鋼鉄村松『ボス村松の兄弟船エピソード1・2・3』3日目2ステージも終了致しました。ご来場いただいた皆様、本当に本当に本当にありがとうございます。お楽しみいただけたなら幸いです。本当に。

観に来てくれた8割世界看板女優の日高ゆいがTwitterに書いてましたがお昼の回で僕2回噛みました。僕2回噛みました。死ぬ程、悔しかった。本当に、悔しい。夜の回が始まる前にボス村松が役者陣に語りかけました。『俺の芝居は役者が舞台の上でしっかり生きてくれる事が一番大事だ』と。そうですよねボス。本当に大事な事はいつだってシンプルな言葉に中に宿っている。夜の回ではここ一番の集中力が出せた、と僕個人としては思った。野球で例えるとシンプルに来た球に合わせてバットをスムーズに出せた回数が多かった。いくつかの打球をセンターにスコンと返せた気がする。最近ようやくわかってきたのだけど僕が噛むときは大抵心のどこかで球が来る前に『ここはレフトへ引っ張る!』というような気持ちがあるときのような気がする。結果としてミートポイントがずれてバットが折れてしまうのだ。だけどだからと言ってヒットを狙わなくていいというわけではない。凡打やフォアボールをわざわざ観に来るお客様はいない。特大のホームラン、狙いすました奪三振。あるいはピンチを切り抜ける華麗な守備の連携プレー、緻密な攻撃時のサインプレー。そういったものを期待してお客様は僕らのところまで足を運んでくださる。チケット代を払ってくださる。狙わないわけにはいかないのだ。だとしたらもうやるべきことは言葉にしたらごくごくシンプルだ。『来た球を逆らわずに打つ』これしかないんじゃないかと思う。余計な力みはスイングの軌道にロスを生む。素直な体の柔らかさがスイングのスピードを加速させる。集中する。なるべくニュートラルな構えで来る球を待つ。そして素直に振る。このスイングは何度も何度も反復したはずだ。稽古を信じる。打ち方は自然な反射に任せる。ボールをよく見て素直に振る。ボールを見ないで振ったって当たらない。長々と書いてしまった。僕の中の確認作業としての文章になってしまった。明日もボールをよく見て真芯で叩くという事だけをシンプルに考えていきたい。冷静に振り返れば夜の回も綺麗なバットスイングができていない箇所も何点かあった。力まず逆らわず。今日はヒットが出た。もっと美しいスイングが生まれればきっとボールはフェンスを超えていくはずだ。今日の夜の回はやってて本当に楽しかった。明日も頑張ろう。全てはお客様のために。愛と情熱を込めて。