(model  by  lily/masumisakaki)




夫が早く帰ってくる日

Tバックのショーツに

ピンクのひらひらエプロン。

そして

エロい気持ちになるパフューム。




それをつけて

玄関まで迎えにでた。




今から思うと

ここまでやるかと思うけど

この頃は

脳内が欲求不満のウィルスで

どうにかなってた。




世の中のイライラ女の

95%が

セックスしてないって思ったらいい。




そのくらい

官能的なセックスは

頭を緩めてくれる。




私は入ってきた夫の頬にキスすると

さっと背を向けて

リビングに入っていく。




カタチのいい

そそる尻が見えるように。




キッチンに立って

味噌汁をあたためた。




これで

今日は獣のように

楽しめる。




だって

もう半年もし、て、な、い。




16歳で初体験してから

こんなことは初めて。




私のこんなはしたない格好を

みたら

彼の疲れも吹っ飛ぶわ。



そう思いながら振り返った私を

見た彼は

視線をはずした。



おぞましいモノを見たように。




そして背を向けて

何事もなく言った。




「風呂入ってくる」




なぜ?



なんで

そんなに私を拒絶するの!?




私は

半年の間に溜め込んだ

我慢がマグマのように噴き出して

彼の背中のスーツを掴んだ。




「私たち

もう半年もしてない。

なんで!?

何が問題!?」




彼は何も答えず、

そっと私の手をはずして

寝室に消えた。




その夜

ベッドに入った私は

声を殺して泣いた。




身体が壊れるんじゃないかと

思うくらいの寂しさが襲ってきた。




原因はわからない。




だけど

彼が

女としての魅力を

私に感じていないことだけは

確かだった。




涙が溢れる私の隣で

夫は息もたてずに

眠っていた、、、、、。




この日から

私の「性」というものとの

闘争?が始まった。




はぁ〜

何度思ったかしれやしない。




もしもあの頃

女性用風俗があったなら、、、、




もしかしたら

私は夫と別れなかったかもしれない。




性格も

相性も

経済力全て良かった。




なかったのは

彼の「性欲」だけ。




思うに

一人のオトコで

全部のニーズを満たさなくても良くない?




世の男がしてるように

家事育児

人生のパートナーは

家庭に求めて




性欲は

それが上手で

好きな人と楽しむ。




それだって

アリじゃない?




ところで

エロい下着や

裸の上にエプロンは

セックスレスに陥ったオトコに

絶対してはいけないことらしい。




余計に逃げていくってよ。




これだけいい女の私でも

そうなんだから

普通のおばさん予備軍の

あなたたちなんか

絶対そうなるわよ。



予言しとく。




でも

いいわよね

今は

女性用風俗があるもんね😘




いけない。

今夜は

「カレ」が来るの。




お風呂に入って

準備しなきゃ。



カレとのこと

知りたいって?




ふふ




待ってて。



っていうか

あなたが呼べばいいんじゃないの?




女の最高の幸せまで

お金で買えるって知って

驚くわよ。




何?




それが女の最高の幸せだって思わない。




それは

あなたが

まだ「オンナ」になってないからよ。




じゃあね

また次回。




「TOKYO LOVE BIBLE」

第6回終わり 




つづく。





*この物語はフィクションです。

実際の団体、人物とはいっさい

関係はありません。

 

 

 

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