こんばんは。


大人でも読める面白い少女漫画をオススメするこの企画‼︎


今回ご紹介する漫画は「honey(ハニー)」です。
1~8巻(完結)

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著者:  目黒あむ
別冊マーガレット 集英社

このコミックの表紙なんですが、1巻~7巻までは男の子の顔が見えないように描いてあるんです。

最終巻の8巻で男の子の顔が初めて描かれてます。(もちろん中は顔はちゃんと描かれてますよ)



全体的オススメ度
★★★☆☆

恋愛度
★★★★☆

ストーリーの深さ
★★☆☆☆

テンポの良さ
★★☆☆☆





結構な量を読んでいると、よっぽど印象に残っているか、他とは違うインパクトがないと細かい内容って忘れるんですよね。


なので何でも新刊が出ると、それを読む前に最初から若しくは数巻前から読み直しています。


ましてやこのお話のように「何らかの誤解があって皆から怖れられているヒーロー役の男の子とヒロインが付き合うことになる」という流れは少女漫画ではかなりお見かけする設定。


正直言うと、同設定の他の話と頭の中で混ざってたりして読み直すまですっかり忘れてました。


でも、読み直すと「あ~、そうだったそうだった」と思い出していくのと同時に、この作品の良さが見えてきたりします。


ちなみにこの「honey」、全国書店員が選んだおすすめコミック2014の第7位にランクインしたそうです。


この作品の特徴、良さを一言で説明するなら「題名どおーり」ということ。


ヒーロー、ヒロイン役2人共がハチミツのように甘く可愛い癒し系なのでございます。


感情移入しすぎたりして読むのにエネルギーを使い果たした作品の後に軽~いのが読みたくなると以前書いたことがありますが、


まさにこの作品もそんな時に読むのにうってつけ。


まんまほんわか癒し系の作品なのです。



ヒロインが、ぽーっとして、天然で、可愛らしいなんてのもよくある設定ですが、
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この作品はヒーロー役男子も可愛らしいの。


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外見はヤンキーみたいで怖いのに中身とのギャップも、これ狙ってますね。


癒されるわ~このほんわかバカっぷる(笑)って感じでしょうか。
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純朴な2人なので、とーぜんキスするだけで精一杯(笑)それ以上の展開はありません。


とりあえず、あらすじいきましょか!


周りのあらぬ誤解から不良と怖れられていた高校生、鬼瀬大我は昔、殴られボロボロになって雨の中座りこんでいた時に傘と絆創膏を置いてくれた同級生、小暮奈緒に花束を渡し「結婚を前提に付き合ってほしい」と告白します。

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奈緒は怖くて断れず、告白を受け入れてしまい後悔します。

幼少から面倒を見てくれている義兄から「ちゃんとそいつと向き合ってみろ」と言われ、大我と接するうちに噂や外見とは違う素直で優しい大我に奈緒も惹かれていきます。

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↑お弁当まで作ってくれます(笑)

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大人になるとね、気づいたら男の人に不満ばかりぶつけてたり、怒ってばかりだったりしませんか?


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この作品、こんな風に2人が笑顔で幸せそうなシーンがわんさかなんすよ(笑)

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じゃんじゃん貼っちゃいますよ(笑)


これ、「あの頃は(若い頃)は良かったわよね」「こんな時もあったわよね」で読んで欲しい訳ではなく…


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いつから私たちは「ない」ものばかり相手に求めるようになったのでしょうね。


「~してくれない」

「~と言ってくれない」

ない、ない、ない


本当はすでにそこに沢山あったのに。




高校生のジャレごとの恋愛だと思わずに、この2人の可愛らしいバカップルぶりに一度癒されてみてほしい。



大人になってしまったからこそ、この作品に触れて気づくことがあるかもしれません。









こんにちは。


大人でも読める面白い少女漫画をオススメするこの企画‼︎


今回ご紹介する漫画は、「夕暮れライト」です。
1巻~4巻
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著者:  宇佐美 真紀
ベツコミ  小学館


これ、つい先日4巻が出たばかりなんですが、kindle化するのがまだもうちょっと先なんで、現時点で私はまだ3巻までしか読んでないんです。


それを待ってからここでご紹介しようと思ってたのですが、最近ふと読みたくなったので先に紹介しちゃう事にしました。


やっぱりこれ、面白い。


kindle化まで待てるかな、私(笑)コミックもいっそ揃えてしまおうか…

でましたよ、また病気が(笑)


ということで、今日はいつものこの説明から↓↓


私はkindle派。基本、kindleの中には私が面白いと思うものしか入れないことにしています。

目安として、オススメ度★が3つ以上で私のkindleコレクションに入る事が許されます(笑)


それ以下は一度購入したものでもわざわざ消去します。


更に私の中で評価が上がるとkindleと紙媒体のコミック両方揃えます。




全体的オススメ度
★★★★★

恋愛度
★★★☆☆

ストーリーの深さ
★★★★☆

テンポの良さ
★★★★☆


この作者さんの作品は前作の「ココロボタン」のイメージが大きいからか、高校生のほんわかした恋愛ものを描かれるイメージ。


「ココロボタン」はぽわーっとした天然系の主人公だったのもあるからかな。(いずれ、ココロボタンもご紹介します)


こんなに人物の心情を描く作品も書いてらっしゃるんだなーと意外でした。


最初にお断りしておきます。


私、この作品を読むと終始、喉元が熱くなってしまうんです(笑)


このヒロインに感情移入しやすいみたいです。



何となく理由は分かるんですよね。自分と似てる部分があるんでしょうね。


なので、評価も他のものよりも更に個人的な思い入れが出てしまっているかもしれません。


でも、それを差し引いてもこの作品、


ストーリーの展開もいいし、キャラクターの心情もしっかり描かれているし、テンポもいい。


家族や友人など人との関わり合いの中での心の動き、そして恋愛の要素も上手く絡めていて、目が離せない。


上手いです。



今回は大まかなあらすじをたどりながら気づいた事を書いていきます。


幼い頃に両親が離婚し、父と2人で暮らしていた主人公ちなみは父の提案でマンションを引っ越します。


ところが直前になって父から再婚相手とその娘、和音も同じマンションに住んでいることを打ち明けられます。

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父から「ちなみがとうしてもダメだったら、その時また考えるから…」と言われ、心中複雑なちなみ。


翌日、ちなみは再婚相手の部屋を訪問します。すると、そこには再婚相手の娘、和音の幼馴染みの相馬兄弟も訪れていました。


最初からちなみに対して威圧的な態度の弟の雄大。一見、物腰は柔らかそうな兄の奏多。
弟の雄大とちなみと和音は同級生になります。



兄弟は和音を心配して、ちなみと父を再婚相手として相応しい人物なのかを見極めようとしていたのです。

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また、ちなみは前の学校で友人らと上手くいかなかったこともあり、新しい学校でもそれを引きずっていたりします。
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一方、和音は内気なため、いつも損な役回りを引き受けたりしています。そんな姿を見ていたちなみも少しずつ彼女が気になりだし、段々と打ち解けていきます。
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↑和音は本当に心根のいい子です。



ちなみは一見ツンとした態度をとったり、自分から距離を取ったりするのですが、なかなか素直に自分を出せないだけなんですよね。
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雄大もそんなちなみを知って2人の距離も近くなっていきます。
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ちなみが壁を作って、ツンとした態度をとってしまうのは「拗ね」なんですよね。


でも、この気持ち良く分かるんです(笑)


そんな中、ちなみは兄の奏多の衝撃の秘密を知ってしまいます。
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奏多も人知れずその秘密に苦しんでいるのです。


各々の心情、悩みを描きながら気持ち良いテンポで進んでいきます。

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話が進むにつれ徐々に恋愛色も濃くなっていきます。

ちなみと雄大がいい感じになっていくのですが、和音の雄大に対する想いを感じとり、ちなみは雄大への想いを閉じ込めようとします。


そんなの無理なのにねぇ(笑)


さらに奏多もちなみに想いを寄せていくようになります。


今後はさらに4人それぞれの想いが交錯して面白くなっていきそうです。


この作品は人と関わることでの悩みや心の動きを描き、さらに人と関わることによってそれが変化し、成長していく姿を描いているのでしょう。


このヒロインのように「なかなか素直に自分を出せない人」は読んでみて欲しいな。


ヒロイン達ともう一度、若かりし「あの頃」に戻って「あの頃に」自分が本当に言いたかったこと、本当に思っていたことを感じてほしい。


「今も拗ねている大人達」へ

あの頃にあの人に本当に言いたかった思いは何ですか?






こんばんは。



大人でも読める面白い少女漫画をオススメするこの企画‼︎


今回ご紹介する漫画は、これまた「このマンガがすごい!2016 オンナ編」に選ばれた「宇宙を駆けるよだか」1~3巻(完結)です。

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著者:  川端 志季
別冊マーガレット  集英社


きましたよ。軽いあっまあまの後のおっもーいのが(笑)
まず、少女漫画でこのテーマを取り扱っちゃいます?
「人の幸せは外見なのか?中身なのか?」

この類いはどうしてもテーマがテーマなだけに重くなるし、

あとは、ただキレイな感じでまとめようもんなら読まなきゃよかったってなるし、


かと言ってえぐり過ぎも見たくないのよ。


最近、最終巻である3巻が出て、どう終わらせるのかが気になって気になってしょうがなかったこの作品。


私個人の最終的な感想は、
「うん、これくらいでいーよね」


このテーマなら、もっと巻数があっても描けるだろうし、深掘りすればもっとできるけど、最低限押さえるところは押さえて、上手くまとめたかなという感じがします。


この部分はもうちょっと頁数を割いた方がよかったのでは?という部分はありましたが、「少女漫画」でこのテーマを描いた作品としては良作なんじゃないでしょうか。


私のカウンセリングでもこの作品はまず読むことをオススメしますね。


だって、これ、読む人によって色々出てくるぜ?(笑)色んなもんが。


納得しないところ、納得するところ、共感できるところ、全く共感できないところ。


なので、この作品の評価も人によって良い悪いパッカーンと分かれると思います。


それで全然いいと思うな。


このテーマはどうしたってそうなると思うわ。


この作品の評価より、この作品に触れた際の自分の反応をよく自分で観察してみて欲しいな。


面白い気づきがあるかもしれません。


とは言え、ここでは漫画を評価で分かりやすく紹介するのが目的なので、評価しますが(笑)




全体的オススメ度
★★★★★

恋愛度
★★☆☆☆

ストーリーの深さ
★★★★☆

テンポの良さ
★★★★☆



最近、自分で評価しといて疑問に思っていたのですが(笑)、


「恋愛度」の評価基準です。


何をもって「恋愛度」なのか⁈


それはですね…



「あまっあま」なのか?

比較的ストーリー重視で恋愛の描写が淡白なのか?


これに尽きます。


だって、あっまあまのが読みたい時あリますよね?何ならそれが一番知りたい時ありますよね?(笑)


何ならこの説明も毎回つけといた方がいいですかね?


あとは、その作品によって、キス止まりの純愛系なのか?大人の階段登りまくり系なのか?もちゃんと一言添えますゆえ、今後のご参考になさってください(笑)


ちなみにこの作品の「恋愛度」星2つなのは、もちろんストーリー重視だからです。


でも、「愛」はかなりあります。

あ、でもキスすらありません(笑)


~あらすじ~
可愛くて素直な性格のあゆみと容姿に強いコンプレックスを持ち、クラスでも浮いた存在の然子が「赤月の日」に入れ替わってしまうことによって、それぞれの様々な感情や思惑が入り乱れます。
 
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あとね、このシーン覚えといてください
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かなり衝撃的な絵ですが、これはあゆみが入れ替わってしまったことを受け止めざるを得ない辛いシーンです。


最後の方にこれと同じような中身然子の外見あゆみバージョンがあります。

これ、作者さん、狙ってますよね。



そんな中、以前よりあゆみを好きだった火賀は真っ先にあゆみが然子と入れ替わっているのを見抜きます。


そして、この状況にもあゆみらしさは失われておらず、素直に彼女らしく物事を捉えようとしていきます。


そんな彼女と接するうちに
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火賀はあゆみに想いを伝えます。


このシーン、あなたはどう感じるでしょう?



また、もともと入れ替わる直前に告白をし、あゆみと両想いになっていたしろちゃんも、あゆみと然子が入れ替わっていることに気づきます。
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しかし、しろちゃんは入れ替わった中身が然子である「あゆみ」とそのまま付き合います。


彼の本当の思惑とは?


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何とか然子を説得して元に戻そうとしますが、なかなか上手くはいきません。


あとね、細かいところで注目して欲しいのが、元々然子の顔にはニキビらしきものがポツポツあったのですが、あゆみと入れ替わって暫くした後には、ニキビは消えているんですよね。


細かいところなんですがこの変化、大事って思うんですよね。


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然子は願ったあゆみの容姿を手に入れたのに、なぜ幸せではないのでしょう。

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火賀は然子にこう問いかけます。


なんかねーすいません、絵の貼り付けオンパレードで。


この漫画、ホントに貼り付けたいのが多くてこれでも厳選してるんっすよー(笑)

 

火賀が外見が変わってもあゆみを好きと言うシーンでは賛否あると思うんですよね。


それは元々のあゆみを知ってるからだろう。

じゃあ最初から然子の外見で中身があゆみを同じように好きになっていたのか?


正直、私、そう思いました。


ここは、素直に火賀の愛を受け取れるのか、そうでないのかあなたの反応、興味あります(笑)



まあ、同様の事をあゆみが聞いた時に火賀は堂々と「真っ先にあゆみの良さに気づいただろう」と言い切っていますが。


また、然子が望んだ通りの容姿を手に入れても幸せにはなれない理由。


やっぱり中身が一緒だから。思考の仕方が一緒だから。


容姿が良い人は皆、幸せか?


そんな単純じゃないわな。


仮に、然子とあゆみが元に戻らない結末だったとして、然子の外見のあゆみは幸せにはなっていたでしょうね。


やっぱりその人の中身や考え方は外見の影響与えるくらい大事だもん。


結局、そんな分かりきった事を再確認できてしまう作品でもあるのです。


でも、これもキレイごとと拒絶する反応もありです。


これ、ぜひ読んでみてください。そして、もし良かったら私に感想を教えてください(笑)