ほろ苦微糖:裏 | 十把一絡

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-じっぱひとからげ-
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コーヒーポーピーピー缶コーヒー販売所 ♪コーヒー




※ポーピーピー提供作品以外への画像無断転用厳禁※



ただいま開催中の♪カミング アウト特集♪ から派生した新企画がpopipi様宅にて開催されております!


「貴島×蓮」の2人が演じるポーピーピー缶コーヒーのCMにご興味がありまし たら是非足をお運びください♪

(B/L成分が若干?含まれております。)






※先に『ほろ苦微糖 』をお飲みください。
 ほろ苦微糖CM撮影後のお話です。


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■ほろ苦微糖:裏




「ふ…っ…く…っ…。」



「…笑ってもらっていいですよ…?」

貴島との絡みを終えて帰ってきた蓮が見たのは、口元を押さえて苦しんでいる社だった。



「ぶはっ、ごめ…っ、死ぬ…!」

社は笑いを堪えて息も絶え絶えだったようだ。



「…はは、本当に息の根を止めて差し上げましょうか?」
キュララララ~!


輝く笑顔は誰しもが心を奪われそうだが、社は命を奪われそうだ。



「ひ…。いや、悪い。だってさ…何が悲しくてキョーコちゃんの告白を断って貴島と…ぶふっ。」


一旦は耐えたものの笑いが止まらない。


「そういう設定なだけですから…!気にしませんよ。」





「敦賀さん!お疲れさまです。」

蓮の背後から、キョーコが二人の会話に割って入った。


「あ、すみません。お話し中でしたか?」

キョーコは社を確認して恐縮した。


「いや、大丈夫だよ。お疲れさま。」


「はい!敦賀さんと貴島さん、とっても素敵でした!」

にっこりと笑うキョーコは可愛らしかったが、蓮は複雑な気分だ。


「どうせ絡むなら、最上さんのほうが良かったけどね…?」

ほんの少しだけ、キョーコが恥ずかしがってくれるのではないかと期待を乗せて発した言葉。


「それは絶対にダメです!!」

クワッ!とキョーコの目が見開かれる。
蓮の期待は一瞬にして砕け散ってしまった。




「私このCMの大ファンで、新商品発売と同時に購入に走っているのです!
毎回敦賀さんと貴島さんの絡みが鼻血もので動画を見ながらニヤけてしまい、つい人の目を気にしてしまうほどなのですよ!今回はお二人を直に!間近で見られると思ってこのオファー受けたんですが、実物はやっぱり違いますね!これからも私の役の女なんて無視して貴島さんととことん絡んでくださいね!!これからも楽しみにしています!」


それでは私はこれで失礼します、とキョーコは行ってしまった。



「社さん…。」



「うん。」



「やっぱりちょっとは気にしてもいいですか…?」



「…あんなに笑っちゃってごめんな…。」




呆然と立ち尽くす蓮と社でした。






+++++++++

蓮さん…不憫…!


このあと衣装を着替えに行って、『無理やり『微糖』を奨める彼 』が来たんだったりして…(笑)