明をしているのだが、ほぼ毎年のように「うん、それはわかってる。モルダー、あなた疲れてるのよ」という蛇足状態になっているのだが、今年もそうであった。しかも、去年の水戸のスローガン「全力」を微妙にパクっている。北関東スローガンロンダリング問題である。前監督の服部監督とは大揉めに揉めた末に解雇、去年活躍した大卒新人瀬川と中村が今年も流出、さらには前金沢監督じゃない方の森下監督を招聘するということになり、もはや前を向くしかない状況である。俺たちは前を向いて大卒新人ガチャを回し続けるんだ!という強い決意がうかがえる。磐田、鳥栖で無限運動量サッカーを展開した森下監督のもと、とにかく前に向かって突き進み続けよう!その先には栃木か長野か新潟があるぞ!

 

 

■水戸
 

「前進」

 

■読み方
ぜんしん

■説明
「前に進むこと。次の段階に進む、ステップアップの意。チーム一丸となって、着実に一歩、そしてまた一歩と力強く前へ進んでいくこと。」
水戸ホーリーホック全ての選手・スタッフ一同が、その強い覚悟を「前進」という二文字に込めて2017シーズンを闘ってまいります。

■クラブスローガンデザイン
昨年度のスローガン『全力』に引き続き、6年連続で茨城県出身の書家 川又 南岳氏に揮毫いただきました。
<川又 南岳氏プロフィール>
1937年 茨城県常陸大宮市生まれ。1975年に第7回日展初入選。以後、ドイツ・ハンブルグ国立工芸美術博品館作品買い上げ、中国・北京市歴史博物館で書画展を開催するなど、国際的評価も高い。茨城大学教授退官後も、画家や陶芸家とのコラボレーション活動を展開。2006年秋篠宮殿下ご臨席のもとに行われた「まなびピアいばらき」開会式での大筆を用いた揮毫など、多方面で精力的な活動を続ける。

 

 

・読めるわ、その漢字点 6.5点

 

とにかく力強い。パワーしか感じない。謎の二文字縛り継続で我々もほっと一安心である。昨年は全力、今年は前進と小学校低学年レベルの漢字にもわざわざ読み方を振ってくれているが「お前ら北関東ヤンキーどもは漢字全然読めねーだろ」という半分煽りの配慮がとてもありがたい。現役で暴走している諸兄におかれましては、鉄パイプ、木刀、あるいは鈍い器をご持参の上、三々五々国道6号線よりご参集ください。スローガンとしては、とにかく前に進むんだ、ということで単純明快な感じで押していますので、国道6号線をがんがん前進していわきFCを強襲していただきたい。

 

 

■千葉
 

「Pasion 力戦奮闘」

 

Pasionはスペイン語で、情熱・熱血・夢中、そして力戦奮闘は力の限り闘うこと、全力を尽くして努力することを意味します。
2017シーズン、ジェフユナイテッドは「闘う集団」を目指します。
フアン エスナイデル監督を中心とした、ラテンの熱い血による情熱を持った指導で勝者のメンタリティーを植え付けて、士気に満ち、すべての力を出し切ることのできるチームを作ります。
また向上心や熱い気持ちを持ち、1人1人がプロフェッショナルとしての自覚を持ったクラブになることを目指します。
その思い、力強さをこの言葉に込めました。
ロゴは、炎で情熱を表現しつつも、柔らかいフォントを使用。
炎をあしらって曲線を強調し、その曲線で情熱の国スペインらしさをも表現しました。

 


・短絡点 7.0点

 

去年は20人以上選手入れ替えの上に「REVOLUTION」という冗談みたいなスローガンをかかげたおかげでREVOLUTIONしてしまいました。あ、ソ連ってこうやって崩壊したんだな、ってことを教えてくれて本当にありがとうございます。今年はスペイン人監督がきたということで唐突にスペイン語を採用。Jリーグスローガンでは監督が異国の人の場合にその国の言葉を使うという風潮がある。FC東京がフィッカちゃん時代にイタリア語を使ったり、愛媛がバルバリッチ監督の時にクロアチア語を使ったりとかがその例である。結果としては、意味がわかりづらい、という絶大な効果があります。まあともかくスペインでいきたい、というのがよく出ているスローガンかと思われる。ただ、説明文の随所に「ラテンの熱い血」「情熱の国」「炎で情熱を表現」などとスペインに対する表層的な理解が散見されるところが気になるのであり、俺の友達で日本語ペラペラのスペイン人がいたのだが「人生で見た人間の中で一番サッカーが下手」という予想を裏切る結果もあるので、スペイン人だから情熱に満ちているという短絡的な認識はよくないのではないか。低体温なスペイン人だっているだろうし、陽気なロシア人もいるだろうし、平和主義のサイヤ人もいるし、本を読まない文化人もいるのである。みんな違ってみんないい、世界に一つだけの花を咲かせて、今年もプレーオフを目指してPASION!

 


■東京V


「ONE FLAG KIZUKU」

 

■スローガンについて
2014シーズンから掲げてきたスローガンである『ONE FLAG』に込めた想いは、
東京ヴェルディが継続して抱くべきものです。
そのため、今シーズンも引き続き『ONE FLAG』をメインスローガンとして使用します。
また今シーズンからサブスローガンとして『KIZUKU』という言葉を掲げます。
我々が今まで積み上げてきた土台の上にさらに『築く』こと、
さらには我々が新しいものに『気付く』ことを表わしています。
東京ヴェルディは今シーズン、クラブとしての取り組みを継続しながら、
スペインから新たに指揮官を招聘するという新しいチャレンジの局面にあって、
新しいものを積極的に取り込んでいきながら、クラブとしてチームとして大きく成長することを目指します。

■『ONE FLAG』に込めた想い
クラブの象徴であり、唯一無二のより所であるエンブレムの旗の下に、
ヴェルディファミリー全員がひとつになって戦うことを表わす。
またこのフレーズが意味する『一流』を目指し、クラブに関わる全ての人間が一致団結する意思が込められています。

 


・KEMARI点 6.5点

 

もはや松本の「One Soul」と意地の張り合いのような形になっている「ONE FLAG」であるが、松本ファンの尽力によっていろんな意味で「One Soul」の方が有名になってきてしまった。今年はスポンサーにあの深見東州氏のグループを迎えているので、「その旗1つで大丈夫か」という気持ちで俄然わくわくしているのだが、本当にどうなってしまうのだろうか。そしてサブスローガンとして、今年は「KIZUKU」となっている。「築く」と「気付く」をかけているがのだが、それってもはや読み以外何もかかってなくてて、わざわざかけなくてもいいんじゃないかなあという気もしてくる。いっそのこと「KISARAZU」でキャッツアイな感じにしたり「RYUSEI」で指を天に掲げてみたり「CHINKODEKASOU」でとにかく期待感だけ煽ってみてもよいのではないだろうか。

 


■町田
 

「+one 超えろJ2!」


日頃よりFC町田ゼルビアをご支援いただきまして、誠にありがとうございます。

2017シーズンのキャッチフレーズが「+one 超えろJ2!」に決まりましたので、お知らせ致します。

ロゴはグラフィックアドバイザーの水谷慎吾さんに作成いただきました。

このキャッチフレーズに至った理由は、下記で説明致します。
また、ロゴデザインの内容について、水谷慎吾さんに寄稿いただいております。

皆様、改めまして、今シーズンも「+one」の精神で、一致団結して1つでも上を目指して戦いましょう!


「+one 超えろJ2!」について

J2復帰初年度となった昨シーズン、嬉しいことに7位という順位で残留することができました。同時に営業部門でも、1試合平均5千人超、総入場者数10万人超とクラブ史上最多の数字を残すことができました。

しかしながら、私たちは『これに満足してはいけない。もっと高みを目指さなくてはいけない』。そういう視点から2017シーズンのキャッチフレーズを「+one 超えろJ2!」と致しました。

「+one」は3年連続の継続となります。選手も運営側も、そしてサポーターの皆様も、現状に満足することなく、上を目指すために常に『もう一つ何かできないか』を問いながら、日々を過ごしていきたいという想いから継続しました。

「超えろJ2!」は『あらゆる面でJ2の平均値を超えていこう』という想いからです。FC町田ゼルビアは町田市と連携し、『2020年にはJ1を狙えるクラブになろう』という目標があります。そこには、天然芝の専用練習場の確保、1万5千人以上を収容するスタジアムの確保という大きな課題があります。

その解決に向けては、やはり、チームの力も経営の力も、J2の平均値を超えるようなクラブにならなくてはいけません。具体的には、昨年は1度限りだった満員となる1万人超の入場者数を3-5試合に増やし、平均観客数も昨年のJ2平均だった6千900人を超える7千人超を目指すことです。

順位もまずは残留となりますが、例えプレーオフに出られなくても、昨年以上を目指す。選手個々においても、J1を狙えるようなスキルアップを目指す。あらゆる面において、J2平均を超える高みを目指したいと思います。これは育成や普及といったアカデミー部門の選手・スタッフも同じです。

大きな目標を掲げたことは理解しておりますが、皆様にはぜひ、「+one 超えろJ2!」のキャッチフレーズに賛同いただき、一緒になって、ステップアップのムーブメントを作っていただきたいと思います。毎年のお願いにはなりますが、ぜひ、友人・知人・家族を新たに一人、町田市立陸上競技場に連れて来てください。一緒に満員のスタジアムを作り出し、新しいステージへの土台を築き上げましょう。今年も何卒よろしくお願い申し上げます。

FC町田ゼルビア一同
ロゴデザイン:水谷慎吾 FC町田ゼルビア グラフィックアドバイザー

まず、2016年から継続になった+oneの部分は昨年設定したゼルビーの目をoに見立てて、ゼルビアに関わる全ての人たちが目標を見据えるというコンセプトを継続致しました。
次に、neの部分は昨年は次のスタンダートへの扉という設定にしていましたが、その扉は昨年開けたと考えて、サブタイトルの文章の内容にも関わってくるのですが、超えるというニュアンスに躍動感を感じていまして、よりその躍動するイメージに近い筆記体へと変更しています。

そして、+one部分にかかっている柄についてですが、こちらは開幕戦の告知バナーやこれから発行されるワンタッチパス等でも使用しているオリジナルの柄で、ゼルビアのカラーが渦巻いて上昇していくイメージの柄になります。

サブタイトルのタイポグラフィに関しても、今回の為に作成したオリジナルのタイポグラフィになります。こちらの形状に関しても文字によってランダムに端が飛び出していたりと、動きを付けた物になっています。

全体としましても、メインロゴとサブタイトルのバランスの調和に多く気を使いましたので一見静かな感じですが、どっしりと正面に構えていた昨年の物と比べて、傾斜する部分を増やして動きを意識しています。

また今年一年、チームと共にこのスローガンとロゴと共に戦って頂けますと幸いです。

 

 

・相変わらず説明クソなげえよ点 5.5点


もうなんというかスローガンということを放棄したかのような説明の長さである。定年退職の挨拶で「自分は東京都町田市で生まれ」と生い立ちから説明が始まったとき「……これは長丁場になるぞ」と事前にトイレに行かなかった自分の迂闊さを呪うしかない気分を思い出した。ともかくもうここまでの長さになると、説明を読み終わる頃には、あれ?スローガンってなんだったっけ、そもそもスローガンとはなんなのか、私は誰なのか、思い出した、私は第十六並行世界から宇宙のバランスを取るために派遣された鍵(鍵)、そう(そう)、わたしたちは(わたしたちは)、1つにして多数(1つにして多数)、いままでに消えていった500人のコピー(マイラブ)、そしてこの時は一瞬にして永遠に続くの(ゲットライフ)。

 

 

■横浜FC
 

「BE BRAVE 一心に」

 

■クラブ創設19年目のシーズンを1分、1秒目の前のひとりをたいせつに覚悟、情熱、信念を持ってそしてプライドを胸に挑む。
横浜FCの持続的な発展の流れを作るべくクラブに関わる全ての人々とポジティブな心をひとつにし、J2 No1を目指し、
J1自動昇格を実現するため、勇敢に前に進もうという思いが込められています。

 


・勇気があればなんでもできる点 6.0点

 

はーい、「BRAVE」もJスローガン頻出用語だから、ここテスト出るから覚えとけー!えー、まあ黒に白地というのはあんまりないと言えばないのでデザイン的にはよいのではないでしょうか。ただ、画像の下に書いてある言葉を繰り返して「~~~~という思いを込めました」と言い訳のように説明文を挿入する手法は必要だったのか。もう画像に書いてあるからそれは蛇足なのではないか。2回言わないとわからないからとは言うけれど、そういうことを毎回やってると、1回目をちゃんと聞かないという癖がついてしまうので、まずは1回目でちゃんと話を聞くようにする、1回目で覚えない場合には小指を落とすなどのショック療法をしておかないとあとでパソ美ちゃんが大人になったときに非常に困っちゃうんだから、しつけはちゃんとしてくださいね、美子さん。パソ美ちゃんだって賢い子なんだから大丈夫よ、もうほんと最近の若い人は子育てにも根気がなくて、私らの頃には姑に洗濯板でぶっ叩かれてたからお返しに吹き矢で目を潰してたわよ、ねえパソ美ちゃん?ねえ?

 

 

■湘南
 

「共走」

 

(1)共に走る(2)競争(3)今日走る、という3つの意味が込められた。

 

画像なし

 

・走るために生まれてきた点 6.5点

 

チョウ・キジェ監督留任ということで、「やっぱ今年も走るでいきますか!目を閉じれば億千のパスタだし!」と「共走」というスローガンを掲げてきた。俺たちは走るために生まれてきた、走ることに理由なんか必要か、足を止めたら死んでしまうぜ!という強い思いが伝わってくる。そして意味の重ねがけ。共に走る、はまあそのとおり。競争も読みがそのままなので、なんとかわかる。ただ、「今日走る」はなんかもう高校野球部のスローガンみたいである。今日やらなければいけないことは明日に回し、昨日やるべきだったことは今日もみ消す、という共産国家的な人生を送ってきた自分としては、「今日走る」とか言われると「なんか寒いし、体けっこう痛いし、10時からドラマ見なくちゃいけないし、あー、風邪かも、このダルさ絶対風邪だわー、マジ走れないわー、走れないけど漫画は読めるから漫画読むわー」ってキジェ監督から鉄拳を食らうこと必定である。ただ、意味重ねがけはともかく、走るというのがチームカラーなので、このスローガンはよろしいのではないだろうか。今気になってるのは、湘南にガンソとかフランサみたいな「テコでも動かない」という選手がきたらどうするんだろうか、ということである。

 

 

■松本
 

「雷鳥奮迅!One Soul」

 

多くの皆様の熱いご声援を頂いた2016シーズンでしたが、残念ながらあと一歩のところで悲願の「J1昇格」を果たすことが出来ませんでした。
2017シーズンはあの悔しさを忘れずに、ゆるぎない目標に向かって突き進んでいきます。
「獅子奮迅」という言葉があります。獅子が奮い立って激しく猛進する様を言います。
今年は酉年。オフィシャルマスコットのガンズくんは「雷鳥」がモチーフ。
今シーズンの松本山雅は「雷鳥奮迅!」の勢いで、勇猛果敢に挑戦していきます。
そして「One Soul」!
ファン・サポーター、地域の皆さまとの絆を一層深めていき、一心一体となって共に闘い抜きましょう!

1年間ご声援を宜しくお願いいたします。

 

 

・ジャングル松本へようこそ点 6.5点

 

もはや定番となって、他チームにネタ扱いもボチボチされ始めた「One soul」に今年は「雷鳥」を組み合わせてみました。松本と言えば「One soul」、この定着具合はなかなかよいのではないでしょうか。ただ、「ふふふ、貴様も「One soul」にしてやる・・・!」「世界を「One soul」に塗り替えよう!」などと使い方を間違えるとただのイカれ野郎になるので、ご利用はスタジアムの範囲内でよろしくお願いいたします。そして雷鳥奮迅。ガンズくんが雷鳥だということを初めて知ったのだが、ガンズくんかわいすぎてとても奮迅してる姿を想像することができないのが難点。松本城陥落の危機の際には外側の殻を破って、200%の姿が見れたりするのだろうか。目からビームとか出したり。奮迅するのは、最近見た中で屈指のかわいくないマスコットであるBリーグ所属アルバルク東京のルークくんとかに任せておいた方がよいのではないだろうか。https://basketballking.jp/news/japan/20161107/2420.html?cx_cat=page1 ルークくん、ドイツ3部リーグのマスコットの香りがしてとてもよいです。ともあれ、ガンズと言われると「ジャンゴーウェルカムトゥザジャンゴー」「ナナナナナナナナニィー!ニィー!」というアクセル・ローズ耳障りな声が聞こえてくる世代なので、本家のようにガンズくんが成長(主に横)しないことを願うのみである。

 


■岐阜
 

「挑戦 Challenge」

 

これまでクラブとしては、“子どもたちに夢を!!”という理念を展開しておりましたが、さらに幅を広げて“感動を共に!!”というクラブ理念をもう一つ付け加えて活動してまいります。そして、2017シーズンのスローガンには、昨シーズンの『思いはひとつ願いも一つ ~ENERGY BY COMMUNICATION~』に加えて、ワンステップ、ツーステップ上に上がるために“挑戦!Challenge!”という新しいスローガンを掲げております。

 

 

・初耳です点 6.0点

 

画像ちっさ!「これまでクラブとしては、“子どもたちに夢を!!”という理念を展開しておりましたが」と冒頭の説明にあるが、初めて聞いた。Jスローガンによくありがちの展開で、そもそもみんな知らなそうなことをいきなり前提として持ってくる場合があるが、急にそんなこと言われても「え?パスタぁ?」とこちらもびっくりするしかない。まあそれはいい。今回は「挑戦」というシンプルな言葉を使ったのだが、Jスローガン最頻出用語である挑戦なので、こちらの印象にも非常に残りにくい。おまけに英語のサブスローガンも「Challenge」で単に英語に訳しただけなので、おそらく2月中には忘却の彼方へダイブ、暗闇でダンス、イオンでダ・パンプとなってしまうことは必定。シンプルもいいですが、もうひとひねり欲しいですな!

 

 

なぜか保存できないから part2に続く!!

■J1■2017シーズンスローガン紹介 「ペンパイナッポーアッポースローガン」

シーズンが始まる前に!
スローガンを楽しみたい!
そんな俺の!欲望を聞いてくれ!


札幌


「北海道とともに、世界へ」

このスローガンは、選手、スタッフはもちろん、クラブに関わる全ての人が“北海道”を背負って、クラブとしてはJ1定着、さらにはACL、選手たちも日本代表、海外クラブへのステップアップなどを目標に、全員が成長しながら世界を目指していく心意気で日々の練習や業務に邁進する覚悟を表しています。

もちろん、「世界」を語るには時期尚早かもしれませんが、このスローガンは1年限りのものではありません。着実にステップアップして世界を意識できるよう、クラブは前進を続けます。




・昨年と同じです点 6.5点

継続でいいスローガンなので特に言うことはございません!あえて今年のサブスローガンを考えるとしたら、一昨年グルテンフリーでヘロヘロになった都倉が昨年は小麦食ってムキムキに復活したので「NO MORE グルテンフリー!」でよろしく!



仙台


「Be STRONG 興せ、未来を」

『GOODなチームからSTRONGなチームへ。成長を遂げている選手やこれまでに積み上げてきチーム力を磨き上げ、さらに勝負強くタフに闘う。つながりある地域の復興に寄与し、ともに未来を創造していきたい。』



・いつお前をGOODだと言った?点 7.0点

昨年までのカラフルスローガンをかなぐり捨て、男らしく黒一色できた。直訳すれば「強くなる」。なんか不良にボコボコにされてボクシングを始めようとする男子高校生のようである。あまりに力を渇望すると「―――力が欲しいか?」と右手から語りかけられるので要注意。そして説明書きで「GOODなチームからSTRONG」といつの間にか自分たちをGOODチームだと決めつけているのも見逃せない。いや、いいチームなんだけどさ、でもさ「ほら、わたしってかわいいから後は仕事できれば完璧女子じゃない?」ってスタバのなんちゃらマキアート飲みながら言われるような気がするのであり、僕は黙って下を向いて「そうだね」と言った。僕たちはそれから三回セックスをした。明け方に駅前で別れた後に、彼女は美容院で長い髪を切った。



新潟


「愛してる新潟」

■スローガンに込めた意味
アルビレックス新潟の選手・スタッフ、サポーター、すべての関係者の方々にとって特別な言葉である「アイシテルニイガタ」。2003シーズンのJ1昇格時に掲げられたこの言葉は、全員が結束して勝利に向けて戦う新潟を表現するキーワードとして、これまでも全員が共有してきました。
2017シーズン、新たな挑戦に向かうアルビレックス新潟は、改めて「愛してる新潟」の想いを強く共有して、闘いに臨みます。デンカビッグスワンに多くのサポーターの皆様に足をはこんでいただき、新潟のために全力を尽くして戦う選手たちを支えていただきたく、お願い申し上げます。新潟から日本に、世界に、元気と熱気を発信していきましょう。
トップチームだけではなく、すべてのカテゴリー、クラブに関わるすべての人が、「愛してる新潟」の想いとともに、全力を尽くします。




・急になに?浮気でもしてるの?点 7.0点

どうしちゃったんだ、新潟。毎年スローガンを出すのが遅かったり、なかったりしたのだが、唐突の求愛宣言にはさすがの俺もキュンとせざるを得ない。俺は新潟ではないけど、新潟になったつもりである。シチュエーションとしてはマンネリした夫婦が口数少なく夕飯を食っている最中に、夫が何の脈絡もなく「愛してる」と囁くシーンを想像していただきたい。妻は箸で持っていたがんもどきをぽろっと落として「あ、やだやだやだ、急になにいってんのよこぼしちゃったじゃない、なに、どうしたの、あ、浮気でもしてんじゃないの?」と照れ隠しに言うのである(この後滅茶苦茶セックスした)。普段寡黙な男は何を言っても点数高くなるので、得である。ただし、あんまり結果が出ないと「愛してるのはわかったから稼いできなさいよ、この穀つぶし!」と罵られて、お茶のはいった湯呑ををぶん投げられることになるので、くれぐれも注意していただきたい(この後滅茶苦茶掃除した)



鹿島


「Football Dream つなぐ」

次の25年へ、Football Dreamをつなぐ

圧倒的なパフォーマンスで、世界とクラブをつなぐ

デジタルという新たなプラットフォームで、サポーターと心をつなぐ

昨年は、創設当初からのコンセプトである Football Dream をスローガンに掲げ、クラブに関わるすべての人たちと “ともに” 国内2冠を獲得し、FIFAクラブワールドカップで世界に“Kashima”をアピールした。25周年を迎えたことを機に、アントラーズは Football Dream を恒久的なスローガンに据え、一貫した哲学のもとでクラブを発展させていく姿勢を示す。そのなかで、各シーズンにおけるテーマは、サブスローガンで表現。今季は、上記3つの「つなぐ」を胸にシーズンを戦う。




・唐突IT点 7.0点

積年のライバル磐田とのまさかの「つなぐ」かぶり。そんなところで被らんでも。「そっちはメインスローガンだけど、うちらはメインじゃないですー、男子が上履き履いてませんでしたー」「俺らのが先言ってましたー、J2の時から言ってましたー、男子は掃除ちゃんとやってくださいー」と血みどろの争いが繰り広げられる模様。昨年彗星のごとく「創設当初からのコンセプトであるFootball Dream」と言われて「え、そうなの?」とびっくりしたのであるが、今年もFootball Dreamは継続する模様。それはそれでよいのではないのだろうか。ただ、サブスローガンの三段落ちが秀逸。「次の25年へ」というのはわかる。「世界とクラブを」というのもわかる。しかし、三番目に「デジタルという新たなプラットフォームで」と唐突にIT関連が出てくるのである。iモードを開発した人か。どうせなら「サポーターとSuikaでつなぐ」まで言い切ってもよかったのではないか。






「柏から世界へ」

画像なし

・いつもどおりでよいでしょう点 6.0点

昨年と同じ「柏から世界へ」で、決まり。ACL出場という目標にも合致している。ただ、スローガン紹介を始めてから「Vitoria」と「柏から世界へ」という非常にマトモなスローガンしか見てないので、もっと頭のイカれたスローガンも是非見てみたいものである。「メンデスを吊るせ」「広島に転向した工藤を総括せよ」「お前はだれだったんだパトリック」「お前も誰だったんだ、ジュリアーノ・ミネイロ」「今年のドゥドゥはどこから?」など刺激的なスローガン、待ってるぜ!



大宮


「挑む より強く、未来へ」

越えてゆこう。
これまでの歴史を、
これまでの自分を。
日々の積み重ねが、
私たちを、もっと強くする。
大切なのは、未来を信じること。
すべての仲間と結束し、挑み続けること。
より強く、未来へ。




・戦慄の句読点 6.5点

3年連続同スローガンである。大宮、挑みすぎ。まあ同じスローガンなのは悪いことではないのだが、Jスローガン最頻出用語である「挑」を使っているので、少し辟易気味である。注目すべきはサブポエムである。改行と句読点を同時に使うというかなりムズムズする仕上がりとなっている。何度も読み返すとその違和感もやがて快感に変わっていき、そして戦慄が旋律へと変わっていくことを実感してもらいたい。
こういう、
文章が、
俺たちを、強くする。
サッカーの、
未来を、
勝ち取るのだ。
マイベストフレンド、
ジャッカル。



■浦和

なし

硬派な浦和さんは毎年作ってくれないので、今年も僕が作ります!

「阿部勇樹を酷使しない」

でどうでしょうか!現場からは以上です!



FC東京


「TOKYO GRIT~すべての力を~」

FC東京らしく、最後まで諦めずにひたむきに、目標を成し遂げるために戦い抜く強い決意を表現しました。さらに、選手やスタッフだけでなくファン・サポーターのみなさまを含むFC東京ファミリー“すべての力”を目標達成のために結集し、FC東京に関わるすべての人で“やり抜く”想いを込めています。



・やりまくり点 6.5点

「GRIT」の意味を調べると「勇気、気概、やり抜く力」ということらしい。俺が英語がそんなに得意ではないからか、あんまり馴染みがない。相変わらずFC東京は難しい言葉を使ってくる。馴染みのない言葉を使うメリットは「インパクトがある、目を引く」ということであり、デメリットは「一々説明しないといけない」ということである。目を引くのだったらロゴデザインももうちょいカラフルにしてもいいんじゃないかなあ。ただ、「とにかくやる」、「やりたい」、「先っぽだけでもいいから優勝したい」という思いが伝わってくるので、是非FC東京は今シーズンはやりまくっていただきたい。チーム編成を見た限りでは「単騎突撃!」がいいと個人的には思います。



川崎


「Paint it Blue」

川崎フロンターレの2017年クラブキャッチフレーズは、「Paint it Blue」と決定しましたので、お知らせいたします。

毎年キャンペーンを行っているので、お馴染みかもしれませんが、節目となる20周年を経て、クラブがまた新たな一歩を踏み出すにあたり、もう一度初心に戻り、一体感のある雰囲気を作り上げるための象徴となるようにとの思いを込めています。

2002年からスタジアムに来場されるサポーターの皆さんに、家を出るときから青色の服やグッズを身に着けてスタジアムまで足を運んでいただいたり、スタジアムで観戦する際にも青色のフラッグやタオル等を使って応援していただくことで、川崎の街やスタジアムのスタンドをフロンターレカラーで染め、川崎フロンターレのホームタウン・ホームスタジアムに相応しい一体感のある雰囲気を作り上げることを目的としてクラブとサポーター、その他関係各所との協力の上、様々な活動や呼び掛けを実施してきております。


2017年は川崎の街を、スタジアムを青く染めて、Jリーグに、アジアに、そして世界にフロンターレブルーを広めていきましょう。



・俺色に染まれ点 7.5点

チームの目標ではなく、サポーター含めた具体的な提案となっている珍しいスローガン。とにかく水色を着ろ、この町を水色に染めてやる、水色にあらずんば人に非ず、という強い決意が現れていて非常によいのではないだろうか。こういうのだと応援するファン・企業も具体的な行動に出やすいしね。二重丸!どうせならこのスローガンをさらに推し進めて「水色以外はこの町を出ていけ」「特に赤着てるやつは殺す」「赤と言ってもちょっと深い赤」「要するに鹿島殺す」「ていうか、金崎殺す」「ついでに舎弟の鈴木優磨とかいうチンピラも沈める」というところまでいっていただき、両者の中間地点である千葉のどっかの道端で殴り合いをしていただきたいものである。



横浜FM


「Integral Goal-All for win-」



・なぜこれにこだわるのか点 6.0点

なんか一昨年くらいからずっとこのスローガンを使っているのだが、特に印象的でもないし浸透もしてない上に、そもそも英語として怪しいらしいのだが、どうなのだろうか。たぶん、スローガンにあんまり興味なさそう。ということで、僕が今年も考えます。

「ヤヤ・トゥーレとは言わないから、デルフでいいからください!」

でいきましょう!中村俊輔でもいい!



甲府


「進化 プロヴィンチアの挑戦」

2017シーズンは5年連続、8回目のJ1での戦いとなります。地方都市を拠点とする市民クラブが国内トップリーグであるJ1で戦い続けるのは決して楽ではありませんが、県民の期待にこたえるべく今シーズンも全力で戦う覚悟です。
しかし、覚悟だけではその思いも通用しません。クラブがレベルアップし、より上位で戦える集団にならなければなりません。そのためには選手自身はもとより、スタッフもフロントも、クラブにかかわるすべてが「進化」しなければなりません。今シーズンのスローガンは、その思いをストレートに表現しました。
サブタイトルの「プロヴィンチアの挑戦」は今シーズンも継続して掲げました。地方の市民クラブがJ1で戦う意気込みを込めて使い続けています。

≪スローガンロゴデザイン:五味リューコウ/書:望月蒼鳩≫




・本当に大丈夫か点 6.0点

継続スローガンのプロヴィンチアの挑戦に加えて、今年は進化を掲げた。デザインはずっと統一されてるのでそれはよいのではないでしょうか。説明が最初から「地方都市を拠点とする市民クラブが国内トップリーグであるJ1で戦い続けるのは決して楽ではありません」と泣き言から入っていて大丈夫かと思うが、本当に大丈夫か。「監督解任→佐久間GM降臨→使い物にならないブラジル人解雇→マルキーニョス・パラナ召喚→残留してマルキーニョス・パラナはクビ」までが一連の甲府デフレスパイラルだと考えているので、その円環の輪から進化して逃れたいことだろう。ただ、それだと監督が柏、新潟をクビになった吉田達磨さんというのも不安になってくるし、本当に彼の元で進化を遂げられるのかというとそれもかなり不安になってくるのである。いっそのこと佐久間GMが元ユヴェントスGMモッジとかいう凶悪ポケモンに進化しないものだろうか。



磐田


「繋ぐ Challenge For Next」

「繋ぐ」それは人と人、地域とクラブ、サッカーを通じジュビロ磐田に関わる全てを「繋ぐ」事です。
そして勝利の為に、選手たちの考えを繋ぎ、パスを繋ぎ、心と心を繋ぐ。
繋がることはすなわちチーム一丸になることに他なりません。

クラブ理念である「夢と感動を!」分かち合う事を達成する為に、2017年シーズン<次なるステージ>に挑戦してまいります。




・繋ぐ点 7.5点

まさかの「繋ぐ」スローガン継続である。一説によると「繋ぐTシャツ」の売れ残りがハケるまではこのスローガンを継続するということなのだろうか。「Road to J1」の文字が眩しすぎる。そしてまさかの鹿島とのスローガンかぶり。鹿島と磐田の共通点と言えば「J1タイトルとったことがある」くらいしかないと思うし、なんか小学校の同級生にたまたま婚活パーティーで会ったくらいの気まずさである。「お、おう・・・」「げ、元気?」「あーうん・・・結婚は?」「してないからここ来てるんだけど・・・」「そうだよね・・・」。ともかく今年も繋ぐんだ!中村俊輔と名波さん、二人の天才の間を繋ぐんや!その架け橋は川又のでかそうなアレや!という意気込みが伝わってきてよいのではないでしょうか! #Chinkodekasou

ちなみに磐田には公式シーズンソングもあるらしいよ!

ホッケーユニっぽいのを真ん中が着てるけど大丈夫か!



清水


「FROM NOW ON!!WE ARE THE ONE」

■スローガン

FROM NOW ON!!

強く固まった絆。すべては、ここから、動き始める。
荒々しき闘い争う心。すべては、ここから、頂きをめざす。
限界を知らない伸びしろ。すべては、ここから、駆け上がる。

仲間と共に、サポーターと共に、
エスパルスのもと、ひとつになった力が、
2017年シーズン、すべては、ここから、昇華する。

WE ARE THE ONE.

J2での激闘も、熱く激しい魂で制した誇りを胸に、
この先の光へ向かおう。

J1の舞台で、一枚岩となって、
いざ、怒涛の闘いへ。

■デザイン

闘う魂。強い絆。熱い志。その荒ぶる激情をロゴタイプへ。
なにも恐れるものなどないスピリットを、荒々しいデザインで表現しました。
右肩上がりに伸びる筆ラインは、J1への意気込みであり、
その熱い想いをクラブカラーであるオレンジで表明しています。




・俺らレペゼン清水、磐田はいやだ点 7.5点

湧き上がってくる何かが抑えきれない、そんなスローガンである。直訳すると「今後!!俺たちは一つになる!」なのだが、今まで一つではなかったのか、不満分子がチームを出たから一つになれるからなのかは定かではない。特筆すべきはその後の歌詞っぽいやつ。嵐の櫻井君がラップでやってくれそうなパートであり、「WE ARE THE ONE.」のあたりで観客と一緒に右手を突き上げてジャンプしそうな感じである。デザインの説明もすごい。ほんとは説明文入れるのはデザインの敗北でしかないと思うのだが、「その荒ぶる激情をロゴタイプへ」「なにも恐れるものなどないスピリットを、荒々しいデザインで」まで言われると、「ボーイ、落ち着くんだ。大丈夫だ、ここにきみに危害を加えるものはいないんだ、ボーイ」とモーガン・フリーマンになって説得してしまいそうになる。とにかくデザイン、ジャニーズラップともに勢いがすごい。女子高生だったら下手すりゃ妊娠しかねないこの怒涛の流れを大事にしていってもらいたいものである。



G大阪


「勝 WE PLAY TO WIN WE ARE GAMBA OSAKA 2017」

真のビッグクラブになるためには、厳しい戦いに勝つことで得るものが大きいことを私たちは過去の経験から知っています。だからこそ、無冠に終わった2016シーズンを通して、監督、選手、スタッフ、クラブに関わる全員が改めてタイトルを獲る必要性を感じています。

何より、スタジアムに足を運んで応援してくれるファン、サポーターの方が見たいのはガンバが勝つ姿。そして、タイトルを手にする歓喜の瞬間だと思います。
皆さんの熱い応援に応えられるように、試合内容はもちろん、一戦一戦、勝利にこだわる姿勢をより追求することで、強いガンバ大阪を取り戻したい。その想いを込めて「勝」にしました。

今シーズン、Jリーグを取り巻く環境は大きく変わります。
J1リーグは3年ぶりに1ステージ制が復活するほか、放送環境の変化など、変革の年を迎えています。そのため、今シーズンの結果次第では今後のクラブの方向性に大きく影響します。

ほかのクラブから頭一つ抜け出すため、世界に通用する強豪クラブになるためにも、より重要になる2017シーズン。
昨シーズンの悔しさを晴らし、2年目となる市立吹田サッカースタジアムで、シャーレ、カップを掲げる姿をイメージしながら、クラブとして結果を残し、地域の皆様と共に国内外で愛されるクラブ作りを行っていきたいと思います。




・当たり前点 6.0点

勝。なぜこの単刀直入なスローガンを今まで誰も採用しなかったのだろうか。当たり前だからである。基本的にサッカーというスポーツは勝つためにやっているのであり、勝点差を考慮して10分間DFラインでボールを回し続ける談合試合などは特殊なのであり、「今年は勝ちたい!」と言われても、「そうだね、プロテインだね」と答えるしかないのである。英語部分も「俺たちは勝つためにプレイする。俺たちガンバ大阪」と言葉が足りない感じはあり、若干、森の怪物的な感も出てきている。ジェイリーグコワイ、オレ、ジェイワントル、オマエ、マケル。ただ、本当にもうここのスローガンは説明が長い。第3パラグラフの「Jリーグを取り巻く環境は多く変わります」とかもうほんとにどうでもいいし、乾杯でビールのグラスを準備したまま泡が消えていくのを見守る気持ちになってくる。男は黙ってスローガンであり、ぺらぺら喋りすぎるとモテないぞ!


そして、社長が記者会見で逆に出してしまったぞ!不吉すぎるぞ!



■C大阪

なし?

以前は「史上最攻」という攻めのキーワードと壮大な爆死という最高のコラボレーションを見せてくれたC大阪だが、今年はまさかのスローガンなし。いやだいやだ、俺にあの最高な感じのスローガン見せてくれなきゃいやだ!というわけで、俺が考えることにします。

「夜におぼれる香り」


清武の移籍金を稼ぐためには柿谷の香水を売っていくしかない!「ナイトシーンにおいて男性の魅力と印象を格上げする新たなフルーティノート」「全ての女性が溺れる魔性の香り」などのキラースローガンで頭がクラクラするのはきっと香水のせい!セレ女たちよ、香水買いまくって、香川も買い戻そう!!



神戸


「一致団結~One Team, One Family, One Dream」

ヴィッセル神戸では、2006シーズンより継承してきた「トモニイコウ。」のクラブ理念を礎に、クラブ20周年を迎えた2015シーズンより、クラブの団結力をより一層高め、更にまい進していきたいという思いを込めて掲げています「一致団結~One Team, One Family, One Dream」を引き続き2017シーズンもクラブスローガンに掲げてまいります。

また、この「一致団結」は弊社取締役であった故三木谷良一氏がクラブの根幹を成すコンセプトとして、強い思いをもってクラブに贈った言葉でもあります。ヴィッセル神戸に関わるすべての人が1つの家族「ヴィッセルファミリー」となって強い絆で結ばれ、これからも同じ夢を目指して神戸の街と共に歩んでまいります。




・継続点 6.5点

こちらも継続。ということで新鮮味はないけれど、よろしいのではないでしょうか。ネルシーニョ軍曹の鉄拳制裁によって徐々に一致団結してるようなしてないような気もするし。今年は大型補強があってタイトル狙える位置まで来てると思うので、もう一歩の努力として「早く来い来いポドルスキー」というサブスローガンを俺の心の中に秘めておこうと思います。がんばって巨大散財ロボミキタニー!



広島


「WE FIGHT TOGETHER 2017 一心」

サンフレッチェのマザータウンである、安芸高田市に伝わる毛利元就の逸話『百万一心』(皆で力を合わせれば、何事も成し得る)を元に、チーム、フロントはもちろん、サポーターの皆さま、株主・スポンサーの皆さま、サンフレッチェ広島に関わるすべての方と、勝利のため、目標達成のため、“心を一つ”にして“共に闘う”という強い決意を、スローガン「WE FIGHT TOGETHER 2017 一心」と表現しました。

2016年の試合会場イベントにてつながりができた、広島出身のカリグラファー(書家)翠蘭(すいらん)氏の、地元のプロスポーツチームを応援したいという熱い想いと、力強く勢いのある文字に感銘を受け、今回のスローガンの揮毫を依頼しました。

<カリグラファー(書家) 翠蘭 プロフィール>
5歳で書道と出会い、中学から古典書道を学ぶ。高校では書道部に所属し、地域・全国の書道展で文部大臣賞をはじめとする数々の賞を受賞、広島県からも特別表彰を受ける。高校卒業後は、より深い知識や豊かな表現力を身につけたいと書道専攻の大学へ進学、中学・高校の教諭免許(国語 書道)を取得。
レゲエグループ「湘南乃風」のグループ名ロゴをはじめ関連するほとんどの筆文字を手掛け、また広島東洋カープへの書き下ろし作品や、黒田博樹投手・前田健太投手ら、広島ゆかりのスポーツ選手とのタイアップ作品も多数。
「一期一会」の気持ちで心をこめて制作活動中。


<ホームページ> http://www.suilan.net/

<カリグラファー(書家) 翠蘭 コメント>
サンフレッチェ広島の選手、スタッフ、ファンの皆さまの『心を一つに共に闘う』という想いと『人々の心を動かす躍動感あるプレースタイル』をイメージして一筆一筆、魂を込めて表現しました。

『一心』からまっすぐな熱き心を感じて頂ければ幸せです。




・隣のクラブを見習おう点 6.0点

ベースとなる「WE FIGHT TOGETHER」部分は変えずに2文字漢字を毎年変えるパターンです!一心ってなんか由来があるのかと説明を読んでみると「サンフレッチェのマザータウンである、安芸高田市」と書いてあったのだが、マザータウン??母なる街?となってしまったが、なるほど前身の東洋工業(マツダ)の本拠地があったところなのね。なるほど、勉強になる。そして、このロゴを書いたのがカリグラファーの翠蘭さんという方。カリグラファーとはなんぞやと思ったが、書家のことをカリグラファーと言うらしい。なるほど、勉強になる。って、クイズ番組か!あまりにもいろいろな情報が入ってくるので、読み終わる頃には肝心のスローガンを忘れてしまっている!もうくどくど説明するのはやめよう!隣のクラブを見習うんだ



言葉は無限だ!



鳥栖


「PASSION+ONE 情熱×常熱×場熱」

PASSION+ONE
PASSION(情熱)をもってONE(1番、1つに)になれ!

サガン鳥栖ファミリーの熱い思い
「情熱×常熱×場熱」
その情熱を持って一試合一試合に
PASSION(情熱)を解き放つ

一段一段、朝日山の頂を目指すように一試合一試合(ONE)に懸ける情熱
どんな時でも折れない心、立ち向かっていく常熱
ベアスタを最高の雰囲気にしてくれるサガン鳥栖ファミリーの場熱

2017シーズン、サガン鳥栖が日本を熱くする!

皆さんの+ONE(あと一つ)の力と共に!

PASSION+ONE
「PASSIONE(パッシオーネ)!!」と叫んでくれ!




・鳥栖点 8.0点

昨年は「砂岩」のスローガンですべてを持って行ったサガン鳥栖だが、今年もひれ伏さざるを得ない。昨年までのモノクロームなスローガンから一転して目がチカチカする感じにしてきたのもすごい。肝心のスローガンなのだが、もはや何かを言うことはできない。清水と同スタイルのJ-POP歌詞風の説明だが、1行ごとにぐいぐい競り上がっていくボルテージが止まらない。PASSION(情熱)と2回にわたって説明を加える丁寧さも高齢化社会に向けていい。ONE(1番、1つに)、一試合一試合(ONE)と攻守が入れ替わってるのもアツいし、それなら一段一段(ONE)にしてもいいと思うのに、そこはかけない。あえて、かけない。地元ネタの朝日山を挟みつつ、最後に「PASSIONE(パッシオーネ)!!」と叫んでくれ!となったところではなぜかナオトインティライミが全然目が笑わずにガッツポーズしている姿が浮かんでくるというもの。一体、誰に呼びかけているのだ。もうこうなったらノるしかないのである。どう考えても監督のポマード・フィッカデンティがこんなテンションでいるわけがないのだが、そこはまあいいや!優勝!優勝である!




■優秀スローガン賞 川崎 「Paint it Blue」

■暴走する言霊賞 清水 「FROM NOW ON!!WE ARE THE ONE」

■鳥栖賞 鳥栖 「PASSION+ONE 情熱×常熱×場熱」


J2は余力があったらやるね!!

サッカー用語だらけの桃太郎

昔々、おじいさんとおばあさんがサッカークラブを経営していました。

 

おじいさんは山へ和製メッシを探しに、おばあさんは川へ和製ロナウドを探しにいくと、川上からランパード、ランパードとユース史上最高傑作の桃が流れてきました。

 

「川を流れるスピード、ターンの鋭さ、インテンシティの高さ、この若さでこんなに完成度が高い桃は見たことがない。持ち帰ってうちの至宝にしよう。あと、一緒に流れてる傷ついた鮭たるカペッロはこのまま流そう」

 

とっさにおばあさんは持っていた手ぬぐいを渡し、はしりがきの契約書を交わしました。家にダイアゴナルランして桃のバイタルエリアをエントレリネアスしてみると、中からはプレーは素晴らしいが素行の悪い逸材が生まれました。

 

「根も葉もない噂ばかりで笑ってしまうよ。彼だけじゃないんだ、うちに来たい選手は他にもいるはずさ。まあ様子を見てみようじゃないか」

 

逸材は和製桃太郎と名付けられてすくすくと成長し、指導方針で村長と衝突、ナイトクラブでケンカ沙汰、恋人とのセックス映像をネタに村人を脅迫、村人が育てたトマトを全部食べるなど一通りの騒動を起こした後、ある日こんなことを言い出しました。

 

「自分たちのサッカーで鬼退治をしたい」

 

おじいさんとおばあさんは慌てて反対しました。フィジカル、スピード、インテンシティの高い鬼に対してあまりにも準備が少ない、守備を固めてカウンターを狙うしかないだろうと説得します。

 

「それはごもっともだが、俺の考えは違った」

 

和製桃太郎の決意に折れ、おじいさんとおばあさんは食べればたちどころにフィジカルが高まり疲れ知らずになるが尿からは何も検出されないきびだんごを和製桃太郎に渡しました。

 

和製桃太郎は鬼ヶ島を目指してフリーランニングしていましたが、協会がボーナスの支払いを断ったのでボイコットをちらつかせていたところ、メディアの犬に出会いました。

 

「きびだんごをくれたら、インタビューしてないのにあたかもしたかのような記事をたくさん書くよ」

 

和製桃太郎がまだ見ぬアモーレをエアインタビューしていると、気持ち猿に出会いました。

 

「きびだんごをくれたら、強い気持ちを見せてあげるよ」
「サンキュー、猿!サンキューな!」

 

メディアの犬、気持ち猿とアタッキングサードをレジスタしていると、今度は協会の風見鶏に出会いました。

 

「きびだんごをくれたら、引退後に協会での役職を約束しよう。役職を約束、なんつってな!」

 

和製桃太郎は激怒して協会の風見鶏を殴って代表を追放されかけましたが、「すいませんでした、自分が一番悪いですが俺だけのせいになるのは腹が立ちます」と謝罪会見を開いて事なきを得ました。

 

やがて和製桃太郎は鬼ヶ島に辿り着き、鬼たちとの対戦となりました。記念撮影、握手を終え、試合開始前に和製桃太郎は鬼にこう宣言しました。

 

「ゴール前にバスとか置いたらアンチフットボールだから!」

 

鬼たちはさすがに欧州トップモードでした。4-2-3-1から4-3-3そして2-3-5、さらには5-5-1へとフォーメーションを変える可変型システムで波状攻撃を繰り出し、ディアゴナーレなスカラトゥーラを炸裂させます。

 

和製桃太郎はたじたじとなりました。きびだんごでドーピングしたのに、自分たちのサッカーがまるで通用しないのです。

 

犬はあることないことを書き立てますが、訴訟をちらつかされて沈黙しました。

 

猿の強い気持ちは早々に折れて沈黙しました。

 

協会の風見鶏は英語ができないので沈黙しました。

 

万事休す、そう思われた時、鬼ヶ島を切り裂くように高い笛の音が聞こえます。笛の方を見ると、そこには高々とレッドカードを掲げる主審がいました。鬼たちは抗議をしますが、判定は覆りません。その後もすべての接触が鬼たちのファウル、和製桃太郎がつまづいてこけたらPK、主審と目が合ったから退場などの不可解な判定が繰り広げられ、チーム鬼ヶ島は崩壊してしまいました。

 

試合後に和製桃太郎がスタンドを見ると、おじいさんとおばあさんが主審にサムアップをしている姿が見えました。なお、三日後に主審は原因不明の死を遂げましたが、ロシア当局は自殺と断定しています。

 

「確かに鬼たちから見ると不可解な判定かもしれないが、サッカーにはそういったことはつきものだ。全体で見ると公平なジャッジだったと思うよ。八百長?バカバカしい、きみはその発言の責任を取れるのかね?」

 

試合後の会見で、おじいさんとおばあさんは机を叩いて早々に席を立ちました。ヘスス・スアレスはすぐこの件について親友のペップにメールを送りましたが、返事はまだ来ていません。戦いは終わったのです。

 

鬼たちからジュール・リメ杯を取り戻した和製桃太郎は協会内の支配者として君臨し、「ジーコには聞いたのか?」と時折現場に口を出しては幸せに暮らしましたとさ。


デレ・アリ、デレ・アリ。

 

 

 

サイバーエージェント用語だらけの桃太郎パクりオマージュして作りました!インスパイア!

■2016■ジェフ千葉選手短評「7年目の残留なら許してあげるかボケェェェェェェェ!!!」

さて、シーズンが終わったということもあり、なんか総括的なものを。

今年もダメでした!

サッカーの内容を思い出すとひどい頭痛がして「マスター・・・この店で一番強いお酒をちょうだい・・・」と飲んだくれてしまうことは必定なので、各選手をさらっと見ていきます。

J1総括は今年あんまり見れてないからなしよーん。

 


・GK

 

■1 岡本昌弘
おねえキーパーも今年はバックアップかと思いきや、正GKのゴリラがイマイチ安定しないので終盤にはレギュラーに復帰。守備範囲の狭さと適当なキック、でもセービングはけっこういいよというクラシカルなスタイルではあったが、J2のチームがGKに現代的スキルを求めても意味がないということが高木、佐藤でわかったので、よかったのではないか。来年は元日本代表(つってもキャップはなし)の山本海人が入ってくるので、本格的なバックアッパーに転向か。ただ精神的な支柱として重要である。


■21 藤嶋栄介
見てない。がんばれ。


■23 佐藤優也
正GKとして期待されるも終始安定感を欠いたゴリラ。ノイアーに影響されたのかやたらと前に出たがったが、目測を誤ることも多々あり、そのスリリングな飛び出しで千葉ファンたちの血圧が急上昇したという噂も。足でクリアしようとして空振りし、ボールをかっさらわれて失点した時には、怒るよりも思わず笑ってしまった。今シーズンのハイライトの1つである。ただ、変な状況を筋肉でどうにかできることも確かであり、DFからの足でのバックパスを胸でトラップしてオーバーヘッドでクリアした時にはガッツポーズをしてしまったが、後々よくよく考えてみたら完全に必要のないファインプレイだったことに気付いた。CKの密集時などには筋肉がものを言うため、けっこうGKの筋肉って重要だと思う。来年は山本海人が来るけど、残るんだろか。


■31 大野哲煥
見てない。がんばれ。

 

 

・DF


■3 近藤直也
柏から守備の要として期待されたが、その期待に応えられたとは言い難い。確かに出場した時はスピードと当たりの強さを生かして抜群の潰しを見せていたのだが、DFリーダータイプというわけでもなく、アホみたいな失点をしてしまうことも多々あり。また、怪我が出場できない試合も多かった。それと1試合に1度は死人が出るほどのプレゼントパスや大ポカをやってしまう傾向もあり、金を貸せるかというとけっこう担保が欲しい感じである。土地の権利書とか。ただ、来年は岡野もしくは西野と若いCBと組むことが予想されるので、責任は重大である。


■4 北爪健吾
サイドバックとしてはほとんど使われず、終盤負けてる時のテコ入れ要員として主に右サイドのミッドフィルダーとして途中出場したジャガイモ。確かにスピードは素晴らしいのだが、球を蹴ると非常に残念な結果なので、千切ってはクソクロス、千切ってはクソクロスという一人無間地獄に陥っていた。サイドバックの丹羽、多々良がどちらも決定打に欠けるためレギュラー奪取のチャンスだったのだが、どうも守備の人とはみなされてなさそう。今のところは攻撃の人でもないので、このままだとゼンデン現象の狭間で無限の闇を彷徨うことになるので、とりあえずどっちかに倒してほしい。


■5 多々良敦斗
序盤はレギュラーとして活躍するも、徐々に攻撃のオプションがないことと守備戦術皆無だった関塚体制で埋没していき、中盤以降はベンチ外が続いた。守備はそこそこよかったが、サイドMFの適任不在により、サイドバックが幅を取らないとどうしようもない戦術だったため、攻撃力がないことはかなりの致命傷だった。上がるタイミングとかはサイドバックの中で一番よかったんだけど、出したところでそんなにいいクロスを上げれるわけでもないしなあ。


■13 比嘉祐介
マスコット枠での獲得かと思われたが、一瞬だけレギュラーを獲得し、その後若手の乾に譲った。上がるタイミングや運動量はいいのだが、意外と体力がなくて(試合に出てないから?)ガス欠になるのと、サイズがないことで空中戦で狙われやすかった。守備もてきとー。今年は金髪に染めていたこともあり、顔の濃さもあいまってもはやどの階層の何の職業の人かさっぱりわからない風体であった。ただ、置いておけばチームが盛り上がるので、来年もがんがんツイッターで炎上していただきたい。


■17 大久保裕樹
何試合か見てるんだが、印象がない。貴重なバックアッパー。


■20 若狭大志
近藤の相棒または近藤不在時としての起用で、ボランチみたいなのもちょっとやってた。可もなく不可もなくといった印象だが、基本的に競り合いに弱く、「そのタイミングでファールしたら法秩序が崩壊しない限りPK」というわけわからんファールもやってしまっていて、あんまり印象はよくない。チンピラ顔なので比嘉と並ぶと木更津のヤンキー感が強い。来年もあくまでバックアッパーという存在でいないと、チーム自体がつらい。


■24 イ・ジュヨン
関塚体制で重宝された対空ミサイル。なのだが、去年のキム・ヒョヌンほどの強さも高さも見せられず、守備時のポジショニングはしっちゃかめっちゃかで裏を取られ、ボールを持たせればキックは当然できないというかなり辛い状態だった。さらには最終的にはPA内でもファウル覚悟でぶっ倒すという嫌な感じの思い切りの良さだけは持っていたので、終盤にはほとんど出場することはなかった。とにかくいろいろ足りてない選手であり、エスナイデル体制で守備のセオリーを叩きこまれて急成長することを願うのみである。顔は素朴でかわいい。


■26 岡野洵
ユース上がりは我々に来季への数少ない希望を見せてくれた。中盤まではまるっきり出番がなかったが、終盤になってレギュラーを奪取。恵まれたサイズと足元のうまさで大器を予感させてくれた。ただ、まだ圧倒的に横幅が足りず、札幌戦ではまったく都倉の相手にならずに競り負け続け、最終的にはハイボールの競り合いなのに都倉に低空ドロップキックをかましてイエローをゲットしていた。まあそれもこれも試合に出てなんぼなので、来季もがんがん試合に出していってほしい。髪形はどうオーダーしてるのか気になる。


■27 阿部翔平
序盤はさすがJ1戦士というクオリティを見せ、疾走するサイドの生え際で我々を沸かしてくれたのだが、徐々にトーンダウン。フィットネスの低下が著しく、サイドバックとしてはかなり苦しい状態になっている。思えば序盤からもキックの際にだいぶ体の軸がぶれていたので、もしかしたら限界が近いのかもしれない。そのせいか期待されたクロスからもそんなに成果を上げることもできず、終盤はほとんど先発出場はなくなっていた。正直、現状ではフィジカルの改善がないと使いどころがない。生え際とともになんとか踏みとどまってもらいたい。


■28 乾貴哉
187㎝、左利きのサイドバックというロマンだけの存在に近かった乾は岡野とともに終盤にレギュラーをゲット。数少ない希望2号である。アジリティははっきり言ってないし、守備も粗い上に、でかいと言っても横幅がないので競り合いにも弱い。ただ、攻撃時には足先の器用さで直前で判断を変えられるのでビルドアップの落ち着きどころになり、オーバーラップした時にはストライドを生かしながらぬるぬるドリブル突破できる。長身、左利きで武器はドリブルというこの相互にまったく関連しないスキルをどうするかが問題ではあるが、和製グロッソを目指してよいのではないか。ともかく守備をどうにかせんといけんので、そこらへんをエスナイデル監督に鍛えていただきたい。


■33 丹羽竜平
止まらないロマンティックな失点を止めるために鳥栖から呼ばれた守備職人。彼が右サイドに入ることで確かに守備には安定感が生まれた。しかし、攻撃時にはボールロストが非常に多く、井出、町田、長澤のテンポにまったくついていけず。オーバーラップのタイミングも悪く、しばしば攻撃はノッキングを起こしていた。逆サイドの乾が意外とスムーズにやれていたので、余計に悪目立ち。レンタル期間がわからないが、帰ってしまうのだろうか。そうなると右サイドバックは補強が急務なのだが、丹羽が買取りするほどの出来でもなかったのは確かだ。


■34 溝渕雄志
見てない。がんばれ。

 

 

・MF

 

■6 山本真希
川崎から加入したMFだったが中盤の軸にはなり得ず。眉毛が濃い。そもそもアンカー系ボランチが富澤だけのチーム事情で、富澤は怪我がち。相棒のアランダと共に動いてなんぼの選手なのでなかなかバランスを取ることができなかった。攻撃時のサイドへの絡み方はかなりうまさを感じるものだったが、崩壊したチームを蘇生させることはできなかった。たぶん胸毛も濃い。怪我も多かったしね。気は利くのだが、最後までオフェンシブな位置で生きるのかディフェンシブで生きるのかよくわからなかった。規律があるほうがよいのかもしれぬので、来季に期待。きっとケツ毛もすごい。


■7 佐藤勇人
怪我マン。オシム千葉の生き残りは、怪我でシーズンではほとんど稼動できず。出てきたときには往年の鋭いPA内への飛び込みを見せたが、さすがに年を取ってきた。来年もいることは確定したが、プレーヤーとしてはさほどの重荷を背負わせられない。ただ、チーム内の長老として、若手が暴れたら犬吠埼に吊るして改心するまで念仏を唱えるという役割が期待されるので、是非暴力と説法でチームをまとめていってもらいたい。


■8 井出遥也
不可欠なレギュラーとまではいかなかったが、主力の一人として活躍。スピードに乗ったドリブルをJ2で止められる選手はあまりおらず、しばしばカットインからゴールを叩きこんだ。半面、関塚自由学院の元で育ってしまったため、戦術的にはしっちゃかめっちゃかで「お前のポジションはいったいどこだ」と問い詰めたくなるようなこともしばしばの諸刃の剣であった。端的に言ってコスパが悪い。長谷部監督のもとでようやくなんとなーくポジションが整理されて守備も若干できるようになってきた気がしたのだが、おそらくG大阪へ移籍する。長谷川監督に仕込んでもらい、代表を目指してほしい。さらばだ。


■10 長澤和輝
レンタル10番はシーズンを通して主力としてがんばった。当初はトップ下などで使われていたが、中盤以降は主にボランチ。守備はイマイチだったがそれも改善しつつあり、攻撃では貴重な運び役として機能していた。10番だったがファンタジスタというわけではなく、動きの量を積み重ねてその中で違いを見せていた。柔らかさとかはあんまりなくてパサーでもなく、あくまで剛でありフィニッシャー。規律の中で1つずらすにはよいのだが、完全な自由演奏は苦手っぽい。関塚監督のもとではあまりに自由にやらされすぎて、割となんでもできる分困ってた。来年は浦和に戻るのか、残るのかイマイチ判然としませぬ。他のJ2チームにレンタルの可能性もあるのか。浦和じゃあんまり出れないと思うので、千葉で訓練しようズ。


■14 町田也真人
今シーズン唐突に覚醒したチームトップスコアラー。昨年までは撃てども撃てどもシュートが入らず、トップ下の選手でこの得点力だといくらパスを回せても厳しいな、と思っていたのだが、突如化けた。エウトンの周りを動きながら、ボールを捌くところでは簡単に捌き、急所に飛び込んで得点を量産した。昨シーズンまでの「撃とうかな撃とうかな撃とうかなパスしよっかなパスしよっかなパスしよっかなあー撃とうかなーやっぱ撃とうかなあああああああああああ撃っちゃえ」と逡巡しながらシュートしてめっちゃDFに当たるという姿はなく、「とりまセックスしようぜ!」くらいの勢いでばんばん撃つようになったのが奏功。課題のフィジカルも当たり方がうまくなってるので変な取られ方はなくなった。守備貢献度も大きく、来年も攻撃の核。50点取ろう!


■15 富澤清太郎
怪我マン2。なに怪我してたのか忘れたけど、だいたい半分くらいしか出られなかった。中盤で唯一どっしり構えられる選手で、いると安心感があった。やっぱりCBじゃなくて中盤のがいいよね。攻撃でも必殺のスルーパスなんかは全然ないのだが、おかしなパスミスはあんまりなく、髪型もかっちりしていた。ただ、いかんせん年も年になってきたので、いつまで持つのか。スピードの衰えはあるものの、コンディションさえよければ働ける選手。ワンダーコアとかで体を鍛えて欲しい。あと栗原勇蔵と長谷川悠と似すぎなのでなんとかして欲しい。


■16 小池純輝
走る男。圧倒的ランニング能力で序盤は重宝されたが、そのうちに「あれ?走れるけど抜けない?」ということに気付かれ、トーンダウン。ベンチ外が続いた。カウンターでがんがん上下動するサッカーなら合うのかもしれないが、パス回数上位の千葉においてその特徴が生きることはなく。また、サイドを駆け上がったとしてもスペースがない状態でできることが少ないので、フィットすることは難しかっただろう。来年どうするんだろう。


■22 アランダ
現役パラグアイ代表はやはり鬼だった。パス出し能力は割と平凡だったが、特筆すべきはその守備力。レオ・シルバを思い出させるような粘着マークから、ファウルすれすれのパラグアイ体術でボールを奪いまくった。時折はこっちがドン引きするほどのきついファウルでJ2戦士たちを葬って、当然イエロー。外見はただの肉屋のオヤジなのだが、その奥にはパラグアイファイターの血が流れていることを我々に再確認させてくれた(俺のパラグアイファイターのイメージはミスターオーバーリアクションことパレデス選手です)。惜しむらくは怪我と出場停止で出れない試合が多かったこと。パウリーニョも戻ってくるし、二人で恐怖の刈り取りワイパーやってもええんやで。

 

 

・FW

 

■9 エウトン
二桁得点を喜んでいいものなのかどうか。たぶんターゲットマンじゃないんだけど、デカいのでチーム事情により電柱やりました。でもあんまり向いてないっぽい。真骨頂はエリア内。横からのクロスにはめっぽう強く、足元のシュートもそこそこ使えた。ただそれ以上に印象に残ったのはプレーの荒さ。ボールロストするごとに果敢に取り返しに行くのだが、そのほとんどがファウル。なんかしきりに審判にアピールしてたが、後ろからふくらはぎ蹴ったらそれはブラジルでも笛吹かれるだろ、それ。なんでお前フォワードなのにイエロー9枚ももらってんだよ、おかしいだろHIGH&LOWかよ。ただ、終盤に見せた町田とのコンビネーションはわかってても止められないレベルだったので、残るんなら成田山で修行をして心を静めて欲しい。


■11 船山貴之
川崎で1年日干しにされて、千葉で一転大活躍だ!と思ったものの、完全なシュートイップスに陥っており、結局5得点に留まった。序盤から中盤にかけては撃てども撃てども入らず、鋭い裏抜けからキーパーと1VS1、こぼれ球をミドルシュート、クロスをファーで受けて胸トラップからボレーとありとあらゆるシュートパターンを試して、全部外した。三代目ぬか喜びストライカーの中島裕希が今年二桁得点をしてしまったため、代わりにぬか喜びストライカーの称号戴冠かという声も上がっている(対抗は鹿島の赤崎)。ただ、戦術的には縦に引っ張れる非常に重要な選手であり、彼のおかげて町田やエウトンがラインの間で息をできたのも確か。このオフは自分を干した風間大僧正の写真をゴールに貼りつけてシュート練習をして、松本時代の決定力を取り戻していただきたい。ただ、この人もカウンターの選手だよね、ほんとは。


■18 吉田眞紀人
常に顔がびっくりしてるマン。先発で前半開始だろうが、後半ロスタイムに投入されようが、0-3で負けてるのを必死で追いかけてる感じがする系統の顔。左利きのがんばるマン。とにかく勢いがすごい。守備はFWの中で一番できるのではないか。水戸ではなぜか電柱をやっていたが、本来のポジションはもうちょい下。前線に張らせてもそんなに生きる選手ではないなー。とにかく頑張ってるので、後はもうちょいクオリティを少しずつ上げてもらえると。惜しい、まではけっこういってる。そこから先が壁という話ではあるのだが。


■19 オナイウ阿道
ウオオオオオオオオオナアアアアアアイケオナイケイケオナイケー!!!オナイケおじさん激推しのオナイウは五輪バックアップメンバーまで残るも、チームでは最後まで飛び道具の一種として使われた。限られた時間の中で6得点は立派。対空時間の長いヘッドはかなりの高さであり、さらには振り向きざまの謎ボレーなんかも披露した。ただ、点取ったから先発させてみっか!と思って出すと、好き勝手放題に動き回って起点になれず、わけわかんないとこでこね回してボールロストを繰り返した。お前ヘッド得意なのにサイドで受けてどうすんだよ。来年エスナイデルが本場のFWの動きを教えてくれたら覚醒するかなーと思ってたところ、浦和に移籍が決定してしまった。イッター!!オナイッター!!オナニー!!!とにかくポテンシャルがすごいのだがとても浦和にフィットするタイプとは思えないので、どこかにレンタルが濃厚なのだろうか。千葉でもいいよ。「お世話になりました、浦和に行きます」→「はじめまして、新人の阿道です」っていうコンボ待ってます!


■32 菅嶋弘希
関塚監督時代は見向きもされなかったが、長谷部監督時代に重宝されたマルチロール。登録のFWではなく、オフェンシブハーフ、さらにはボランチでの出場が目立った。特に足が速いとかヘディングが強いとかそういうことはないのだが、とにかくバランスを見れる選手。スペースがあけばそこを埋め、きちんと連動ができるので、リンクマンとして非常に優秀だった。だからボランチとかもやらされたんだと思う。派手さはほとんどないのだが一人いると確実に役に立つので是非とも残ってほしいのだが、レンタルなのでどうなるかわかんねーなー。

 

 

・監督

 

■関塚隆
0点。


■長谷部茂利
関塚さんでしっちゃかめっちゃかになったチームをなんとか建て直そうとがんばっていた。守備の約束事を一つ一つ作り、一歩ずつチームを回復させようとしていた。即効性のある何かを求めて焦り過ぎなかったのはよかった。若干プレーオフは諦め気味だったのかもしれないが。一時期負けなかったが4連敗してシーズンが終わって若手に転換した。まあ元々ぶっ壊れてたチームだったので、これはしょうがない。岡野、乾の抜擢が後々に効いてくる可能性もけっこう高いので、その時はみんなで崇め奉りましょう。泥仕事、おつかれさんっした。この後に幸せなキャリアを積んで欲しい。

 


以上!!!