不安だったhcgも次の週には下がっていて、診察は終了となった。
結局は子宮外の疑いもあったが、初期流産ということだそうだ。
流産の原因はもちろん不明。




たまたまの染色体の関係か、
子宮の形によるものか。


2回目の流産をしてしまったため、本気で不育症を心配しはじめた。



不育症の情報を朝から晩まで読み漁る日々。



そして、流産の確率が意外と高いことを初めて知った。


1回目の流産はたまたま運が悪く染色体異常の場合が多い。
健康な人でも、妊娠した人のだいたい10人に1人は流産してしまう確率。


2回目の流産は妊娠した人の40人に1人の人がなっている確率。
すごく運が悪い人は何もなくても2回流産してしまうかもしれない確率。


でも3回目の流産は300人に1人しか起こらない…。
3回目の流産をしてしまう人には、何らかの不育症たる理由があるからだそう。




3回目の流産をしてしまったら、立ち直れないかもしれない。(結局あと2回してしまいますが…)
もう二度と流産はしたくなかった。



早く、
早く赤ちゃんに会いたい。


思うことはそればかり。





そして。


この頃はよく赤ちゃんの夢を見た。




幸せな夢だったり、切ない夢だったり。



泣いて目が覚めることもよくあった。





あの子たちが会いにきてくれたのかな…?



私が寂しくないように、様子を見にきてくれたのかな?






お着替えしてあげたら、にっこり笑って私によく似た顔を見せてくれた赤ちゃんの夢。
お母さんの顔した私は優しく話しかけながら笑いかけながら着替えさせてた。
赤ちゃん、本当に嬉しそうだったよ。



ハッと起きたら、目覚めたら現実で、切なくて切なくて。
この手に感じていたぬくもりや、幸せが零れ落ちる絶望。



耐えられなくて隣に寝てた旦那さんに泣きついた日が何度もある。








お着替えして欲しかったよね…
私も、ママもしたかったよ…




それから、一緒に散歩する夢とか、ブロックを一生懸命積み上げる男の子の様子を見守る夢とか。ちょくちょく見るようになった。


現実的に言えば、私のただの願望が夢になっただけかもしれない。




けど。

もしかして、もしかしたら、





天使になった子達が会いにきてくれてたのかな?


みんな覚えてるよ。
全部大事な私の子。
夢だろうとなんだろうと会いにきてくれてありがとう。






ハルやんが産まれてからはぱったり見なくなった。
ハルやんを4人分愛しまくってるからかな。




ハルやんに4人分、4人分と背負わさせることはしない。
ハルやんは、ハルやんだから。
ハルやんはハルやんだけの人生を一生懸命生きてるから。



あの子たちも自分の人生を一生懸命生きたから。



けど、4人分めいいっぱい愛して、遊んであげるからね。


  

いつかはるヤンにも教えてあげるんだ。
お空にはお兄さんかお姉さんがいることを。