※東京喰種:re160話感想
※六月透が好きなんじゃボケー!人間の、戯言。
※気分の良い文章でないと思うので閲覧注意です。

※閲覧注意






あまりにも、むごい。



『カネキを助けるトーカを助けるQsの3人』を描くために、
156話で六月透を無駄に改心させる描写を挟んだのだとしたら、
本当にキツい。ボロクソに泣いてしまった。
最近の六月透に毎回泣かされてる。


完全に、私自身が物語を読むにあたっての視点の問題でしかないんですけども、

カネキさんが自己犠牲の塊すぎる塊で、
他にもヒナミとか滝澤とか、作品内で多くの人物が、
『傷つける人より傷つけられる人に』
『誰かのために自分が我慢する』みたいな傾向が強かったなかで、

六月透だけが、
誰にも愛されなかった自分が幸せになれるって救いを胸に秘め続けて、
手段を選ばずとも必死に、ただがむしゃらに、
自分の幸せだけを追い求めた人物だったはずなのに、
それが一つの魅力でもあったはずなのに、

結局、六月透でさえも、
主人公のために、自己の想いを犠牲しなければならないのか?
としか思えないんですよね。


あれだけ琲世に想いを馳せ続けて、
琲世が全てだった(と思ってたけど実際は違ったみたい解せぬ)六月透を、
生殺しのようなことさせたの、苦行すぎる。
石田スイ、いろんな意味でやばすぎるな〜。


私の中では未だに、156話の、
Qsの2人の”俺ら家族やん?説得”だけで済まされたのに疑問しかないし、

シャトーの暮らしが
私をつなぎとめてくれていた

のあとに、

また元通りにしたかった
彼に振り向いてもらえなくてもいいから

って、最後の最後まで、
佐々木琲世の全てにドロッドロに渇望していた六月透が、
佐々木琲世から一瞥も与えられずに、
憎いはずのトーカちゃを守るまでに引き下がるだなんて、

石田スイが、
どう六月透を描きたかったのかわからないけど、
六月透のこと雑にまとめすぎでは???
って思ってしまいました(何様?)
家族を引き合いに出された程度で今までの決心がグラつく女じゃなかったろうに。
126話の瓜江との話もカネキさんへの手紙もなんだったの?



もちろん!!!
何よりもカネキさんを助けることが最優先で、
カネキさんを掘り出せるのはトーカちゃだけ(?)だから、
トーカちゃを助けることに手を貸したんだと思いますし、
むしろこういう展開であるべきだと思いますよ!!!
それに実際には複雑そうな表情浮かべてましたしね。


それでも、
153話の感想で
『石田スイは六月透のこと大切にしてるだろうな』って、
豪語したのを、若干、撤回したいレベルです。


改心したからって、恋心がなくなるんですか?
今までの想いも全部全部、なかったことにされるんですか?
って沸沸と思ってしまう。



これ本当に、
最後でもいいから六月とカネキさんの絡みほしいな。

カネキさんに六月をどうのこうのしろ、
じゃなくて、むしろ出来ると思ってないけど、

カネキケンはQsともう一度向き合うべきだし、
佐々木琲世として生きた時間を憶えておくべきだと思います。


158、159話読んでも、
カネキさんの口からはほとんど喰種側の話しか聞けてないし、
今までを見てきても佐々木琲世の存在を排斥しかけてるのは、明らかなんですよね。

Qsにとっての、六月透にとっての、
カネキケンは”佐々木琲世”だったのにね。

誰かに必要とされたいと思い続けていたカネキケンにとって、
今までの六月透はなんだったんでしょうね。





それでは今回はここまで〜
毎度毎度、お目汚し失礼しておりますって感じです。

閲覧ありがとうございました。