どうも、DJ KENGOです!
最近新たにスキルを習得しました。
自作でケーブルを作りました!
たまたま地元にオーディオマニアの大先輩がおりまして、使用ケーブルについて色々とお話を伺っていたらもはや趣味の領域を超えていました。
僕もDJとして色々とケーブルには気を配っているつもりでしたが、DJ機材のお店で「これぞ!!」といったケーブルをチョイスして使ってきました。
しかもお値段は高い。
その先輩に「僕、○○社のケーブルを使ってるんですよー」と話したところ「あー、なかなかクセ強いの使ってるねー」とのこと。決して邪道とか悪いとかではなく、例えば用途が「制作用」とするならばもっと向いているのがあるとのこと。
当然ながらケーブルにはブランドの数だけ特色があり、コネクター、接着するためのハンダ、加工の仕方で音質はかなり変わるという気の遠くなるような事実を聞かされました。
それをきっかけにケーブル作りのノウハウを教えていただこうとかなり前に材料やら工具を買ったもののずっと放置。。。
それで最近友人の結婚式でDJをやる都合でどうしても長めのケーブルを持参しなければならず、でも買いに行く時間とお金がないということで満を持してケーブル作りを教えていただくことができました。
本当は作業工程すべてを撮影して細かく書きたかったのですが、説明が難しいのでこの場では割愛させていただきます、、、笑
ちなみに今回チョイスしたケーブルは制作でも現場でも使えるようにと音質はできる限りフラットな性質のRCA-TSフォンのケーブルを作りました。長さは5メートル。
材料のブランドは内緒♪まぁ、ケーブル作る人が聞いたら「あー、はいはい、なるほどね!」となるやつです。
ケーブルの端っこの被覆を剥いで、編み編みになっている銅線をほぐして縒って、また中のホット(+)と
コールド(-)の被覆を銅線を切らないように慎重に剥いて、、、この作業が楽しいんだけど本当に大変。
細さ1ミリもない銅線ですから簡単に切れます。何度やり直したことか。
コネクター接着に必要なだけの加工が済んだらコネクターにいよいよハンダ付け。
これは楽しい!!!
けど、適量を綺麗に付けるのはかなり職人芸でした。
いわゆる「芋ハンダ」になってもいけないし、足りないと接着不良とか通電不良も起こるし音質にも関わってきます。
やっとこさくっつけて冷ましたら、コネクターのカバーを装着して完成です。
いつかまた材料買って作る時は細かくレポートします。
作ったケーブルですが、動作も良好!エイジングが済めばもっと聴きやすくなりそうです。
Serrateのようにデータを正確に転送する必要があるシステムに自作ケーブルが向いているのかどうかはなんとも言えませんが、自宅鑑賞、DJプレー、制作用途ならば自作の方が色々と融通が利きそうなのでオススメです。
ちなみに材料費も、例えば某社の2メートル○万円なんていうケーブルに比べたら笑ってしまうくらい安いです。
ただほぼ無限にケーブル、コネクター、ハンダ、施工方法次第でケーブルは多様に存在し得るので、自分好みのものが作れるようになるまでには研究が必要そうです。
アナログレコードから取り込んだデータやミックスの音質はDAWソフト上でもいじれますが、あくまでデジタル処理なのでアナログ的な音質を少しでもそのまま生かしたいのであれば、ケーブルレベルでの環境改善はかなり重要そうです。PCに取り込んだ時点でもうアナログではありませんが。。。
ケーブル自作マスターになった暁には様々ご注文承りますので宜しくお願い致します!!笑