「どの程度までの糖質制限をするか?」
=ケトン産生食(一般には50g/日未満の糖質摂取と
考えられている)をどう捉えるか??
 
ここが意見のわかれるところですキラキラ
 
いいね!なところ…キラキラ
①BMI23超に限定した日本人2型糖尿病患者において、
糖質制限食指導がカロリー制限食指導と比較して、
HbA1cの改善にも肥満の改善にも有効性が高かったという論文が
順天堂大学のグループから報告
 
②thrifty substrate仮説
EMPA-REG OUTCOME試験の良好な成績はケトン体によって
生じているというthrifty substrate仮説に立てば、ケトン体をこそ
産生させるべきで、ケトン産生食万々歳ということになる。
 
③GLUT1欠損症患者における長期のケトン産生食の成績
 
④GLUT1欠損症患者3例における長期のケトン産生食の
成績を報告しており、特別な有害作用はなかったと報告している
 
「そう考えると、ケトン産生食を恐れる必要はなく、
どんどん推奨してしかるべきと思われる先生もいる。
しかし、こうしたcase seriesはまだまだ症例数が少ない」。
 
 
そう!まだまだこれからの分野なのですキラキラ
 
問題あるんじゃない?のところもありかお
①血管内皮細胞の障害
 
②突然死の報告もある
 
 
ケトン産生食と緩やかな糖質制限食と比較して(33g/日 vs. 157g/日)、
有効性に差異はなかったとする論文
 
かと思えば…
ケトン産生食の方が緩やかな糖質制限食よりも
(57.8g/day vs. 138.5g/日)HbA1cの改善に優れていたという論文
も存在する。
 
「ケトン産生食を推奨される医師、
緩やかなものも含め糖質制限食を否定されていた医師、
そうした方たちを巻き込んで、
日本人を対象にしたケトン産生食と緩やかな
糖質制限食を比較する(尿路結石、膵炎、QT延長、心筋症、
血小板機能障害、視神経障害などへの安全性の検討も含めた)
多施設共同の臨床試験を行わなくてはなるまい」
 
①の最新、順天堂大学のグループでは130g/日の糖質制限食を採用キラキラ
Accursoらの糖質制限食の定義(130g/日未満)にも合致キラキラ
 
長期の研究もまだまだデーターのない状況
私が参加させていただいてる「がんの免疫食事療法」が
世界的に見ても一番長いかもしれませんおほしさま
1日もはやくドクターの論文が待たれるところ流れ星
 
健常者の長期的な糖質制限では
いまのところ130g/日未満という
ロカボ、セミケトジェニックくらいの低糖質グッ!
 
疾病を抱えている方は
必ず医師の管理のもとでグッ!
 
そして…
たかがダイエット、されどダイエットキラキラ
 
肥満の原因は疾病からきているものかもしれませんおほしさま
必ず健康診査は受診して自己判断しませんように流れ星