困難な人生を演じてきました。

すべては自分が創りあげて
ひとりで踊っていたステージ

幼い頃の家庭環境
記憶が無くなるくらいに辛かったこと
自傷の日々と自殺未遂
どんどん亡くなっていく家族
残された借金
不具合な肉体

よく頑張ってきた
よく生きてきた

だけど

全部

自分で作って

自分でヒロイン演じてたー

なぜなら

やりたかったからー笑い泣き

自作自演ー爆笑

この自作自演の舞台の上から
私の独り舞台に付き合ってくれてる
観客の人に言うの

見て見てー私不幸でしょー
こんなにもたいへんー
それでも一所懸命に頑張ってるのよー
褒めてー褒めてー
愛してー愛してー

って爆笑

ステージの真ん中クルクル

まわりながら

ふと気づく。

立体的で3次元に見えていた
ステージのセットが
ただの
書き割りだったことに。
ベニヤとペンキで創られた
粗くて雑なセットだったことに。

さあ、
滑稽なコメディ仕立ての
中途半端な不幸を渡り歩く
独り舞台はもう終わり。

観客の皆様さようなら
観客の私さようなら

ステージの照明は消え

そこに涙にくれる
ヒロインの「私」は、いない。




私の悲しみも
私の苦しみも
私のつらさも
私の記憶も

全部、マボロシ

消えてなくなる
全部無くなる

私が演じたくて演じてた
不幸の物語は終わり。

私が創ってひとりで踊った物語は
テレビのスイッチを切るように
一瞬で消えてなくなる。



新たに幕が開くのは

ステージ上じゃない。

私の分身や
私のアバターや
私の仮想キャラクターは登場しない

登場しているのはほんとの私。

私にはまだ
みんなに言っていないことがある。

まだ言っていないこと
これを
ほんとにやってしまったら
解放してしまったら
きっと私のメンタルは
ボロボロになる。
死にそうになる。

それが怖くて
解放させられずにいる。

だけど、
解放せずにいるから
私は苦しい

解放せずにいるから
私はまだどこか
出し切れてない感覚のまま。




隠すことをやめたら
きっと私は

すごくウザイ人間になる

超絶ウザくなると思う笑い泣き

でも勇気を持って
そのウザイ私を出すことが

私に甘々で生きる、

ということだから。

ウザくなるぞ〜爆笑




困難な人生を演じていたのは私の意思。

その物語を終え、次はラクで楽しい物語を

なんて望まない。

私は次は演じない

生身のまま
そのまま
「今ここ」に立っているだけ

さらに深い「愛(私自身)」の世界へ