がんに対する糖質制限治療の可能性

テレビ

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雑誌

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日本静脈経腸栄養学会でした。

「がんに対する糖質制限治療の可能性」

司会　鷲澤尚宏先生（東邦大学医療センター大森病院）

斉藤恵子先生（東京医療大学医学部附属病院）

コメンテイター　比企直樹先生（がん研究有明病院）

パネルディスカッションは、

古川健司先生（多摩南部地域病院）

川口美喜子先生（大妻女子大学）

山田悟先生（北里大学北里研究病院）

萩原圭祐先生(大阪大学大学院)

田部井功先生（東京慈恵医科大学）

篠島直樹先生（熊本大学医学部附属病院）

前中あおい先生（熊本大学医学部附属病院）

まさに夢の共演でした。

司会の鷲澤先生の開始の言葉

（書き留めたものなのでなるべく正確だといいのですが）

「期待されて来られた方、ダイエットとの重なりを感じてる方、
期待に反する内容から始めるかもしれません。

本日ご登壇の方たちは非常に慎重にかつ、非常に社会的影響を考えて、施設で倫理委員会を通して、思つき始めたのではなく、目の前の患者さんと「二人で承諾をもらったからいいんだよ」とやっているのではなく、第三者以外の外の了解を得た発表であり誤解をされると困るなと話しました。

ある反面、夢のある話です。夢のある話を実現にするには、非常に長い時間の研究が必要です。

例えば一つの抗がん剤を完成するには一人の研究者が一生かけてする。と同じことを未来に向けてスタートさせようとしている。

そのへんをぜひご了解いただいたうえで参加していただくとありがたいと思います」。

慎重な、かつ第一線でがん治療にかかわってる先生方の非常に重厚なおもいを感じました。

最後は、がん研の比企直樹先生の、

「パネルディスカッションで色々なお話しがありました「食事に対する一般的な概念は崩れてもいい」と山田先生の発表から感じました。ところが正直がん専門の身からするとエビデンス…抗腫瘍効果、オーバーオールサバイバル(全生存期間)…現在エビデンスはないと考えます。

エビデンスを作り上げなければいけない。

標準治療からこぼれ落ちた患者さん、ステージ4は全て標準治療からこぼれる落ちるわけではないが、

手術でとりきれない、抗がんも免疫治療もできない

どの病院でもこぼれ落ちた患者さんであれば、エビデンスとして期待したい。未来には標準治療のうわのせ効果という発表もあったが期待したい。

今現在ケトン食をみんなが食べさせていいんだよとは勘違いしないでいただきたい」。

鷲澤先生の「とにかく山がまだ高い段階である」との言葉も印象的でした。

先生方の意識の高さ、今更ながら刺激になります。