この人の名前を知ったのは
美味しんぼの影響だろう。
最近読んだ本にも出てきた気がするけど
美味しんぼの印象のが強い。
幼少期の刷り込みって強力…

前を通る度に気になってたけど
なかなか行けなかった美術館。
今回はこの器が是非とも観たいと思いまして。
この器はもちろん
他にも印象的な作品が多くて
思わずポストカードを購入。
使い道のないポストカードは
買わないようにしてたのにー

この器にはあれを乗せたい
あれを盛ったらきっと美味しい
そんなことを考えながら。
美味しいって視覚が大事と再確認。


北大路魯山人。
とても美意識の高い人だったようです。
日常の総てにおいて。
そこまで徹底できるって
なんとも羨ましい。
自分軸で過ごせるってことだしねぇ。

心休まる空間が広がってました。
なんて贅沢。

こんなお部屋があったなら…
日本家屋に住みたいなんて
勝手なことを考えてしまう。
時間の流れが違う気がするのは
日常ではない空間が広がっているからだと思うのだけど
憧れてしまう。
この部屋を手に入れることは難しい。
でもここで味わった時間を得ることは
容易ではなくとも
きっと手にすることができるはず。
わたしらしい
緩やかな時間を過ごせるひととき。
気持ちがほぐれるやさしい空間。
ほっと息がつける時間。
突き詰めるとたぶんそれが願い。


坐辺師友
美というものは
生活の中で具現化されてこそ意味がある
道具を使う、つまり用とは
大きな創造の場なのである