経国之大業―三国志・乱世の詩人に恋して-111123_1330~010001.jpg

三国志街道の集い2周年おめでとうございます!!

久しぶりの参加でしたが楽しませていただきました。
まず、本題の「夏侯淵」話に入る前に満田先生がおっしゃっていた、道教における曹操の話に興味津々。
曹操が出世するのは道教の観点からすると必然!?
魏王になるまではそんな道教を利用し、曹丕を皇帝に立ててからはすっぱり切った(距離を取った)!?
弾圧まではしてないというのが先生の見解だそうです。
確かに、弾圧というとキリスト教の踏み絵に見えるような、根絶やしなイメージありますね。
道教っていうと何だか所謂スピリチュアル的な匂いがしてならないのですが、一つの宗教として確立されていたくらいだから、「占いの良いところだけ信じて利用する」(黄色い龍が出てきて~という話がありました)がまかり通るんだろうなぁ。

夏侯淵は、死に方のせいでアホだ何だとボロクソに叩かれてました(笑)
何故に指揮官自ら日曜大工しに行ったし!...って感じですよね。
敵の劉備にすら、定軍山は張コウがメインだとか言われてる(苦笑)
異民族との戦では強かったから無能ではないけど、蒼天航路のとかはだいぶ盛られてる~という話に。
夏侯惇のほうも、色んな作品みたいに眼帯したまま戦場駆け回ったのではなく、隻眼になってからはデスクワーク族。
惇・淵は盛られすぎなようです。
曹操自身も、身内の曹家と夏侯家を優遇してたそうで。
対して降将は採用はするけど捨て駒のように最前線に出したり、なかなかヒドい待遇だった模様。
張コウなんかは確かに最前線にいたイメージあるけど、そういうことだったのね。。
めちゃめちゃ強かったから結果オーライだけどさ。
官職についてはあまり詳しくないのですが、夏侯淵の優遇っぷりが分かる話が。
征西将軍に任命された夏侯淵。
なんとこの征西将軍、曹操が一番つきたかった役職なんですって!
墓に征西将軍と刻まれたい、と言っていたそう。
よくいますよね、自分がなれなかったから子供をタレントにすべく芸能事務所に売り込む親とか。
優遇どころか、我が子のように可愛がっていたと言っても過言じゃないのでは?
まぁそれが、あの最期なわけですが…。
生き延びてたらどこまで「魏王ルート」を進んだんでしょうかね。

関係ないけど無双張コウの話になるとみんな笑うw
私はなかなか好きですがw
「儚いからこそ美しいのです」と言う割に長生きしてると思う…郭淮にも言えることだけど…

次回のテーマは賈ク。
文和さんは実は隠れ推しメンです。
どんな話が取り上げられるんでしょ♪
後継者で悩める曹操にさりげなく曹丕を推した話は…あるのかな(笑)