大学病院へ行くように言われた私はすぐに連絡をとり、次の日に予約をとった。



またやっと妊娠できたんだもん。
きっと大丈夫だよね…

でも…


夜はモヤモヤしながら携帯で検索してばかりだった。


胎嚢が見えない…というこの状態。
週数が間違ってる可能性もあるし、エコーの当たり方が悪いのかもしれない。
きっと明日にはポコっと可愛い胎嚢が見えるはず!!


不安でありながらも、まだ絶望できない、フワフワした状態で大学病院へ向かった。





結果は…







「赤ちゃんまだ見えないねー」



やっぱりか…



言い表せない脱力感に襲われる。




「もう6週すぎだもんね、でも出血の後もないし、遅いだけかな?他の部分にも胎嚢があるようには見えないので、様子をみてください。
急な腹痛があったら必ず連絡をしてくださいね。





遅いだけ…? 

でもこの前の子、ハルの時には4週ちょっとで見えてたのに…?





モヤモヤしながらの帰り道。
クリニックに、総合病院、大学病院…
三個の病院をウロウロして、私は何も得られてない。
今度はどこの病院に行ったらいいんだろう…。







そんなことを考えながら2日くらい過ごした後。



ーあ、また出血だ…ー





普通の生理のような出血がはじまってしまった。
出血を見た瞬間は無の感情。
やっぱりな…って思いながらもその場に座り込む。




今度こそって思ってたのに…。





ちょうど昼間だったため、総合病院に連絡をしたところ、胎嚢も見えなかったこともあるし強い腹痛がなければ明日来院するように言われた。


総合病院に連絡をした理由はクリニックは前に流産手術をしていろいろな思い出があるため悪い出来事で通うのは嫌だった。
大学病院は単純に遠い。


残る選択肢は総合病院。

だが後々、その判断を後悔することになる…