コロナ禍さめやらぬ2021年2月。皆様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか。
わたくしロミ子は、平常運転の引きこもりニートのセルフ緊急事態宣言下で細々とした生存を営み７年目。虫歯とアホな脳ミソ以外は益々のご清栄、我が世の春を謳歌しておる次第ではございますが、世の災禍や、傾国の苦役を聞き及び、日々心を痛めております。みなさまの息災を願う。
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さて、外出できないならできないで、なにをしているのか、と申しますと、仕事に読書に料理、と、コロナ前から変わっとらんやんけ！とご指摘を受けそうな行動ではあります。しかしながら、雑念が消えたぶん、それぞれがさらなる深み、と申しましょうか、過去とは違ったベクトルで深化しておるのです。
例えば読書などは、今まではただ漠然と数年前から続けている『名作と呼ばれてるけど、実は原作を読んだことがない本を読みましょうキャンペーン』に従い、だらだらとドイルのシャーロックホームズシリーズ等を読み続けていた次第ですが、昨今の世界的な災禍を受けての心理的な影響で、人類史に関する書物などを読み漁り、ほんの少しだけ知識が増えたなぁ、等と実感することもございます。
まぁ、わたくしなどが、いくら書物を読み漁ろうとも、インプットされる側のCPU(脳ミソ)のたかが知れておりますので、あらたな見解等が産まれようはずもなく、また、それらを何か世の役にたてよう、といった種類のものではございませんが、コロナ禍に端を発する、経済の働きなどにつきまして、ひとつ気付いた点がありましたので、この場を借りてご報告させて頂きます。
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それは、中世ヨーロッパの宗教主義と、現代の資本主義は本質的によく似ているという点であります。
どういうことかと申しますと、中世ヨーロッパのキリスト教普遍世界における『聖書』の価値観と、現代社会における『金銭』への価値観は、『文明への貢献度の阻害』という点で類似点がある、というものです。
具体的に申し上げますと、キリスト教普遍世界においては『聖書』が文明の価値観の基本単位で、聖書に記載されていない事柄は、『神の教えに反すること』として、一種の弾圧をうけておりました。ダーウィンの進化論の迫害や天動説のガリレオ裁判等が例として挙げられます。
これは見方ににもよりますが、『文明の発展を拒んだ』宗教の罪(？)として、語られることも多く、天動説や創造論に代表されるキリスト教カトリック的世界観の支配により停滞した時代として、『暗黒時代』などと不名誉な呼称をつけられている場合もあります。
ひるがえって現代を見てみると、価値観の基本単位が『金銭』となっており、さらに現代社会の価値観を支配する富を産み出す企業においては、『金銭が増えない(リターンが見込めない)投資は行わない』という基本精神において成り立っております。
つまり、人類の発展に貢献すべき、富と宗教が、宗教は宗教の為に、金銭は金銭の為に、という動きをしており、元来、存在しない(異論もあるでしょうが)人類の産み出した神と金銭が、人類の為ではなく、そのものの繁栄を維持するための動きをしているように見えるのです。
金銭は、商品の流通をスムーズにして人類全体に分け隔てなく物資を届ける為に存在を認められた人間の創造物であります。勿論そこに実態はありません。国家の生産力や購買力という人間の動きがあって初めて価値を生み出すものです。『富を増やす為に富を使う』という行為は、その実体のない数字を増やすための努力であり、文明への貢献とは呼び難く、そこに現代社会の『停滞感』の正体がある、と、わたくしは見ております。
人間の産み出した金銭の増減は、いかに数字が動こうとも、文明の根本的な発展などではなく、むしろ、実態のない富を生み出すための富の投資は、人類の労働力と想像力と地球資源の空費である、と、考えることが可能です。現代社会は『文明の進化を阻む資本主義による暗黒時代』と呼ぶことができるでしょう。
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つまり、皆さまのお手元にある、金銭、お金、硬貨や紙幣は、科学や文化、芸術などの人類文明の発展に投資されるべきなのです。
科学は物質的な生活を豊かにし、芸術は精神的な生活を豊かにしてくれるのです！
もうここまで書けば、本ブログの賢明なる読者諸氏においては、わたくしが何を言いたいかおわかりになることでしょう。長々と駄文を書き散らかしましたが、文化や芸術的なアレに投資しろというのは、つまりウチの商品を買いましょうということだ～！
まぁ、つまりは宣伝です。そんなもんで新作をご紹介します！
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おわり。