【結果】ディアナ1・6新宿 | 女子プロレス専門誌『RINGSTARS』

【結果】ディアナ1・6新宿


 3日の道場マッチで2016年の幕を開けたディアナが新宿FACE大会を開催。井上京子が体調不良のため緊急欠場というアクシデントの中、オープニングであいさつを務めたSareeeと田中盟子は、タッグチーム名が『ストロング・ディアナ魂』(略してストダマ)に決まったことを報告。Sareee「新年1発目っていうことでメチャクチャ気合い入ってます。今日は京子さんがいないんですけども自分たちがディアナを見せつけるので、京子さん! 安心してくださいね!」、盟子「この前負けた相手ともう1回やります。負ける気、ありません! ディアナ1発目、頑張っていくぞーっ!!」と元気よく叫んだ。


 第1試合には初来日のビッグバン・ニコルが登場。唯我とハム子を上回る巨体で放つヒップドロップなどインパクトを与えると、最後はラリアットで唯我を仕留め白星発進。第3試合ではSareee&盟子が高橋奈七永&浜田文子と1ヶ月ぶりの再戦。気迫の攻撃を繰り出していくが、奈七永が冷蔵庫爆弾からスライディングDで盟子をフォールし壁の厚さを見せつける。セミファイナルの6人タッグ戦では、乱戦を制したBRMが伊藤薫&藪下めぐみ&KAZUKIの混成トリオを下して勝ち名乗りを上げた。


 メインイベントでは京子欠場によりパートナー不在となった下田美馬が、1人でジャガー横田&堀田祐美子と対峙。しかし場外戦ではセコンドのTARUとYASSHIも加わり、4人がかりで痛めつけられてしまう。その状況を見かねたSareeeは堀田に殴りかかっていくと、マイクを持って出場をアピール。リングに上がるとTシャツを脱いで、下田のパートナーを買って出た。2対2として仕切り直されるが、ジャガーと堀田は毒霧の同時噴射でペースを握ると、堀田が顔面パンチでSareeeに勝利。マイクを持ったジャガーは「Sareee…いやぁ~強くなったねぇ。私と一緒にいたときとは大違いだね。もちろん頑張ってるのは見させてもらってるけどさ、1回信用なくすと取り戻すのって大変なんだよね。残念ながら、まだ信用回復はないんだよ。相当裏切られましたから、ちょっとやそっと頑張っても無理。顔洗って出直してきて」と言い放つ。続いてマイクを持ったYASSHIは2・17クライシス興行・新木場大会のメインイベントとして、ジャガー&TARU&YASSHIvs大仁田&京子&大谷の6人タッグマッチを発表した。




『新宿大会』
◆1月6日(水)東京・新宿FACE(19:00)
観衆未発表


▼20分1本勝負
 花月&○ビッグバン・ニコル(12分39秒/ラリアット→エビ固め)●唯我&星ハム子
▼20分1本勝負
 アイガー(7分3秒/吊→体固め)チェリー
▼「再戦」・45分1本勝負
 ○高橋奈七永&浜田文子(14分11秒/スライディングD→片エビ固め)Sareee&●田中盟子
▼30分1本勝負
 ○青野敬子&永島千佳世&マスク・ド・サン(18分48秒/シャイニング・ハイキック→片エビ固め)伊藤薫&●藪下めぐみ&KAZUKI
▼本隊 VS CRYSIS・60分1本勝負
 ジャガー横田&○堀田祐美子(17分10秒/右ストレート→体固め)下田美馬&●Sareee
※井上京子の欠場により下田vsジャガー&堀田のハンディキャップマッチとして開始されるが、試合途中にSareeeが出場を申し出てタッグマッチに変更された。


★高橋奈七永のコメント
 「前回の闘いを身をもって感じてる面で、お客さんにどれだけ伝わるものかわからないけれども気持ちの変化は見えました。こんだけ短い期間での再戦なので何も策がなく来たらバカみたいだし当然っちゃ当然なんですけど。それでも今日も勝ったのが高橋奈七永であり、高橋奈七永&浜田文子組っていうことなんで。今日は“田中盟子を見てやろう”って余裕の感じでした。自分たちは正式なタッグチームって言っていいのかどうなのか…パレハ(文子)が山縣優選手とタッグチャンピオンなので、自分としてはそこまで言えない部分があるんですけど、このタッグチームっていうのはある意味で魅力があるはずなので。ここに食らいついてきてくれたあの2人の気持ちっていうのはすごく買ってます。なので、もう1度再戦でも全然できますし、次はシングルなのかわからないけれども。でも、前回より今日のほうが気持ちも当たりも強く来たので。この試合をやっていくことに意味があるっていうのは今日感じました。スリランカでSareee選手とシングルをやってるんですけど、闘うことを経て変化がすごく見えてるので。熱さがどんどん体の中に入っていってる。高橋奈七永のパッションに侵されてますよ、彼女は。今日は最後、スライディングDで取りました。これは田中将斗選手への宣戦布告なので。今日は、余裕が奪われることはなかったっていうのが正直なところなんですけど、何度でも食らいついてきてくれ! ってことです」


★Sareeeのコメント
 ━━メインイベントでは下田のパートナーを買って出たが。
 「京子さんの代わりにっていう…もう見てられなくて、あの試合を。なんか、こんな試合がディアナのメインっていうのが許せないし、ありえないなと思って。自分がやってやろうって思ったんですけど、自分もやられてしまって…。なんて言ったらいいのかわかんないですけど…ジャガーさんにも“成長した”って言われましたけど、別にジャガーさんに成長を見せてるわけじゃないし、勝たないと意味ないと思ってるし。さっさと出ていけよ! っていう。もう、いなくなってほしいですね」
 ━━ジャガーから「信用を回復するには時間がかかる」と言われたが。
 「タッグを組んでて欠場してしまったことは申し訳ないとホントに思ってるんですけど、でも今のジャガーさんにはまったく付いていこうとも思わないし、別に信用を取り戻そうともしてないし。だったらジャガーさんが前みたいに戻ってくれればいいけど、今のジャガーさんには…」
 ━━奈七永&文子戦について。
 「盟子とのタッグは『ストロング・ディアナ魂』って名前も付いて、ディアナは自分たちで見せていくっていう思いを込めて付けたんですけど…。再戦だったんですけど、まだまだですね。全然まだまだだし、敵わなかったですけど自分たちには未来があると思ってるので。盟子と頑張っていきたいですね」
 ━━奈七永は「前回よりも良かった」と評価していたが?
 「自分ではよくわかんないですね(苦笑)」
 ━━井上京子のいない中で始まった2016年のディアナについて。
 「とにかく今のままじゃダメだと思うし、今のクライシスがメインってことがもう自分は許せないし。自分たちじゃないの? っていう…。あんなのをメインにしてもお客さんは誰も喜ばないって思いますし、そのためには自分たちも結果を出していかなきゃいけないし…。自分でもモヤモヤするし、必ずクライシスを追い出して元のディアナに戻して、もっとお客さんが熱くなれるような試合をしたいです」