昔の和食は魚介類や野菜などを中心

に健康的な食物を摂取していましたが、

現代の食生活は高脂肪・高カロリーの肉やファストフードが主流となり、脂質や糖質の摂取が増えました。

 

この変化が、潰瘍性大腸炎やクローン病、大腸がんなどの疾患の増加と関連していると考えられています。

 

また、メタボリックシンドローム、アトピー性皮膚炎、糖尿病、うつ病の増加も、腸内環境の乱れに関連していると考えられています。

 

善玉菌を増やすためには、

食生活の改善が非常に重要です。

タンパク源としては

魚や海藻、豆類、発酵食品を

積極的に摂ることが推奨されます。

 

また、食物繊維が最も重要な栄養素であり、善玉菌のエサとなります。

特に水溶性食物繊維は短鎖脂肪酸の生成を促進し、

海藻類、キノコ類、イモ類、大麦、オーツ麦、根菜などに

多く含まれています。

 

 

短鎖脂肪酸は腸内の細胞のエネルギー源となり、

腸内環境を酸性に保つことで悪玉菌の増殖を抑えます。

また、血糖値や血圧の調整、免疫機能の向上、炎症の抑制などの機能も持っています。

腸内環境は免疫機能だけでなく、様々な臓器や病気に関与しています。

病気の予防や改善のためには食生活の見直しと

腸内環境の整えが重要です。