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※以下ネタばれ注意




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想像を超える破壊力。
オッガイ・葉月ハジメの脅威ー…!!


(ハジメ)ヤだな  女とガキばっか
張り合いなくて詰まんないんだよ  男だせ男〜
(ヒナミ)行って!!!お姉ちゃんッ

目の前で死んだ喰種を食い漁り、トーカ達を挑発するハジメ。
ヒナミは、その猛威を奮う赫子からトーカを庇うべく前に出ますが、壁に打ち付けられてしまいます。

!ッッ……!!重…強…!!
耐えられッ!!かはッ!!
(ト-カ)ヒナミッ!!
ヒナミの赫子でも防げないなんて…
ヒナミ!!
うん…大丈夫…!
だいしょぶだあ?今だけスよ
赫子把握したし  次殺すんで

トーカの攻撃を受けるも、依然として余裕の様子を見せるハジメ。
ユラリとトーカ達に近づくハジメの前に、平子率いる0番隊が立ち塞がります。

(平子)ー霧嶋   
進め  ここは俺達が防ぐ
ユダ
地味な顔して頭おかしいんじゃねえの
自分がなにやってるか理解してます?
ねぇ〜なんか言ってよ  オジサン

じっとハジメを見据える平子。
その時、ハジメとは別に右方から、ある人物が姿を現します。

…!
(宇井?)私も  同意見です先輩


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(黒磐)ぬ…ウン!!!…
(死堪)ぎ  やめい!!!

ゼエ…ゼエ…
(ロマ)ねすぽすねすぽす!ねすぽすねすぽす!!
ねすぽすねすぽす!!ねすぽすねすぽすねすぽすねすぽす!!
…!!
ぶお…!!
……これがうろんなパンチ  やっちゅーの

シコちゃーん追撃やっちゃって
アイヨ☺︎
ぐっ!!!ハァッ…!!ふ…ふ…
☀→☁  ☁→☔

一方、死堪とロマの猛追を受ける黒磐特等。
一人立ち向かうものの、その老体には相当応えているようでした。
そんな姿を、絶え絶えの意識のなかで捉えていた瓜江は、悶々と考えを巡らせていました。

(瓜江)なにやってる…
手負いの老い耄れが…

い…ちま…え
(おいていっちまえよ!!)

(クソッ…)声が出せない…
喉が熱い…溶岩でも生成してるようだ
頚椎は無事か(危なかった!!)
…治せ早く…!!早くー

途切れゆく意識のなかで、
瓜江は最期みたシラズの後ろ姿を思い返していました。

シラズ…?…いくな…
(シラズ)【瓜江ッ!!弾幕足りたかッ!!】
やめろ…いかないでくれ!!

シラズ…
……お前が  お前がいてくれたら

瓜江は、今までの困難であった状況下に、
シラズがいる「if」の世界を想像していました。

【サッサンどうしちまったんだろうな  反抗期か?】
【援護する  前頼む!!】
【そのうち帰ってくんだろ  心配いらねーって】
なあしらず
あのときひとりかけなかったら
おまえがしななかったら
…ひょっとしてぜんぶうまくいってたんじゃないのか
わかってたんだ  わかってたんだ
なにをだ?なにをわかったきになってる?

自らの手を引き、笑を浮かべる父親の姿。
ぐにゃりと歪むその光景に、瓜江は目を見開きます。

くろいわのせいだ
くろいわのせいでとうさんは
俺は本当は俺は本当は俺は本当は俺は本当は俺は本当は
ぐっ…!!
ぬあああああああッッッッ!!!

突如響いた黒磐の叫び声に感化され、
曖昧な意識の中で立ち上がる瓜江。
血反吐を撒き散らしながら、黒磐を掴むロマのもとへ駆け出します。

…………………あヅ
えろおおおおおおおお

うるちゃい!
ナイスシコ
ー俺が…
本当に腹を立てていたのはー

腹部を切りつけられ、一瞬怯む瓜江。
それを振り切り、瓜江は死堪にクインケを振り下ろします。

きゃぴっにゃっ
ぬいいいいいいいいいッッッ
はいいいいいいいいッッッグッ

本当に怨んでいたのはッ!!!!

瓜江のクインケは死堪の腕を両断し、
死堪を切り捨て、すぐさま黒磐のもとへ駆け出す瓜江。
ところが瓜江の身体は、ロマによって宙に殴り飛ばされ、地面に打ち付けられると、
うろんの口元へと運び込まれてしまいます。

ごくり


咀嚼なき最期ー…!?


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ネタばれ終わります
閲覧ありがとうございました


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※以下感想




瓜江久生、東京喰種:reの”真”の主人公か??(;;)

瓜江にとってのQsの迎えたかったif世界、本当に辛い。

瓜江といい、六月といい、
どうしてこうも初期Qsは深い闇を抱えてるんだ…
六月と瓜江に関しては、本人が得たいはずの「報われた未来」が見えないのが、本当に本当に心苦しい。
2人のこと思う度、頭の奥がじんわりと滲んで、軽い吐き気催すくらい感情移入してしまうんですが(流石に頭おかしいんじゃねえの?ハジメ)

はァ、もうなんかカネキさんなんかどうでもいいんですけど〜!?(失言)
トーカちゃと結婚して、ちょいとした幸せ得たのに、
結局何してるのかわかんないんですもん、カネキケンは。
……いや、本当にカネキケンは何してんの……?



それにしても瓜江。
なんでこの人はこんなにも、
こんなにも自分を追い詰めてしまうんでしょうね。

おまえがしななかったら
…ひょっとしてぜんぶうまくいってたんじゃないのか

六月を”殺しの集団”の一員として受け入れざるを得れなくなってしまったこと、
初めての部下であった髭丸を自分の力足らずで追い込んでしまったこと、
佐々木琲世を前にどうすることもできなかったこと。

瓜江久生には、
目の前の状況に上手く立ち回れる”力”がなかった。
自身を揺るがすモノに対して、自身を支えてくれるものが無くて、不安定で、
瓜江自身が自分自身を”立たせる”ことができなかった。

瓜江久生自身が、『また口をつぐむ』。
いつだって、心の中でごちゃごちゃ考えて、
一人悶々と自分の中で自己解決して。


ビッグマダムと対峙した時に、
六月に自分を肯定されて面子を保てたように、
才子に暴走を止めてもらえたように、
瓜江には『絶対的に支えてくれる人』が必要なのかなァと思います。
うーん、なんだろう、言いにくいんですけど…

瓜江にとってその人物が、
無意識的に『不知吟士』だった過去。
そして絶対的存在自分の全てだった『父親』。

でも、今は、確かなものが、ない。
才子は”支えられている”というよりは、反対に瓜江が支えようとしてる感じ。
瓜江自身が追いかけ続けるのは”父親の後ろ姿”だけ。


ドナートに言われた

お前が真に恨んでいるのはお前の父親だ
お前を一人残して逝った弱い人間を恨み続けてきたのだ

とか、
133話の黒磐特等との話における父親像、

家族を失ったとき
俺はきちんと自分のなかで処理できないでいた
本当はわかっていたのかもしれない
多分  俺は…

等々の話が、今回の

ー俺が…
本当に腹を立てていたのはー
本当に怨んでいたのはッ!!!!

の答えに繋がると思うんですけども、

くろいわのせいだ
くろいわのせいでとうさんは

父親が死んだのは黒磐巌のせい?、
……じゃあシラズは?って話になると、
琲世に『当人の力不足』って言われて(ここの琲世絶対に許さん)
トラウマとしてシラズの最期を覚えていて、
となると、

シラズに関しては、
自分を責め立てるしかなかったのではないかなと思います。
カレンダーがそれを主立っていたと思いますね。

『春偲ぶ  鈍く嘯く  不知火よ』  ってやつです。


だからこそ、

わかってたんだ  わかってたんだ
なにをだ?なにをわかったきになってる?

って、自分の中で自問自答して、
自分で自分自身を不安定にしてるんじゃないかなと思います。
それなのに『こんなに頑張ってるのに』『貧乏くじを引いた』『俺を見ろ』って考えが根底にあるから、
黒磐特等にあこがれてた父親の姿と重なるって言われても、
上手く受け止めきれなくて、自分の中の父親の姿でさえも歪んでしまったのではないかなと思ってます。


うううん、
ずっとずっと前から言ってるけど、
瓜江久生に幸あれ……!って感情しかない。

瓜江久生が本当に怨んでいたのは誰?
瓜江久生が本当に認めて欲しいと願うのは誰?


ペチャンコからのごくりされて、
フレームアウト暴走して誰かに慰められる、みたいな展開は見飽きたんですよね。

瓜江には自分で、自分自身を救ってほしい。
自分を追い詰めて恨むことのないように、
本当の意味で自分を認め、自己解決して欲しいですね〜…




話変わって、平子さんと宇井…!!

この対峙、すごい楽しみなんですけど、
法寺タタラの一件があったので、 
純粋な気持ちでまともに期待出来ないのが、個人的に歯がゆい!

どうかこの2人は
少しでいいから掘り下げて終結させてほしいですね〜、本当に。
法寺タタラのようにテキトーに丸め込まれるのは、もう嫌なんだ〜…ッ!!


あとはハジメとかですかね〜
府河さん死んじゃったし、何のために登場してきたの?感すごい。
アヤト以上の嚙ませ犬かよ。

オッガイとかロマとか、
最近のよくわからない力関係には、 
はてなマークが飛び交ってしまっているんですが、
そろそろカネキケンが真に『喰種とヒトの狭間の人物』として何をしなければならないかを、ハッキリさせてほしいなァと思います。


喰種だって言ったり、
いやいや只のヒトだって言ったり、
カネキさんが情緒不安定なのは元々知ってるんですが、

本当に喰種とヒトの軋轢と向き合ってるのは、
今の段階では瓜江含むCCGの一部だけであって、
カネキさんは未だ『目の前の喰種』しか見れてないような気がします。

まァ、これからの展開がどうなるか定かではないのですが…
『喰種とヒトの狭間のカネキケン』って何?って思いがふつふつと浮かんできますね。
カネキケン、なんにもヒト側のことなんて考えてないじゃん!って感じであります〜。

カネキさんは本当によくわからんな(失笑…)
こんな顔になる。




それでは今回はここまでしたいと思います。
とりあえず、瓜江の無事を祈りたいですね。
閲覧ありがとうございました〜!


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あとですね、映画観てきましたよ〜…


観終わって家帰って、
すぐさまに漫画に飛びついたほど、
モヤモヤモヤモヤモヤモヤモヤモヤして止まらくて、
しばらく気持ち悪くなるほどモヤモヤしました〜〜……アハハ〜


うーん、なんだろうなァ…
モヤモヤという感情が感想を支配しそうなくらい、
私には『モヤリ』の印象を受け付けてくれたかな……ツラ


正直言うと、
『カネキが喰種とヒトの狭間にいる』感が薄い。
これに尽きるし、これが『東京喰種:re』でなく、『東京喰種』の醍醐味なのに、何の味も締めてない、というのが第一です。

それに、
キャラが”この場面”で、”この行動”をする意味、があまり表現されていない部分が多いように感じられて、
『やればいいってわけではないでしょ…』っていう感情が大きかったですかね〜。
『セリフだって、全然活きてない……、何のために、このキャラがこのセリフを言ってるか全然伝わらない、それに絶対必要なセリフがなんでカットされてんの?』って感じでしょうか?

もちろん、2時間の映画のなかで
カネキ喰種化からのヒナミまでの話をまとめること自体すごいと思うんですが、
なんか違う……と思ってしまいました。


いや、私が何様?って感じなんですけどね。


細かい感想はまた記事にしたいと思います…
個人的には映画はあまり合わなかったです……(;;)


メモ取りながら観てて、
いろいろ考えながら観てたんですけど、2回目観に行くかめっちゃ悩む…ウウ


映画と舞台は尺が違いすぎるので、
表現できる内容に差がありすぎるし、比較するのは酷なのですが、
舞台2作とも観てきた側からしたら、
『映画もうちょっと頑張れただろうよ…』という感じですね(;;)


グロとCGを売りに出したように感じられたのが、残念だったというか、
心理描写的な東京喰種の良さが何も感じられなかったというのが、 
正直な個人的な感想です。

あああ〜!!!
もちろん、くどくどしたメッセージ性を抜いて、
音や演技で”東京喰種”を作られたのだと思いますよ…。

でも、それでも個人的に許し難いシーンが多々あったんです。
特にカネキさんが亜門さんに齧り付くシーン…。
詳しいことはまた記事にしますが、あそこだけは、はァ!?って思ってしまいましたね。



感想は人それぞれだと思いますし、
私は自分の思ったことは、良いことでも悪いことでも書きたい人間なので、
只の一個人の感想として受け入れて下さい……ホホホ。

興味ある方はまだ観れる期間ですので、是非映画館に足を運ぶなり、
DVD出たら観てみてもいいかもです!


それでは、
ここまで読んでいただき、ありがとうございました!