あの時伝えきれなかったこと。
そして今私が思っていること。
仮面女子に入ったこと。
全く後悔してないしむしろ良かったと思っています。
仮面女子のことでいつも頭がいっぱいで。
この4年間は仮面女子のことだけを
考えて毎日生活してきました。
そして卒業すること。
これも後悔はしていません。
みんなから納得いっていないとか言われますが。。
卒業するのはもちろんもっと
先だと思っていました。
初期メンバー全員の卒業を見送ってから
卒業しようと思っていました。
じゃあなんで私が後悔してないのか？と。
疑問に思う方もいらっしゃると思います。
何度も言いますが、
私はこの仮面女子でやれること、
全部やり切ったんです。
意見はめちゃくちゃしました。
その度に怒られることもあれば、
ひと言で突き返されることもありました。
親身になってくださる方もいました。
だけどどうにもならないことがほとんどでした。
変わっていく仮面女子を、
仮面女子というアイデンティティを保ちつつ
良い方向に変えたくて、
どうやったら今の仮面女子を
凄いと思ってもらえるのか、
好きになってもらえるのか。考えて、
仮面女子が大好きだから。
仮面女子が大好きだからこそ、
もうここで卒業するべきだと思いました。
ここからは仮面女子ではない、
仮面女子が好きなファンの声だと思って
読んでいただきたいです。
アイドルってファンにとっては
太陽みたいな存在なんです。
ステージの上で曲を披露して、
毎回違った表情やちょっとしたアレンジを見て、
『あぁ、このメンバー凄いなぁ』って思うんです。
その姿に感銘を受けるんです。
だからライブに命を燃やしてるアイドルは
本当にキラキラしててかっこよくて
私は大好きです。
だから私もライブに命を燃やしたいと
心から思えました。
仮面女子ってパフォーマンスが命！って
そんなイメージでもあって。
初めて仮面女子を見た時から。
だから仮面女子は絶対パフォーマンスは
かっこよくいるべきなんだ！と。
勝手な私のイメージですけどね。
だからこそセンターで
いつもカッコイイあんなちゃんとか、
陰で練習の日々の舞菜ちゃんとか、
私の中では理想のアイドルで。
だからこそ大好きだったんだと思います。
アイドルなんです。
歌って踊ってファンに元気を与えるのが
アイドルなんです。
だからステージに立つ人間として、
未完成なものを見せるのって、
それはアイドルではないと思っています。
その日までに仕上げて、
それでもミスしてしまうのは仕方ないし、
絶対人間だから間違いなんてするし。
だけど努力せずにステージに立つ。
そういうのが私は1番嫌でした。
やって出来ないものはどうにもならないし、
だけどそれって絶対力になるから。
だからこれからもやり続けて欲しいなって思うし。
だけどね。
やらなくて出来ないものは、
それは当たり前だしなんの力にもならないんです。
継続は力なり。そういうことです。
仮面女子を好きだから、
ここで卒業するべきだとそう思いました。
ファンがアイドルを好きになるきっかけって
本当に沢山あります。
だけど私を好きになってくださる方は、
パフォーマンスが好き！って
言ってくださる方が多くて、
仮面女子として活動しててこれ以上の
褒め言葉ってないんです。
だから嬉しかった。
見てくれてる人はいるんだって。
2列目でシアターでは全くスポットライトが
届かない場所にいたけど、
それでもパフォーマンスを頑張れば、
それでも見てくれてる人はいるんだって。
だから頑張れました。
仮面女子としてみんながいてくれることで、
それが生きがいでもありました。
だからファンの人あっての私だったんです。
ここに入所してからすぐに
アリス十番が憧れになって、それって、
ステージから伝わる圧倒的なライブ熱みたいな。
私もここに入りたい！って思いました。
本気で思ってました。
正直イースターガールズ結成が決まった時も
ずっとずっと本気で思ってました。
本気でアリス十番になりたかった。
アリス十番の渚りりかになりたかった。
だけど言い出せなかったのは、
それは私の中にいろんな複雑な気持ちがあったから。
本当になりたかった。
そんな想いはあったけど、卒業を完全に決めて、
書類を提出する時に言われました。
『今言うのは違うと思うけどりりかさえ良ければ
東京での活動も考えてみないか』と。
正直ふざけんなって思った。
こんなに本気で行きたいと思ってた人間に
卒業を決めて書類を出す段階で。
だけどもう自分で卒業を決めたから。
卒業を選びました。
まだ活動を続けて欲しいと思ってくださっている方は
嬉しいことにいらっしゃって、
『またするんでしょ？』って言ってくれるけど、
私はアイドルが好きだから。
もうしません。仮面女子で最後です。
だってやり切ったから。
言えることも言ったし。
やれることもやったし。
仮面を脱ぐとき、卒業を実感して。
ああ、明日からもう私は仮面女子じゃないんだ、
仮面女子って言えないんだ。
って思うと急に実感して。
なんか脱ぐのが惜しくなっちゃって。
だけど本当に本当に。
後悔はしていません。
みんながいてくれなかったら
もっと前に挫けてたかもしれない。
みんなが私のパフォーマンスを褒めてくれて、
ちょっとわがままを言ったら
快く『よし！やるぞ！』って
やる気になってくれたり、
みんなで私を押し上げてくれたこと。
一生忘れません。
だから私にとってみんなが
太陽であったように、
みんなにとって私もみんなの太陽で
ありたい！という気持ちがあったから、
それが届いてたらいいなって思います。
こんなに頑固で、わがままで、
ドジでどうしようもない私の味方してくれて
本当にありがとう。
アイドルは卒業したけど、
だけどどこかでまた普通の女の子として
一生懸命輝き続けるからね。
アイドル渚りりかを
応援してくれて、心からありがとう。
努力して、曲がったことはせず、
真っ直ぐな気持ちでアイドルをやってる
アイドルがこの先も報われますように。
本当に3年9ヶ月。ありがとう。
渚りりか