子どもが小さい頃のことを主人と話していたら、
「お前、それは広く知ってもらったほうがいいのでは」
と言われたことがあったので記事化します。
・・・
長女と次女は2歳差。
今思い返すと次女が生後半年から1年間くらいが一番大変だったと思います。
長女は2歳半〜3歳半。
次女が生後すぐ〜1歳。
次女はすぐ泣くわ、長女はまだ待てないわで毎日ぎゃーぎゃーでした。
そんな時、誰に言われたか、テレビで見たかで知った言葉が衝撃でした。
「お姉ちゃんと赤ちゃんが同時に泣くでしょ?どちらに走りよる??」
・・・この記事を読んでいるあなたはどちらと答えますか?
その続きはこうです。
「赤ちゃんなんか何も覚えていないんだから、お姉ちゃんが先だよ!?」
私「はぁっ!?(目からウロコ)」
お母さん的にはつい赤ちゃんにかけよりがちなもの。
そして言いたくなりますよね。「あなたはお姉ちゃんなんだから、もう少しお姉さんになろうね?」と。
いえいえ、無理ですよ。お姉ちゃんだってまだ小さいんですよ。幼児ですよ。
3歳となるとガマンができる時もたまにはあるかもしれませんが、ずっとは無理ですよ。
この話で目からウロコが落ちた私。
お姉ちゃんと赤ちゃんが同時に泣いた時はまずお姉ちゃんにかけより、抱き上げ、その後赤ちゃんにパイをあげにいくのでした。
赤ちゃんにパイをあげてからお姉ちゃんを抱っこしても、時間的にはあまり変わらないと思うのですよ。大人からすれば。
でも、お姉ちゃんの視点を想像してみると随分違います。
『近くで妹(赤ちゃん)が泣いている。自分も泣いている。お母さんが近寄ってきて、これで安心できると思ったら、赤ちゃんの方に走り寄ってしまう。。。』
絶望ですよね。
それよりは『自分の元に走り寄ってくる。妹(赤ちゃん)も泣いているのに。』の方が大事にされている感じを受けますね。
あと、同じことですが、赤ちゃんはとりあえず肌がくっついていればおとなしいので、スリングやおんぶひもに入れてしまって、お姉ちゃんと遊んだり、お姉ちゃんの絵本読み聞かせをしたりしていました。
主人は「そういう心がけがあったから、うちの子たちはみんな君(ちま母)のことを好きなんだね」と納得してました。
・・・
あとちょうど同時期に私の母に言われて心にささった言葉があります。
「お姉ちゃんは下の子の面倒なんか見ない!!」
どうやら実話からの出典のようで。
身近に姉、弟の兄弟がいるのですが、下の子が生まれた時に「上の子が女の子だから面倒をみてくれるだろう」と期待したらしいのです。
ほら、女の子は人形遊びとかするじゃないですか。
おままごとも当時は一番主流な遊びだったし。
(最近はおままごとはあまりしなくなったらしいですよ)
しかし、いざ弟が生まれてみると、お姉ちゃんは弟の面倒なんか見ず、お母さんに甘えたがったと。。。
そしてそのお母さんは「こんなはずじゃなかったのに!!」とがっかりしたそうな。
って、2〜3歳の幼児に何期待してんだ!逆に馬鹿かと思いますよ。
ただ、私はその話を繰り返し聞いていたので、長女(三女が生まれたあとには次女も)には一切子守りを期待しなかった。
期待しなかった、という言い回しは大切です。
子守りを頼んだことはあります。そして、達成できたらめっちゃ褒めるのです。
期待以上の働きをしているわけですから。
するとお姉ちゃんもにっこり。
長女・いちこ「あしたもいいよ」とか言ってくれたりして。もう涙が出ちゃう。嬉しくて。
でも「お姉ちゃんは子守りして当然」になると感謝が減るので、そこは大人の自重で乗り越える必要があります。
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赤ちゃんをずっと抱っことか、ずっとおんぶひもとか、腰痛持ちやどうしても実現できない人がいることは知っています。
あぐらをかいてそこに乗せておくだけでも赤ちゃんは喜んだりすることもあるので、うまくごまかしごまかし、肌が触れる時間を作ってあげたらお姉ちゃんにも時間がさけるようになるのではないかなと思います。
実践する方へ。
赤ちゃんを放っておきすぎるのも人聞きが悪いので、『どちらにもかけよるけど、微妙にお姉ちゃんのほうが早い』くらいの感じで実践してみてはいかがでしょうか。