花火大会に行って飲んで舞い上がったテンションで、また変な記事を書きます。
まともに聞かないでください(笑)

三国志演義に限らず物語というものには誇張表現が目立ちます。
寧ろ、娯楽を目的とする物語小説なら、ファンタジックとはいかないまでも多少の誇張表現とか意外な面がないと平坦なものになってしまいます。
このブログで例に挙げるべきものはやっぱり三国志になるので、演義あたりの話をします。
劉備は自分で自分の耳が見えたといいますが、よほどの福耳なんでしょうが実際にそんな人間なんてギネスブック探してもいないと思います。
赤兎馬が一日で千里走れたという話も、スタミナとスピードの誇張であって実際にはモーターエンジンでも搭載されてないとキツいんじゃないかなぁと。
ではこれはどうでしょう。
曹植は、その場で与えられたお題(兄弟)に対して七歩のうちに詩を詠んだ。
曹植がいかに優れた詩才を持っていたかが表されているわけですが、果たして人間の能力では本当に七歩のうちにお題に添った詩を作る事ができるのでしょうか。
結論から言えば、「七歩詩」という作品自体は創作だとしても、能力的にはこれは可能かも知れません。
先日、仕事の一環でなのですが、ラップバトルというものを見てきました。(たまに音楽関係の仕事をしています/笑)
8人のラッパーが、それぞれ即興でラップを作って競うのですが、お題はその場で発表され、制限時間は20秒。
ラップなのでしっかり韻を踏んでリズムが良くないと票は稼げません。
この条件…どこか似てませんか(笑)
曹植の場合、「兄弟」というお題でも「兄弟」という単語をそのまま使うのはダメ、っていう縛りが追加されていましたが、そこは詩聖の腕の見せ所。
口を開けば詩賦になり、筆を取れば論文になる…と言われた曹植の才能を以てすれば、七歩のうちに詩を詠むことは必ずしも不可能じゃないのではないでしょうか。
もしかしたら三歩ごとに詠んで遊んでたかも知れませんよ。
根拠はないけど(笑)
ただ、史書に書いていない事物は存在しないと言い切る根拠もないですからね。
演義もびっくりなエピソードが真実の裏に隠されている可能性も、なきにしもあらず…。
だから歴史って面白いんだね。