行き渋りのある子どもの学校の準備はどうしたらいい?

 

 

子どももママも未来に希望が持てる家庭療育

おうち療育アドバイザー浜田悦子です。

こんにちは^^


 

 

今日は、こちらの記事

 

「朝の学校の準備を自分で考えてできるようになるステップとは?」

 

 

にいただいたご質問にお答えします。

 


 

行き渋りのある、小学2年生のお子さんです。

 

まずは、ご質問を紹介します。


 

 

**ここから**


 

小2の息子がいますが、

学校の準備や朝の支度を自分でしません。

 

 

幼稚園の時はずっと行き渋りがあり、

小学生になっても

時期によっては行き渋りがあります。

 

 

息子にとって学校は

進んでいきたくなるような場所ではないようです…

多くの子がそう思ってるのかもしれませんが(^^;)

 

 

なので、学校に行くための準備など

自分でやろうとしません。

 

 

かばんに入れるだけは

させていた時期もあったのですが、

2学期になって行き渋りが

激しくなったので

準備どころではなくなり、

今はやっていません。

 

 

学校ではいろんなことの

準備は自分でやっているようだし、

休日など自分が行きたいところへ

行くときには着がえも

持ち物の準備もしているので、

準備の概念はわかっていると思います。

 

 

気が進まない時も

自分で準備をできるように

なる方法はありますか?

 

 

学校では先生から

頑張りすぎるくらい

頑張っているときいているので、

お家では親が手伝ってあげたのでも

いいのでしょうか?


 

**ここまで**


 

ご自宅の様子はもちろん、

学校の様子もしっかり観察されているなぁと感じました^^


 

今日は、

  • 小学2年生
  • 行き渋りが時々みられる
  • 学校ではかなり頑張っている

 

この3つから考えられる

「この先のこと」をお話しします。


 

  • 自分で準備させた時に起きること
  • 手伝うことで起きること

 

について、ヒントになれば幸いです。

 


 

 

このお子さんの場合、

結論から言いますが、

学校や朝の準備はママが手伝ってあげてください。


 

「かばんに入れるだけ」も今はなしにしましょう。


 

小学2年生くらいになると

自分でできないこともないかもしれませんが

まだまだ手伝って良い時期です。


 

あえて学年を言うなら、

4年生を目安に手伝ってあげてください。

(行き渋りがあるなら、もっと継続が必要です)


 

準備の概念も分かっていて

自分が行きたいところへ行く時には

準備ができるということは、

 

逆に言うと、

「学校の負担」がかなり大きいと考えることができます。


 

このまま

準備も自分でやり学校でも頑張る状態が続くと

行き渋りどころではなく

本当に学校に行けなくなってしまう可能性があります。

 


 

 

せっかく質問を送ってくださったママを

不安にさせてしまったらごめんなさい・・・


 

でも、わたしはお子さんもママも

今まで以上に困った状態になって

悩んでほしくないなと思っているので、

正直にお答えさせていただきますね。


 

「行き渋り」というのは、

わたしはヘルプサインだと考えています。


 

本当は学校に行きたくない

なんらかの理由があるはずなんです。

 

 

でも、

「学校では先生から

頑張りすぎるくらい

頑張っているときいている」

このギャップがとても気になっています。

 

 

もしかしたら、理由を言えずに

困っているかもしれません。

 

 

「学校は頑張るところ」だと

自分の考えを曲げることが

できないのかもしれません。

 

 

ですので、

朝の準備のサポートをしてあげながら

「毎日学校疲れちゃうよね」

「学校の準備するのも大変だよね」

という風に、

共感したり労ったりしながら

お子さんの「行き渋り」の

本当の原因を引き出せるといいかなと思いました。

 

 

 

 

小学2年生くらいだと

まだまだうまく理由を

言葉で説明することができません。

 

 

性格上、自分が苦手なことを

口に出せないお子さんもいます。

 

 

幼稚園の頃から・・・ということで

感覚過敏が関わっているのかな?と推測します。

 

 

このような背景から考えていくと

さらにお子さんに必要なのは

  • 周りのサポート
  • 息抜きスキルの獲得

だと感じました。

 

 

この2つについて、

具体的に解説しますね。

 

 

周りのサポートは、

  • 朝や学校の準備の手伝い
  • ねぎらいや共感

がオススメです。

 

 

負担を減らして、

お子さんの心にも体にも余裕を作りましょう。

 

 

また、

以前同じようなご相談をいただいた時には

息抜きのスキルを獲得することで

お子さんが落ち着いた事例がありました。


 

例えば、

  • クールダウンの場所や方法を決める
  • ヘルプサインを出す

 

など、お子さんが苦しくなった時に

自分で行動に移せたり

周りに助けを求められるようになるスキルです。


 

「息抜きスキル」と書くと

怠けているように感じるかもしれませんが

発達障害やグレーゾーンのお子さんは

白か黒かという、極端でしか

考えられなかったり、行動できなかったりします。


 

わたしたちも、疲れたら休む。

お茶を飲んで気分転換をする、とか

お菓子を食べてリフレッシュする、ということで

切り替えをしていますよね。


 

でも、それが自分でできなくて

ギリギリまで頑張ってしまうのが

発達障害やグレーゾーンの子どもたちなんです。

 

 


 

これができないままだと

いつかどこかで

頑張っていた糸が切れてしまう可能性があります。


 

そうなる前に、できることをしていきましょう^^


 

わたしの息子も、

保育園時代は登園渋りや拒否がありました。


 

今考えて見ると、

「やればできる」「慣れたらできる」

そんな気持ちばかりで、

息子のサポートや感覚過敏の配慮を

何にもしていませんでした。


 

わたしと息子のような親子を減らしたい。

そう思って、アドバイスさせていただきました^^


 

参考になれば幸いです。


 

お子さんの感覚過敏は、生まれつきものです。

 

生まれつきのものなので、それが当たり前なんですね。

 

これはどういうことかと言いますと、

ママやパパ、周りのお友達も

自分と同じ感覚をもっていると思っています。

 

なので、

周りと比べてできないことは

自分の努力が足りないからと思っていることがあります。


 

これが、頑張り過ぎてしまう原因に

つながってしまうように感じています。


 

お子さんに

「感覚過敏がありそうだけど、よく分からない」

そう思っているママは、

ぜひ講座にお越しくださいね^^


 

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**掲載していただきました!!**

 

朝日新聞デジタル(2021年10月1日):

グレーゾーン?発達障害?その時親親は…?2千人と関わった指導員の視点

 

 

 

 

毎日新聞(2021年8月31日):

新学期の「登校しぶり」 ヘルプサイン出しづらい子への向き合い方

 

 

 

 

 

  

(ひよこクラブ:2018年3月号)

 

 

 

 

(執筆・監修)

ユーキャン 子ども発達障がい支援アドバイザー講座

 

 

 

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