1.GONE BOY

 

失踪ではなかった

死んでもいなかった

でもこんなに深い闇に葬られるくらいなら、いっそのこと悲恋の方がよっぽどよかった

Still missing

 

「りえは俺のことどう思ってるの?こうやってしょっちゅう会ってたりするじゃん、でもそういう気持ち聞いたことなかったから。。。」

 

「K君が”ここが俺の絶対的な居場所だ”ってゆうとこが見つかるまでは、ずっと見守りたいって思ってるよ」

 

精一杯の言い訳とConfession

 

そう言いながらも、少しずつ切り離しにかかっていた。。。もうどうすることも出来ないから

 

変われないのは君も同じだろ なぜ離したんだろう
その手を いま 君に会いに行くよ
Find me Temperature rising

 

2.心が1番痛いスポットに届け君のSoul Voice

 

成田凌系モデルの男子が歌を本格的にやりたくて、"でも事務所は僕を一羽ひとからげ扱いで本気度解ってもらえない、もう27歳だし確実に早く売れたくて、デビューしたいんですよ"と相談もちかけられた

 

オリジナルも持ってるし、路上もライブハウスでも定期的に歌ってて、それなりにファンもついている

 

でもこの世界そんな程度のアーティストかぶれの若者なんてごまんといるよ

 

私の自己満とエゴでカイ似のK君を歌姫に紹介した、でもこれが彼の運命を全て狂わせた

 

だからそーゆう案件には2度と関わらないと決めてたので、軽~いノリで

 

「2丁目に行ってみたら?平井堅、氷川きよしも2丁目で流してきなことやってて火が付いたんだよ、2丁目にはあらゆる業界人がうようよいるし、彼らの目に止まればBig Chanceにつながるよ~」と言って、その手に精通してる有名な2丁目のBARに連れて行ってあげた

 

「あとは自力で頑張って~」っとママに紹介(←ママはゲイなので女装はしてません、普通に歩いてたらかなりの綺麗目イケメンw)

 

「じゃあ歌ってみれば」とカラオケでココイチを熱唱

 

黙ってじっと彼の歌を聞いていたママ「下手じゃないわよね、でも全く響いてこない」

 

「あのね、まずは注目を集め、聞いてもらいたいから最初のAメロはここで歌うの」と言って喉仏を指した

 

「それから意識を集中させてここ(心)で唄うの」と言って胸を指した

 

「中盤のサビでまたここに戻す」と言ってもう一度喉仏を指した

 

「喉だけで唄ってたんじゃ、いくら歌が上手くて、綺麗な声でもちっとも響かない」

 

「ただ言葉を並べてるだけじゃなく、伝えたい誰かにちゃんと届かなきゃ、誰の心にも響かないし、届けられないわよ」

 

カイの鼻に抜ける安っぽい声は決して下手な訳じゃないけど、駅のホームでのアナウンスを聞いてる時の感覚と似ている

 

ただ流れているだけの陳腐なメロディ

 

 

でも時折、そんな安っぽい声に涙が止まらなくなる時もあるんだけどね。。。

 

カイの「歌を本格的にやりたい」って意識の変化は、少なからずドラマの影響もあると思う

 

 

演じることによって思いもよらない新しい自分を見出し始めてるような気がする

 

”誰かに伝えたい想い”それはSNSでもなく、スマホの中の文字でもなく

 

”歌を通して届けたい”って思ったからなのかな?

 

でもまずはオリンピックの閉会式での最高のパフォーマンスを期待してるよ

 

君のダンスに心を奪われる人が世界中であふれますように