http://tokyoketooncology.kenkyuukai.jp/special/index.asp?id=26722
今のところは大学病院でがんのケトン食臨床研究を考えていらっしゃる
実践される医療従事者のみの参加になっております。
古川健司先生の
設立の主旨についてアップされたので内容を。
「この度、鷲澤尚宏先生(東邦大学医療センター大森病院栄養治療センター教授)、丸山道生先生(田無病院院長、東邦大学医療センター大森病院客員教授)、足立香代子先生(日本臨床栄養実践協会理事長)の賛同の元、東京ケトオンコロジー研究会を立ち上げることとなりました。
ケトオンコロジー(Keto Oncology)とは、ケトンのKetoと腫瘍学のOncologyからなる造語で、ケトン体の生理作用に基づいて腫瘍を考える新しい医学の研究分野です。
昨今、糖質制限が巷でダイエットを中心に、広がりを見せていますが、がんの領域では、80年以上も前から、がん細胞が糖質を主なエネルギーとしてきたことは分かっていました。
がん細胞は、好気的呼吸と嫌気的呼吸(解糖)の両方が使われていますが、好気的条件でも解糖系の抑制がかからないというWarburg効果は、正常細胞とは大きく異なる性質の1つとされてきましたが、がん治療に応用されることはありませんでした。
現在、がんの検査法で広く行われているPET(Positron Emission Tomography:陽電子放射断層撮影)検査は、正常細胞に比べてブドウ糖の取り込みが非常に高いがん細胞の特性を利用した検査で、Warburg効果を応用したものです。
これは、多くのがん細胞の細胞膜には、細胞内へのブドウ糖の取り込みを行うグルコース・トランスポーターという蛋白質の量が増えて、
正常細胞と比べて数倍ものブドウ糖を取り込んで消費しているためで、がんの栄養療法として糖質制限が有効となる可能性があるのです。
近年、次世代型DNAシーケンサーの出現によって、
病理組織学的に同じ腫瘍であっても遺伝子変異はかなり異なり、
がん関連遺伝子の変異は、十数種類の主要なシグナル伝達経路に
影響を及ぼすことも判明しているものの、代謝の変化はほとんど一定で、解糖系の亢進および酸化的リン酸化の抑制であることも判明しました。
しかし、残念ながら、これらの発見は、個々のシグナル分子を
化学療法の標的としても、シグナル分子が多すぎて有効な
がん治療にならないのではないかという疑問を
がん研究者に抱かせるようになってきました。
そのため、Precision Medicine(個別化医療)にも限界があり、
がんの代謝的アプローチの重要性が注目されているのです。
欧米では、ステージ4の進行がん患者に対し、
ケトン食の臨床研究がなされていますが、
食事療法単独では、時間の経過と共にがんが増悪し、
がんのコントロールは不良であることが報告されています。
そのため、我々はケトン食と標準治療(化学療法、分子標的薬、放射線治療など)との併用で、効果が上がるのではないかと考え、以下の目標を掲げ、活動していこうと考えています」。
レギュラー出演情報 次回5月17日
BS11「食と健康の知恵袋~えがおで元気な毎日を~」
放送日 第三木曜日午後5時55分から6時
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□ベストセラー「ケトン食ががんを消す」光文社新書のレシピ本
古川健司医師監修による、がんの食事療法。
□斎藤糧三先生監修
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