お久しぶりです。
色々ありましたが、一応、生きてます。
生存のお知らせでした。
ついでに。
最近、日本経済について心の底から暗澹たる気分で俯瞰しています。
三橋さんのところの読者ならほとんど同じような気持ちではないかと推察いたしますが。
先日三橋さんも書かれていましたが、日本には希望がなさすぎるんです。
まともな保守系の勢力がない。
まともなというのは、在特みたいなんではだめなんです。
要するに三橋党みたいなものです。
三橋さんの言論は、過激で左派の連中からは排外主義だと批判されてもおかしくないのですが感情的に暴言を吐かず根拠を明確にするので中道レベルのメディアにとっては、重宝されるのかもしれません。
公の場に置けるリベラル言論は簡単です。
みんな大好き、みんな大事、政府は何とかしろ、市民は困っている、それだけいってりゃいいんですから。
失言しようがない。
ですが、本当に必要なのは現実に根差した言論です。
となると、取捨選択について言及する言論となりますが、「捨」について言及すると、当然捨てられる勢力からの批判を免れ得ません。
なので、そこをどううまく説明するか、難しい言い回しと、具体的な根拠が必要になるのです。それを出来る三橋さんが、一定の現実主義的な視聴者からこのまれ、「普通の」メディアに重宝されるのは分かる話です。
そして。
現実を見てみると、三橋さんのような言論(ただナショナリズムを煽るだけの言論じゃなくマクロ経済・国民経済の観点からの言論)を大っぴらに行っている政治家、一人でもいますか?
いやね、内心どうとかじゃないんですよ。
まず自民党にいる時点でそれは難しいでしょう。
じゃお前安倍を止めるか離党しろよ……という話になるので。
奴隷に用はない。お前じゃ財務省を倒せない。
誰かが旗を振ってくれれば乗っかるよだって?お前なんのために政治家になったんだよ……
じゃミンス?共産?維新?無所属?
全員の主張をHPなどでみたわけじゃないけど、それを表に出して主張している国会議員が一人もいないんじゃないかと思うんですよ。いたら教えてください。応援したいです心から。
じゃ、ロートル政党に対抗できる勢力を育てるにはどうすればいいか。
厳しい。
厳しすぎる。
何年たってもそういう勢力が育つ未来が見えない。
このままデフレが継続し、日本経済が衰退し、移民が流入し続け、治安が悪化し、公共・医療サービスの供給力が低下し……
そんな未来しか見えない。
PBにより、日本は沈没する。
国家的自殺。
まさに正鵠を得ている。
やりきれない気持ちをずっと抱えています。
そして何とかしたいと思いつつも長期的に努力して何かを為そうと考えられない自分のふがいなさにも気が滅入る。
ネットで発言力を得た所で、三橋さんが何人いても現状が変わるとは思えない。
あとは署名活動、デモ活動、裁判? いや……無理だろう。
そもそも、国民のほとんどが洗脳された現状において
いくら活動を盛り上げようと頑張っても、アジテーション頑張っても、
賛同者が爆発的に増えるようなことには絶対にならない。
何故ならマクロ経済の問題は簡単に分かることじゃない。
難しくはないが、ある程度は時間をかけて理解する必要がある。
それが洗脳を解くハードルを上げている。
財務省の罪悪をしっかりと認識するためには
既存の価値観をある種ぶっ壊さないといけない。
しかし、既存の価値観は、毎日毎日テレビや新聞・ネットにおいても正論を装いまき散らされている。これを覆せといっても簡単ではない。
信用創造、無駄削減とやらの意味、税収・歳入・歳出の意味、埋蔵金とやらの意味、日銀の役割、年金の役割、バランスシート、国債の意味、インフレ、デフレ、国際収支。
これら突き詰めれば「お金の意味」に集約される。
これ分かってしまえば、概念自体はなんてことはない話なのだが(自分とて実務的な事はほとんど知らない。でもそれは知る必要がない)お金を有限でそれ自体に価値が存在するものだと何年も何十年もすりこまれた人にとっては、簡単には転向できんだろう。
(お金は紙切れでしかない、ということを言葉で知っていても、それがイコール国の借金問題の欺瞞とは結びつかない)
で、どうすればいい?
何か……何かないのか?
小さな希望でもいいから何か。