※累計2100万部突破おめでとうございます
※コミックス10巻は3月17日(金)発売予定
※実写映画2017年夏公開予定
※舞台「東京喰種」今夏公演予定
※以下ネタばれ注意






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ピエロマスク、縦横無尽…!!


(ニコ)ウフ…♡

(政)ピエロ…強い…それに…
なんだ…この親近感…

(旧多)早く終われ〜

各区で猛威を振るう、ピエロ集団。
旧多はその様子をつまらなさそうにモニターで眺めていました。


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一通りピエロ集団を駆逐したものの、
その中にヒトが混じっていたという事実を知り、困惑している捜査官もいました。

(倉元)ハァ…ハァ…
……そんなワケない…そんなワケ…

宇井と田中丸は、この異様な状況に対し、不安感を抱いていました。

(望元)宇井ボーイ  ……首尾はどうかね…
(宇井)……これは…人ですか

……この事実が広がれば…
これからの捜査官たちの士気にかかわる
まっこと戦いにくくなるだろう

これは…ただの喰種掃討じゃない
布石だ

……つぶされますよ…〔CCG〕ー


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一方、ウタと交戦していた什造。
追い詰めていく什造でしたが、ウタの様子が変わり、
什造はクインケを弾き飛ばされてしまいます。

(什造)…急に当たらなくなりましたね
先刻はわざと斬らせてた感じですか

迫り来るウタを右脚で吹き飛ばし、難を逃れた什造でしたが、
まるで昆虫のように赫子を生やしたウタに逃げられてしまいます。

(六月)!行きます
透!深追い禁物ですよ
はいっ

なんだか僕
……篠原さんみたいですね

什造は、逃げるウタを追った六月を見つめていました。


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CCGラボでは、
呻き続ける亜門を目の前に、カネキが複雑な感情を抱いていました。

(亜門)あうあああうあああうあああうああ

(カネキ)彼は…
琲世である前、戦ってきた捜査官の中で唯一 ー
ー僕の存在を認めてくれた
”対話”を求めてくれた

その彼から対話を奪うなんて

この設備はなんだ?
〔CCG〕は何を考えて彼を捕らえているんだ?
実験材料?試験体?

……彼は…
…彼は喰種捜査官だ……ッッ

そうポツリと呟いたカネキは、
亜門に赫子を振り落としますが、その硬さに吹き飛ばされてしまいます。

…………ダメだッ硬すぎるッ!!
(カネキ)カネキ!戦う必要ない

無茶とも言える戦闘をしようとしていたカネキに、
アヤトは目的である抑制材の存在を知らせました。

見ろ抑制材だ  これが目的だろ!
ドンパチしに来たワケじゃねえだろうが!!
……
……彼を…放っておくなんて…

亜門を見つめ歯を食いしばるカネキ。
アヤトはそのカネキの様子を見かね、胸ぐらを掴むと、本心を口にし始めました。

チッ…ハンパ野郎が…
お前にはやる事が残ってる…

お前にしか出来ねえことが!
月山や…あの捜査官たち…
コクリアの連中に…ナキの奴も…バカなりに尽くしてる…
アジトじゃ万丈…それに、
ムカつくけどな俺ですらお前に頼るしかなくなってんだ

お前にしかすがるしかない”喰種”は山ほどいる
全員お前のために…お前が頼りで動いてんだよッッ

アネキも…待ってんだろうが…ッ

そいつら全部今の感情で動いて台無しにする気か!?
だとしたらテメエは  マジでハンパ野郎だぜ…

切り捨てていくのもお前の仕事だろーが!!
それが大事なもんであってもお前は選ばなきゃいけねんだよ!!

睨みつけるようにカネキを見つめるアヤト。
それでも苦悶の表情を浮かべるカネキに、滝澤とクロナが後押しします。

(滝澤)俺たちにはねえな
(クロナ)選ぶ責任、ってヤツな
光栄だ  憧れの捜査と戦えるなんて

アカデミーでよぉ…
”捜査官は上官のために命を尽くせ”って習ったぜ

組織の1番上が真っ先に玉砕してどうすんだよ
亜門サンぶん殴ってオレらが連れ帰ってやるよ
約束するぜ”ひつじ”の王様  だから

お前は帰って
真戸にその臭ェ液体ぶちまけてやれよ

亜門さん…

アヤトはカネキに抑制材を押し付け、
カネキは脳裏にかつての亜門を思い浮かべながら、その場を後にしました。

さーてアモンさん…
ハンパモン同士…

仲良くしましょうや

残された滝澤とクロナは、
今にも暴れだしそうな亜門を前に向き合いました。


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その頃、ウタを追い詰めた六月は、
ウタに目掛けてクインケを何度も何度も振り落としていました。

(ウタ?)ウッ…
(六月)はっはっアッはっ
はっはっアッアッアーッアッアーッは……

血だらけの顔で恍惚な表情を浮かべる六月。
倒れ込むウタに異変を感じ、手を止めると、ウタの顔は琲世の顔そのものになってました。

…痛いよ

六月くん



力に溺れる六月。ウタの”顔”は、かつてのー…!!


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ネタばれ終わります
閲覧ありがとうございました



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※以下感想




ア、、、アヤト……
お前ってやつは…お前ってやつはァア〜(;;)


作品内でも
負け犬代表だった、霧嶋絢都くん。
あれだけ  ✝︎厨二✝  キメてた時と比べると、
すごいなァ〜…ヒィ〜好きだ!!!!!

『お前の”羽”じゃ、どこへも跳べない』…


え〜…うわ、はぁ……
やっぱり『霧嶋姉弟+金木研』最高なんだなァ……(;;)
というか、霧嶋姉弟がイイんだ…ヘヘヘ
そうだよね?(恐喝)



私が思うに、
『霧嶋姉弟+金木研』における
”金木研”って、”霧嶋新”の像なんですよね。
何回も何回も言ってるけども!

現に、
アヤトはカネキにアラタの面影を想っている場面が多々あるし、
スイ先生自身にも『アラタをカネキに似せて描きたかった』という事実があるんですよ。



だから、今回も、

アネキも…待ってんだろうが…ッ

のセリフなんて、アヤトにとっては、
自分たちを置いて二度と戻らなくなってしまった父親の姿と
無意識的に(意識的かな?)重ねてしまっている『カネキケン』が、
何よりも大切な姉、トーカちゃの下に帰ることには、
重要な意味と耐え難い感情があるはずなんですよね…。

それに、このセリフを、
月山とかナキも〜とか、他の多くの喰種もそうだけど、
最後をトーカちゃで言い収めたのが、

そこはかとなく、
『金木研が霧嶋董香に抱いてるはずの想い、への期待』が感じられるんですよね…
これはたぶん、…無意識……なんですよね……


うぅ…
正直、アヤトに関しては、もうちょっとカネキさんと、いざこざあってほしかったんです。

蝶形骨ッ!やらトーカちゃに対して、いろいろあったのに、
ヒナミと関わったり、アオギリに不満抱いてたり、してただけで、
カネキさんにアッサリ付いていったことは、
少し(いや、かなり)モヤモヤとしてたんですけど、

ムカつくけどな俺ですらお前に頼るしかなくなってんだ

のセリフからの、
自分の感情よりも何よりも、
『トーカちゃの下にいてあげてほしい』って想いを汲み取れるし、

アネキも…待ってんだろうが…ッ

のトーカちゃが後ろ姿なのも、
75話『秘密』のトーカちゃの後ろ姿と一緒…な……ン…です…………よ…ね…………

ッ……アーーーーーッ!!!!!!!(ドサリ)(五体投地)(今までの自分に懺悔)(霧嶋姉弟崇高)(神聖な領域による浄化)(安らかな表情)

って感じなんですよね。
姉を安心させてあげられるのは、第一にカネキなんだよ、みたいな感じなんですかねヒッ


ぶっちゃけ、
喰種全体の物語進行状況とか、作画とか伏線とかよりも、
こういう霧嶋姉弟とかの因縁における人間関係を読み取ることが、今では楽しみなんですよね。
気持ち悪い意味付けが好きなんですよね、『わたしは』。113話『わたしは』





よし、霧嶋姉弟の話はここまでにしよう…
今回のアヤピ最高、ありがとう本当に。



さてさて、本編〜…

駆逐対象の喰種と思ってたいたものに、『ヒト』が混じっていたという事実。
倉元共々、完全に心折れちゃった感じですかね。

今回は、わざとヒトを無理に従えて操作してたというような卑劣な業がなされていたわけですけど、口縫い付けてたりね。

『感覚なく”ヒト”を死に至らしめていた』という事実が、
CCG捜査官達に対して強烈な罪悪感を植え付けるのは重々わかるんですけど、

この罪悪感が、
『自分達捜査官と”同じ”人種(?)であるヒト』に向けてしまっていたものだから産まれたモノ、
からなるものとしたら、やっぱり、喰種との溝は簡単に中々埋まらないのかなと思いました。

今回に限らず、見境なく駆逐している喰種には罪悪感等々抱いてないんだろうな〜みたいな…。
何言ってるんだ?って感じですけど。


あぁ〜…なんだろう、難しいな。
とりあえず、CCGが喰種に感じている嫌悪感は更に増築されたと思うし、
そこからなる憎悪も膨れ上がったと思うんですよね。

喰種とヒトとの溝を掘ることで、
カネキさんの言う『話し合い』の場が崩されていってるのかな。
はぁ〜…頭悪いし考えれないから、この話はやめます…




最後は六月。
完全にヤバイ路線に走ってて、心配だよ、私は。

それにウタさん、琲世の姿は逆効果では(笑)
今の状態の六月にとって琲世は地雷にも値しない地雷だろうし、
もう会えない思い憧れていた人が目の前に現れたら、
嬉しがって余計グサグサしちゃうでしょ…

どうなることやら…
ウタさんの赫子も表情もイマイチ訳わかんないし、
これが本当にウタさんなのかもわからん。




それでは、今回はここまでにします。
ほとんど、霧嶋姉弟の話しかしてませんね!

あとは、カネキさんの選択も良かったなと思います。
周りを傷つけたくないと思いつつも、自分の気持ちでしか行動してなかったカネキさん(ボロクソ言う)が、初めて、気付かされて選んだ選択ですからね。


閲覧ありがとうございました〜。