本日の二冊目。
「フリーター、家を買う。」「図書館戦争」「阪急電車」でお馴染み、有川浩さんの「レインツリーの国」です。
「図書館内乱」とリンクしています。
こちらは、恋愛ものです。
とは言っても、今時流行っているようなベタベタの甘ーい恋愛ものではなくて。
ちょっと苦い、でも甘い恋愛です。
ある、一冊のライトノベルから出会った2人の男女。
メールから、恋が始まりました。
やがて、会うことになった2人。
しかし、彼女にはある秘密があって……?
時にはぶつかり合い、喧嘩もして。
そして2人は近づいていきます。
この物語でキーになるのは、「言葉」。
彼女はある理由から、言葉を大切に紡ぎます。
今の日本人は、言葉を大切にしていない気がします。
なにも考えずに言葉を発することってよくありますよね。
でも、もう少し。
皆が丁寧に言葉を紡いでいけば、世界はもっと優しくなるのになぁ。
って思いました。
会話からも、気づかされることが沢山あります。
読み終えた後、どこかホッとして、2人の恋にキュンとする。そんな一冊です。