ふと、
突然、
いきなり…
ぶわーーーーーって過去のワンシーンが
妙なリアルさで脳裏に蘇ったりする瞬間ってあるじゃない?
今朝、メイクをしている時に
鏡に集中する私の意識に滑り込んできた景色。
表参道の古いアパートで
タバコの煙を燻らしながらメイクしてる私を
嬉しそうに眺めている当時同棲してた彼氏と、
窓から差し込む光と
彼の吸うガラムの匂いと
部屋に染み付いたお香の香りと…
あれは22歳…だったかな。
フワフワと危うくて、くすぐったくって、
暖かくって、キラキラしてる。
クスクス、うふふ、と思わず頰がゆるむ。
人生が終わる時に見る走馬灯に
間違いなくこのシーンは入ってるだろう。
…間違いなく、あれが私の青春。