日本のこどもたちの、心のSOSが増えているように感じます。
精神的な安定を得るため、
食生活や栄養素で有効な手段はあるのか?
医師である斎藤糧三先生に聞いてみました。
「セロトニンの生成と、
マグネシウム充足による神経安定化です。
セロトニン生成は、原料供給と抗炎症(特に腸管)が必要です。
1、処方
タンパク質、VB群とくにVB6、亜鉛、マグシウム、シンバイオティクス
2、検査>IgGフードアレルギー
3、サプリ>mdFood newBasic CaMg300
この3つ処方で早ければ、1週間くらいで変化が出てくると思います」とのこと。
そして、以前ご紹介した「ケトジェニックダイエット 」も血糖の安定化、
ケトン体による神経安定化が見込まれますとのことでした。
ケトジェニックダイエットは、糖質オフダイエットのこと。
最近は、パン食やお菓子・ケーキ・ドーナッツ・ピザなど、
小麦を食すこどもが多いですよね。
小麦は、約89%は輸入されています。
小麦の苗は、昔のものとちがい品種改良により、
台風で倒れないよう小さく品種改良されています。
このためグルテンの濃度が高く、まったく別のものになっています。
パンを食べた後、10分くらいするとファッといい気分になりませんか?
グルテンが未消化のまま、脳に到達、オピオイドレセプターという受容体にはまり、
このとき麻薬様物質がでます。それはアヘンのようなもの。
なので次また欲しくなったり、止められない。
食べ過ぎていると閾値をこえ、問題が起こると警告されています。
しかも現代人の多くが、ビタミン、ミネラルが不足していることも拍車をかけています。
炭水化物は手軽で、まわりに包囲され断ち切れない状態にあります。
とくにこどものいるご家庭では、
「~ばっかり、
~すぎないように、
バランスを考え、
よく噛んで、
腹八分目」を念頭に、
今一度食生活を見直してみてはいかがでしょうか?