不妊カウンセラー里美です。(*^_^*)
日本経済新聞
https://r.nikkei.com/article/DGXMZO33655110R00C18A8CR0000?s=3
不妊治療、進まぬ理解 NPOが白書を初めて発行
不妊治療と仕事との両立が困難で退職を選んだ――。不妊に悩む人を支援するNPO法人「Fine(ふぁいん)」(東京)は、不妊の当事者を対象としたアンケート結果や声を「不妊白書2018」としてまとめた。白書の発行は初めてで、当事者が両立に悩む実態を取り上げた。
日本で不妊に悩むカップルは5.5組に1組といわれ、不妊治療は以前よりも身近なものとなっている。しかし、アンケートでは、働きながら治療をした経験がある、または治療を考えたことがある男女5471人のうち、96%が「両立が難しい」と回答した。
治療は女性の生理周期に合わせる必要があることから、予定の立てづらさが両立のハードルとなっている。治療に取り組む女性が多い30~40代は、責任のある仕事を任される時期とも重なり、「週に何度も通院するので、退職せざるをえなかった」との声もあった。
また、周囲の理解不足も壁の一つで、職場で「不妊治療を受けること自体がおかしい」と言われた例や、上司に「妊活か仕事かどちらかを選べ」と迫られたケースもあった。調査では、5人に1人が退職をしていた。
Fineの松本亜樹子理事長は「不妊治療だけでなく、子育てや介護、病気などさまざまな事情がある人が働けるよう『お互いさま』という企業風土をつくることが大切だ」と指摘。「休みを1時間単位で取得可能にしたり、本人の希望に沿って配置転換したりするなど、柔軟な運用ができれば影響も少ない」と提案する。
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