いつもありがとうございます。ロルファーのユキです。



腹腔鏡手術による子宮全摘。

(ここまではこちらから)



今回手術&入院するにあたって、

主治医にもどんな運動が必要で

どんな運動がアウトなのかいろいろ聞いたりしました。



(⚠️ちなみに、今回書いていることは私の手術のケースについてです。手術もそれぞれ異なるかと思うので、もしご自身が手術を受ける際には、こんなことを先生に聞いておくといいんだな、私はもっとこういうことも聞きたいな、という感じで読んでいただけたら嬉しいです。)



最初、手術の説明時に伝えられたのが、



術後約3ヶ月は、飛んだり跳ねたり、走ったり、自転車乗ったりは避ける


ということ。


理由は、粘膜の修復には時間がかかるため。



ただ、それだけでは、


ストレッチってしていいの?

どれくらい股関節って動かしていいの?

どれくらいの運動はしていいの?


と疑問がたくさん。



そこで、いろいろ質問をしてみたところ明確になったのは、



①お腹の腹腔鏡の傷に関しては、本人が気にならなければ動いてOK(無理に腹筋とかしないでね)


②子宮を摘出して縫合した部分が粘膜のため、そこの組織回復には時間がかかる。そのため気をつける必要あり


③とはいえ、術後の癒着軽減のためにも、実は極力動いて欲しくもある


という3点。



②について


骨盤底奥深くに傷があるわけなので、骨盤底に極度に圧がかかるようなことをして欲しくない。

→つまり、腹圧がかかることに気をつける



ここが大きなポイントと感じました!

(実際に先生にも「要は腹圧がかからないことが大切なんですね」と確認)



産前産後のピラティスの資格をとったり

また、そういったコースの通訳をしたりする中での学びもふまえると、



NGなのは

・いわゆる腹筋のエクササイズのように腹部が短くなるようなもの

・過度に腹部に力が入るもの(重いものを持ち上げたり持ったりするような、負荷がかかること。ダンベルとかね)



というところでしょうか。



私はダンスもしますが、おそらく、脚を高く振り上げたりするのも避けたいところです。(退院後1週間を経た感覚的には45度くらいなら問題なさそう。)



③について


先生は「激しい運動はして欲しくないけど、極力動かして欲しいって、ちょっとややこしいとは思うんだけれど…」

という感じでお話をしてくれましたが、


よくわかります。

動きにはいろいろなものがある。


腹圧はかけたくないけど、できるだけ動いて欲しい、というレベルの動きは、ロルフムーブメントというロルフィングのムーブメントエクササイズがばっちり。私の得意分野。



エクササイズっていうほど大きな動きじゃないんだけど、動きを構成する動き、みたいな、身体の細部に働きかけるめちゃ地味だけど大切な動き。



なので、エクササイズとしては、

前回紹介したように術後、


まずはロルフムーブメント的な地味な動きを開始

歩けるようになってからは歩行も取り入れる

退院後からは、腹部の長さを変えない&腹部に強い負荷がかからないロルフムーブメントとピラティスを掛け合わせたエクササイズをスタート

(もちろん無理のない範囲で)



結果として、退院してから1週間後に定期開催のピラティスのオンラインレッスンで私自身も指導しながら動いてみましたが、それなりに動けました😊

(動きすぎる傾向にあるので、極力動かないように頑張りましたが)



腹圧から骨盤底に影響を与えないためにも

重力の影響を受けにくい、

仰向けや横向き、四つん這いのエクササイズは取り入れやすいですね👍



産後の気をつけ方ととても似てるんだけど、

そこには大きな違いも。

入院中、歩くようになってからそこは痛感したので、そこはまた次回!




地味な動きはこんな感じから





○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●

 

*運動指導者の伝えるスキルを深め、今もっているものをより効果的に!*

ホリスティック・システム

指導で使う言葉やイメージが変わり、結果が変わると大好評!ダンサーとしてのバックグラウンドを基に言葉の利用の仕方に着目しながら、ロルフィングの動きへのアプローチ方法を運動指導者が実践していきやすい形でシェアしていきます!


東京&名古屋で新規コースも開催予定!!

お問い合わせ、受付中!


https://holisticsystems.mystrikingly.com/


目受講者感想一覧→こちら


ホリスティック・システムの全貌について、こちらに詳しく書いてみました↓




ラブレター本の感想&コメント一覧こちら