{DA1DE9EB-96C0-489A-ACB1-C85A2CDF1413}
一昨日の講演でステージ4の年配患者さんから。
「お薬が減ったの、調子もいいし
お友達から顔色もいいし、私たちより元気じゃない?といわれたの。
食事を変えたからだと思うわ」とピンク色に染まった頬を、
さらにポッと 赤らめて微笑されました。
 
私の母も末期の乳がんでした。
家族に内緒で耐え、気が付いたときには
乳房は吹っ飛んで
がんは筋肉と癒着していました。
 
母が亡くなって、、
母の部屋の整理をしていると
出てくる出てくる大量に
「食事でがんに勝つ!」
そんな内容の食事療法の本。
 
三大療法を避けて、食事でなんとかしょうと
していたのでしょう。
こっそり家族に悟られないように、
読んでいたのだと思います。
 
 
食事でなんとかしょうとして、
結果ステージが上がってしまった…
臨床研究でもステージ4の乳がんの方に何名か、
いらっしゃいます。
 
 
 
「先生、私にはもうこれしかありません。
でも希望をもってがんに立ち向かえます」
 
 
 
本は処分しなければならないのですが、
孤独と戦いながら
ここに希望を見出そうとしていた
母の気持ちを思うと
捨てられずにいます。
 
藁をもつかむ気持ち。
 
食事は誰もができることですが、
だからこそ
安心安全な
ちゃんとデーターに基づいたことを
と思っています。
 
昨日もかきましたように、必ず医療と一緒に。
主治医の方に、自分の希望を相談してみましょう。
ステージ4でも元気な方は、いい意味で
わがままですよハート