三国志感謝祭で、気になった質問をひとつ。

「三国志とは、中国史上のいつからいつまでを指すか?」

根本的なことですが、確かに気になりますよね!
自論の理屈が通っていれば、答えは一つではないとのこと。
歴史って、数学とかと違って明確な答えがない分野ですよね。
というコトで、私自身の考えを言ってみると、「黄巾の乱から呉の滅亡まで」といったところですね。
乱で派手に始まって、内部から静かに終わっていく…という構図になりますね。
漢王朝に死亡フラグが立ってきた頃から、というとハッキリしないので、その指標となるのが黄巾の乱かなと。
もちろん、厳密な理論上は魏呉蜀が揃った時点からが"三国"時代だと思うのですが、そうなると2部に渡った長編映画「レッドクリフ」になった赤壁の戦いまでもが三国志から除外されちゃうんですよね。
羅貫中の「三国志演義」から現代の三國無双などのヒット商品に至るまで、今日の三国志を支えているのは「物語性」ではないでしょうか。
物語には見せ場が多くあったほうがいい!ということで、漢が滅びゆくところから魏呉蜀のうち最後まで残った呉がなくなるまで、というなるべく長い期間を設定させてほしいのです。
諸葛孔明が死んだら終わり。
確かに、一番ドキドキする展開が詰め込まれているのはその辺かも知れません。
正史で正統とされる魏が晋になったらもう違う時代、という方もいると思います。
ですが、敵同士ながら酒や薬を送り合った陸羊の交、負けると分かっていて呉と共に散った張悌の話…呉が滅びる最後の最後まで語られるべき物語があります。
さすがに魏呉蜀全部なくなってしまったら、こじつけでも三国時代とは言い難いので、ここまでですが。
終盤になるにつれて、寂寥感漂ってくるのもまた、三国志という滅びの物語の良さなんですよね。
…と、最近の三國無双(6、猛将伝)のムービーでマジ泣きした私が言ってみます(笑)
6猛将伝の丁奉の話が切なかったです…。