もう一週間以上前になりますが…この日はえらく三国志(中国史)充な一日でした。
まず、午前中に上野の国立博物館へ。
お目当ては中国王朝の至宝展!



三国志の時代にあたるものは少なかったですが(たった100年程度ですからね…)、呉から出土したものが3点ほどありました。
もっと古代のものだと、酒を飲む器とか、実用的なものが目立つのに対し、三国時代くらいになると独自の祭器みたいなものが目立ってくるんですね。
さらに後になると仏教ものが増えてくるのですが(三国時代にも少しあります)。
楼閣を模した壺のような物に妙に惹かれました。下のほうにやたらリアルで可愛らしい蟹が(笑)
下が海、その上に楼閣が立ってるような物なんですよ。ウツボみたいなのが顔を出してたりもしていました。
海の上じゃこれ砂上の楼閣では…と思いましたが、何かプラスの意味がある祭器なのでしょう。大漁?呉なので、海の恩恵を賜っていたのは間違いなさそうなのでその関係ですかね。
女性のアクセサリーもたくさん展示されてましたが、こういうものは今も昔も綺麗ですね。古代中国の方々は腰にアクセサリーをつけるのがポピュラーだったみたいですが、今それやっても可愛いと思う…個人的に。
もちろん、当時は高貴な女性のみに許された贅沢なんでしょうけれども。

なぜか、博物館に入る時と出る時に頭が割れそうなほどの頭痛がして、これは前世の記憶が共鳴しt嘘です風邪です。

一通り堪能した後は、御茶ノ水のレキシズルバーへ。
そう、mini三国志フェスというイベントに参加したのでしたー!
三国志モチーフのカクテルもたくさんありましたよ。



これは1階のメニューで魏と呉。
イベントスペースは3階なのですが、早く着いたので、まず1階で歓談しつつ…


曹植を頼んでみた。
こういう色の着物着ていそう。深緑。
ノンアルコールですが、これテキーラで作っても合うと思います。

3階のメニューは撮り忘れちゃったんですが、黄巾スイーツ(柚子梅酒ベースだったかな?)、関羽一閃(ミドリとオレンジジュースだったはず)を頼みました。






レキシズルバーのオリジナルカクテルは甘くて女性でも飲みやすいのが多いので、皆さん安心して足を運んでいただけますよ~。
後半、酒豪な私はちょっと物足りなくて会津の純米日本酒をかっこんでいた姿は見なかったことにしてくださいね(笑)


イベント内容は、詳しくは公式サイトを参照していただければと思うのですが、感想メモ程度の拙文失礼しますね。

まずは、レッドクリフで小喬が淹れていた中国茶を模して試飲する茶会。
泉が湧くような温度で~と曹操にレクチャーするシーンですね。
いわゆる、ルピシアとかで飲めるお洒落なお茶を想像しているとなかなかびっくりします(笑)
塩を使っているので、だいぶ塩っ辛いです。体に良さそうな感じはします。

コーナーの合間合間には余興があって、例年の三国志フェス主催者のUSHISUKEさんとテレビ電話を繋いだり(中国はやっぱり反日モードらしいです…早く落ち着きますように;)、曹操陵墓のレポートを写真つきで見せていただいたり、退屈する暇がありません♪



和丸さんのコーナーでは、宣伝やアピール自由な枠があったので、私がやっている歴史×音楽Project「公讌」の宣伝もさせていただきました!
作詞、作曲、イラスト、PV作成等、できる方まだまだ募集しています。

私達の企画とはまた違う趣向で、三国志音楽会という演奏コーナーもありました。
二胡を含む楽器4種類で、レッドクリフのテーマやシミュレーション三国志のBGMの生演奏。
4種類だけでも、こんなに表現できるものなのかと、アレンジ力に脱帽でした。
初期のシミュレーション三国志の曲って菅野よう子さんが手掛けてたりするんですね。

おなじみ、三国志街道の集いは「街亭の戦い」がテーマ。
馬謖が山登ってやらかしたアレですね。
おくまんさん紙芝居の、空城の計のイラストがすごかったので一枚。



実際にはこんなシーンは無いとすっぱり斬られていましたが(笑)
自分だったら馬謖を斬るか斬らないかという挙手制アンケートも採りました。
ここはやっぱり意見分かれますよね。
私は、馬謖の驕りが今後もっとひどい犠牲を生むことを憂えて斬る派です。

開会式から閉会式までなんと7時間という長丁場、始めから終わりまでイベントスペースで楽しませていただきましたが、楽しいから長く感じないですね(笑)
来年は大規模な三国志フェスに、期待です!なにか手伝ったり、あるいは出店したり?なんらかの形でまた関わらせていただけたら嬉しいなと思ってます。