くつろいで
ホッとして
いい気分でいたい

自分らしく
気持ちよくお家ゴトをしたい

ぼちぼちと
ブログに記録していきたいと思います


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子ども達が大きくなってくると、
夏休みだからって
特別ウキウキすることは無いですね。


南の島やらキャンプやら、
もはや我が家には縁の無い世界になりました。
子ども達の部活、バイト、塾、部活、バイト、、
こんな感じでウキウキしない日々でした。


あ、ウソつきました。
東京の有名店に
パンケーキを食べに行ったんだった。
あの時間は至福でした。


それとは別の話。
この1ヶ月ちょいの間、
私は生前整理をしていました。




なんやねん、生前整理て?



ですよね?
まあ、まだ、40代ですし。若いっちゃあ若い。



夏休みに入る前の日、
乳ガンの手術を終えた友人を見舞いました。

全摘、でした。



いつものように元気に振る舞う友人を見て、
珍しく「自分の死」を考えてしまいました。




全摘した彼女の症状を聞いた時
自分のお乳にも思い当たるコトが
あったものですから、
もう完璧に「自分も病んでるんだ」
って心底思い込んじゃったんですよ。
おまけに、
「私は死んでしまうのかもしれない」
なんて結論に至ってしまいました。(単純)



「ガンは普通に治る病気」になったこの時代に
驚きの思い込みです。汗汗。



ですけど、
すぐに検査を受けようとはしませんでした。



宣告されるのが怖かったんです。
嫌なことは後回し〜っていつもの癖です。



何日か悩みました。
でも悩むのって心地悪い。
私はくつろいでいたい。


ま、ええわ。
ガンやったらガンと言ってもらった方が楽。


そんな風に思った日、
名医と言われてる先生の病院に電話しました。


やっと取れた予約が8月も終わりの方でした。

そのために、
私はモヤっとした気持ちのまま、
夏休みを過ごすことになったんです。



いや。ちがう。
「モヤっ」どころじゃなかったです。
気持ちは生前整理の感じでした。
宣告=入院=お別れ、、、
と思い込んでますから。




初めにやったのは【身のまわりの整理】でした。
やはり、
人間ってこの世とお別れする前には、
身辺整理をしたくなるみたいです。

✳︎自分の持ち物を整理しました。
(要らないモノを捨てまくり)

✳︎スマホのアドレス帳を整理しました。
(記憶の無い人のアドレスを削除)
(死ぬ前に会いたい人、死んだ後連絡してほしい人をピックアップ)

✳︎必要の無いメールや写真を削除しました。

✳︎日記的なモノも整理し捨てました。

✳︎十数年分の家族写真を整理整頓しました。
(子どもの小さい頃の写真や懐かしい人からの手紙を見つけては泣いてました)



【家の掃除を結構してました】
(綺麗好きな人みたいにずっと掃除してました)
(無心になれるから良かったです)




【人と丁寧に関わるように気をつけました】

✳︎ないがしろにしがちな親との会話を丁寧にしました。

✳︎普段話さない旦那とも目を見て話すように心がけました。

✳︎子ども達には厳しくなりました。
(最期は優しくするのかと想像してましたけど、私の場合は厳しくなりました )
(自立してほしいって気持ちが強く出たんですね、たぶん)




そして、ありがちですけど、
朝、目を覚ますと、
生きてるぜ!ありがとう! 
【生きてることに感謝するようになりました】

何かと「仏さま目線」になっちゃってるのが
面白かったです。

✳︎虫を殺さない、とかね笑笑

✳︎自分自身も慈しみました。
(普段は興味の無い身体のお手入れとかを始めました)

✳︎周りの人、家族、友人、皆の健康を祈ってました。




そんな
仏さまのような穏やかな時ばかりではなくて、
「死にたくないよお」と声に出して泣いたり、
必要以上に息子に絡んでウザイ母になったり、
、、、へんちくりんでした。

何も知らない家族は戸惑ったんじゃないかな?
(いやいや、あの人達なんも気づいてなさそう)




そういう訳のわかんない日々を過ごしてる内に、

ガンなんてどーでもええわ

吹っ切れた感じになったのは不思議です。
落ち着いた気持ちで検査の日を迎えてました。





「たぶん大丈夫」の診断をもらった後、
ホッとしたのは覚えてますけど、
なんか別のコトを考えてたような気がします。
「この先生、年収いくらやろな?」みたいな。


私、クソですね笑



もし、もしですけど、
読んでくださる方の中で闘病中の方がいたら、
心底、ほんまに、ほんまに、応援してます。
クソみたいな私ですけど
それは言わせてください。
全身全霊をかけて応援してます。
すごい勇気やと思います。
この夏の経験で、そう思うようになりました。


病んでても、
病んでなくても、
人間はいつかはこの世とお別れします。
お別れするまでの時間をどう過ごすか、
めっちゃ考えた夏休みでした。



えらい重たい話に付き合わせました。
読んでくださってありがとう。