今回が「節目」って思っていた人が沢山いたんです。


私自身も、チルダのラスト、TABのファーストという事もあり。

シャ豚さんも、もう一度ロサに立つれいれいを見るまでは、ふんばる!!って思っていて(前日談)。

そして、

この子です。


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おなかに赤ちゃんがいます、友香です。

http://ameblo.jp/yuka-toyo/


このライブをもって、「引退」でした。


今年3月に行われたエクストラクラスの公演「ほほえみ」の時。

まだ「何週」ってところでした。

なので、共演者にはいわず、私だけがハラハラとしながら、ピョンピョン飛び跳ねる友香を「飛ぶな!飛ぶな!」と(w

友香は「ゆき」という、雪だるまの役で。

「ゆき」は「ゆか」そのものに見えて。

オムニバスの作品だったので、最後の作品の時、ゆかと楽屋で二人きりになるんです。

その時、モニターを見ながら、ポロポロポロポロ泣く友香の横顔を見ながら、


ああ、友香は、表舞台に立つことは無いと決めたから、

だからみんなを自分の瞳に焼き付けているんだな、って。

その頃、ライブのリハはすでに始まっていたので、

体のこともあるし、どうするのか?と。


そして、友香が出した答えは、

ライブに出る!でした。


安定期に入るまでは、本当に気が気ではなかったし、

安定期に入ってからも、

おなかはどんどん大きくなって→当たり前(w

ゆかがすこしずつ、「おかあさん」になっていって

そして、歌ってくれた私の曲「人」の歌詞の内容が、

ものすごく、今の友香とLINKしていて、

毎回みんな泣いてしまうという感情の揺さぶりがきて。


ライブで、「引退」という事を言うと決めていたから、

友香の演者人生の「カウントダウン」でもあったんですね。


友香はTAB8年生。

TABでだけではなくって、その間ずーっとチルダのレッスンにも通ってきていました。

私のライブは、毎回欠かさず見に来てくれて。

そんな友香とまさか同じステージに立つなんて、

私には思いもよらなかったことで。

友香が自分から「やりたいです!」と目に涙をいっぱいためて決意表明してくれた時も、

本当に驚いたし、嬉しかった。


友香が歌った「人」と言う曲は、

私が歌った「人」と言う曲とは全く意味がちがって聞こえました。

本当に素晴らしかった。


ステージの上でしか見られないものがあります。

演者の影です。

これだけは客席から見えないものです。

友香の影と、

歌う友香の横顔を、

いつまでもいつまでも見つめていた私。


その日のリハでも泣いたのに(笑

本番、友香は泣かずに歌いきってくれました。


そして本線が終わり、アンコールをいただき、とうとう「引退」という言葉を口に出す時が来ました。

アンコールに選んだ曲は、

「ナチュラル」。

友香がヴォーカルレッスンで練習していた曲でした。

温かい拍手と歓声に包まれて、友香の「最初で最後のライブ」が終わりました。


今まで。

演者、豊田友香を応援してくださった皆様。

本当にありがとうございました。

豊田友香は、また、新しい道を歩きじめます。

どうか、そんな友香の決断を、応援してやって下さい。


そして、友香。

今まで、ずっとずっとずっとずっと、私と一緒にいてくれて、ありがとう。

元気な赤ちゃんを産んで、

元気なおかあさんになってください。

そして、あなたの綺麗な歌声で赤ちゃんに子守歌を歌って、

あなたの綺麗な声で、物語を読んであげてください。


ありがとう、友香。