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※以下ネタばれ注意





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音を立てて眠るのは、ヒトか…それとも……!?



不気味な音と謎のカプセルが敷き詰める場所。
なぜか生きていた滝澤は、置かれている状況に頭を悩ませていました。

(滝澤)【ー…なんで  俺…】
【………  あのとき…たしかに…】

【!】
(嘉納)【気分はどうかな?滝澤捜査官】

身体に布を羽織り座っていた滝澤の下に、嘉納が現れます。

【ッ……なっ…】

【ああ  おびえなくていいよ】
【あんた…誰だ…】
【俺は…なんで…】

滝澤は何故か名前を知っていた嘉納に怯え、
その姿を見た嘉納は頭を掻きながら滝澤に近づき、滝澤が羽織っていた布を引っ張ってしまいました。

【……なにから話そうか】
【まあ  まずは自分の身体を見るといい】
【…!?】

【?……イイ゛
【ひやああああああああああああッッッッ!!!!】

無くなったはずの左腕から生えてきたものは、
明らかにおかしい大きさの自分の腕。
滝澤は大声を上げ、異常な自分の身体に涙を流しました。

【段階としては初期の初期】
【体内のRc値が一時的に増加する「第一段階」を経て、
一旦  その増加期間が停滞する「第二段階」というところだ
【あああ…】

【63体  20区で「捜査官の素材」を手に入れたが
すべて無駄になってしまった

”成功体”は君だけだ

ボロボロと涙をこぼし続ける滝澤。
嘉納は誇らしそうな表情を見せ滝澤の肩に手を回します。

【…………せい…こう…?】
【「失った部位を再生する様な生物」をよく知っているだろう】

【滝澤くんっ…  君は今日から”喰種”だ!

滝澤は激しく嘔吐を繰り返し、
嘉納はその姿にさえも興奮を隠せない様子でした。

【オッ  オエエエエエエエッッ】
【おっ
胃の残留物に拒絶反応を起こしてるんだ
完璧だ!!

【あとで一通りの反射を調べるからね…!】
【お腹の中を少し引っ掻いたり
目に光を当てたりする簡単なテストだよ
それと排便と射精も


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逃げる場所も助けを求めれる人もなく、
滝澤は理不尽な拷問を受け続けています。

(滝澤)【ギャアアアアアア!!!!】

そこにはタタラの姿もあり、拷問の様子を見ているようでした。

(タタラ)【…お前も嗜虐趣味か?】
(嘉納)【違う  外傷をくわえRc細胞管の侵食を促す…】

【生物の身体はよく出来ている
…たとえば脳を損傷してある機能を失った場合でも
ほかの脳領域が代替することがあるんだ

【個体の活動を維持させるためその状況に応じようとする
それをダメージを与えて意図的に発生させる

【たとえるなら「喰種化施術」は「接ぎ木」のようなものだろうね
「ヒト」という台木の上に「喰種」という補木を添える…

【ヒトの”身体の脆さをカバー”し
”喰種”が必要とする”栄養補給を部分省略”するというわけ
【まあ  寿命は短くなるだろうが】

嘉納は細かく説明しながら、丸のこを手に持ち、滝澤に振りかざしました。

【いやだ…もう…やめて…】
【私が知りたいのはね…】

「確実なカネキくんのつくり方」なんだよ


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(オウル)……………へっ
ヒドくないスか  亜門さん…

法寺さんころしちゃイましたよ…?
真戸がピンチになってようやく到着スか…

滝澤とアキラの間に立ち入り、アキラを滝澤から解放した亜門。
アキラは亜門の背を見つめています。

(亜門)……
(アキラ)……

滝澤は亜門に切り落とされた手首を修復すると、
勢いをつけて亜門に飛びかかりました。

どーせ  アンタも一緒…
!!

グッ!!!
……俺を  殺すんだろ亜門さん

滝澤は指を咥えながら、壁にもたれる亜門ににじり寄っていきました。

……俺は…
かつての仲間を救いにきた…

お前をだッ  滝澤…!!!

はあ???



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什造から致命傷をくらい、地下道のような場所を歩いていくクロナ。
不気味な音が鳴り響く場所に辿り着くと、そこには、マントを羽織った人物達が何かの研究をしているところでした。

(クロナ)ふぅは…ふーはっ…
んふ  んふ  んふ…

はあ…はあ…

(嘉納)……やあ  おかえりクロ

ただいま  パパ…



”原因”をつくった解剖医。
瀕死の双子に、差し伸べる手は…?


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ネタばれ終わります
閲覧ありがとうございました



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※以下感想





あぁ〜…なんでこんなに辛いんだ
滝澤政道っていう生き物は。

こんなの、精神まともでいれるわけない…
滝澤の性格なら、なおさらだと思う。

うぅ……
それに、滝澤の場合、カネキさんとは全く違う状況だと思うんです。

カネキさんは喰種になってしまった後でも、
月山やCCGに襲われることがあっても、
あんていくとかヒデとか心の支えがあったわけで、
ヤモリからの拷問を受けて覚醒(?)した後でも、カネキファミリーがあったし、
喰種になった後でも自分自身と向き合う時間は大いにあったと思うんですよね。
自らのなかにいたリゼに関しても、カネキは至るところで、”完全な一人”ではなかったと思いますし。

それに比べて滝澤は、
死んでいたと思ったら勝手に弄られてて、
密室空間に知らない人物と喰種に閉じ込められ、
無くなったはずの左腕には奇形物が生えてるし、
有無を言わさず拷問され続けて、
誰にも助けを求められないし、短時間のなかで命を削られて…

本当にたきじゃわ…ッ(;;)
滝澤が何をしたっていうんだ…

『何事にも2番手』の滝澤政道…
100点と99点の差異を経て”英雄”になりたかった滝澤政道〜…

亜門さんが登場して、
救いにきたッっておっしゃってるけど、どうなるんだろう…
_<;)


亜門さんも亜門さんで、
アキラの方に一切振り向いてないし、
蹴り飛ばされた後もローブ脱げてないけど、
ローブの下がどうなってるか怖いし、異様な右手。

仮に亜門さんが嘉納先生の施術を受けたなら、
亜門さんは失敗作ということになるんだろうか…

寿命が短くなるっていうのも、
琲世の視力が落ちてきてる、という事実と有馬さんの目の件でも合致するし、
Vが造ってきた”半人間”も、
嘉納先生が造ってる”半喰種”も結局は同じものなのかな?みたいな。

Rc値の関係で赫子が出せるか、出せないかの違いとか…



でも、ここで思ったのが、
嘉納先生が、『確実なカネキケン』をつくりたいのなら、
まず先に梟よりもリゼの赫包で試すような気がするし、
そう考えると、リゼの赫包を施術してもらった旧多は、
リゼがまだ嘉納先生の手元にあった時に施術してもらったのかな?

リゼが無くなったから梟で代替してるわけで、
旧多が施術したのは嘉納先生の別荘が襲われた時より前になるのかな?
すごい前だな…


ただ、半人間でありながら、
喰種化の施術受けた旧多は寿命がやばそう…
それほどまでに旧多は、何を手にいれたいんだろう。


後はクロナが嘉納先生のところに辿り着いたけど、
嘉納先生こんなにお手伝いさんいたのか(笑)
一人気になる人いるけど…


流島サイドでもいろいろしどろもどろですが、
これからどうなることやら……
とりあえず、アオギリ壊滅すぎる(;;)


それでは今回はここまで〜
閲覧ありがとうございました